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海辺 生命のふるさと

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 生態学
定価: 1,680 円

毎日、干満のリズムを繰り返す海。その永遠のリズムの中に生きる生物たちに、“生命の棲み処―地球”の姿をみた著者。カーソンの原点ともいうべき本書は、海辺のさまざまな環境と生物たちの生態をあますところなく紹介し、伝えてくれる。

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    • 評価: 4.0


      今回読了したのは、レイチェル・ルイーズ・カーソンの「海辺 生命のふるさと」。

      この女性科学者の伝記はいくつか出版されているみたいですが、作品としては、農薬の害を訴えた「沈黙の春」を以前読んで、考えさせられたことがあります。

      著者のレイチェル・ルイーズ・カーソンといえば、先駆的なエコロジストといった大雑把な括られ方をされがちですが、それだけでは彼女の値打ちが見えてこないという気がします。

      彼女は何より作家だったと思います。書くことを天職とした文筆家であったと思う。
      環境問題に警告を発していた科学者などといった捉え方をするよりも、何はともあれ、簡素に的確に書くことを追求し続けた一人の作家とみて、彼女の作品を読んだ方が面白いと思う。

      この「海辺 生命のふるさと」は、実に美しい文章で綴られている。
      まず、地球上の海岸を三つの基本形、すなわち岩がごつごつした岩礁海岸、そして砂浜、そしてサンゴ礁に分け、それぞれに生きる海岸生物の驚くばかりに多彩な生態が描かれている。

      書きながら、生命のはじまりを思う。例えば、潮だまりのカイメンを観察しながら、古生代の海を想起する。
      それらの生物に較べると、人間などはほんの新参者にすぎないことを思う。
      果てのない「海の永遠のリズム」を思う。

      彼女は勤勉にコツコツと、刻むように書き続けたのだろう。
      完成までに5年を費やしたと言われており、そこには彼女の作家としての強い意志を感じることができるんですね。

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      2018/10/22 by

      海辺 生命のふるさと」のレビュー


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