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プロパガンダゲーム (双葉文庫)

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 根本 聡一郎
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    「プロパガンダゲーム (双葉文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      珍しく小説である。

      大手広告代理店の就職試験の最終選考に残った8人の大学生。彼ら・
      彼女らにはとある課題が課せられる。宣伝戦略を利用して、仮想
      国家の国民を戦争に導けるか。

      学生たちは戦争に導きたい政府側、戦争をさせたくないレジスタンス
      側の2チームに分かれ、広告代理店が集めた100人の国民を相手に
      SNS上でそれそれがいかに国民の支持を得るかを競い合う。

      戦争の原因となる領土問題などの設定もそうだが、先に『電通巨大
      利権』(本間龍 サイゾー)を読んでいたので現実とシンクロする
      部分があってストーリー展開に引き込まれる反面、背筋が寒くなる
      感じもあった。

      小説ではあるけれど、現実とそれほど乖離していないのではないか
      と思う。勿論、このようなゲームが就職試験の最終選考になるはずは
      ないが、両チームが自分たちこそ正しいと思い、それぞれが繰り出す
      プロパガンダは本当にありそうなのだもの。

      国民感情は広告戦略でどうにでもなる。例えそれが非常に危険なこと
      であってもだ。本当にこんなこと、考えていそうだよね。実際、ネット
      上の異常な自民党支持は電通経由で雇われた人たちが行っているなんて
      話もあるくらいだしね。

      本書のラストは「続編があるか」と思わせる感じだが、このラストに
      行く前の学生たちの後日談も興味深かった。

      いや~、電通関連緒の作品と本書を立て続けに読んだせいかも知れない
      が、なんか怖いわ。人の感情を煽る戦略って、今の政府は本当に考え
      そうだもの。

      「これは小説なんだ」って自分に言い聞かせないとね。でも…。


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      2017/11/13 by

      プロパガンダゲーム (双葉文庫)」のレビュー


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