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日本人に「宗教」は要らない

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 仏教史
定価: 860 円
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    「日本人に「宗教」は要らない」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      日本人が意識していない日本人のよさ。それは、無宗教、宗教には関心がないと言いながらも、実は生活の中に仏教の教えや実践がしっかりと根付いているから。(いや、根付いて”いた”・・・?)

      神道や武士道は国家(政治)に利用されたけど、本来はりっぱな教えだと思います。欧米の歴史は宗教と政治の歴史(切り離せない)。神を信じるとか救いという意味での宗教はどうでもいいけど、どう生きるかという道徳実践としての宗教?(政治に利用されない、普遍的な道徳)は、必要だと思う。

      日本人の徳の高さは、やっぱり一神教でない日本の歴史の中にあるのですね。概して日本人には一神教はなじまない。その理由も分かります。(なじむ人もいます。それはそれでいい)

      私は初期仏教の本をけっこう読んでるけど、禅(曹洞宗)の教えもいいと思います。
      ただ、(初期仏教の)「まず自分が救われたい」という根性を利己的だと問題視し、大乗仏教は「自分のことを忘れ、まず他人を先に救う」その心こそ菩薩の心だと説く、と書かれてるのは、ここはネルケさんの解釈が違います。誤解されてます。初期仏教は「救われたい」などとは考えず、「まず自分を高める努力をしましょう」という教えです(救いを求める”宗教”とはちょっと違う)。もちろん「無我」「エゴをなくす」ということは同じです。「慈悲」の心を最も大事にします。まったく利己的ではなく(逆です)、理性的なんだと思います。

      日本の葬式仏教についての否定的な考えも書かれてます。
      おかしな事がいっぱいあります(お金がらみ)。
      拝金主義に飲み込まれないで、自営業の”商売”になってしまわないように、みんな(人類、生きとし生けるもの)のためにがんばってもらいたいと思います。(戒律を守らない僧侶ってのも、なぜ僧侶と言えるのかが???)

      ネルケさんはドイツ人なので、西洋の宗教やものの考え方や価値観などがとても分かりやすく比較できました。西洋は西洋の歴史があり、日本には日本の歴史がある。
      日本には日本のいいところがあって、日本に合った文化があって、それは大事にしたいなあと思いました。

      これからも「日本人に宗教は要らない」といえる日本であればいいなあ。
      でもそろそろ宗教が必要・・・?
      >> 続きを読む

      2014/12/04 by

      日本人に「宗教」は要らない」のレビュー

    • 〉「日本人に宗教は要らない」といえる日本であればいいなあ。
      私もそう思っています。
      日本人って伝統的に精神論がとても高度に発達した文化を持っています。
      庶民すみずみまで、平家物語の「無常」が理解できるんです。すごいことですよ。
      それを護っていけばいいのだと思います。それが教育なんだと思います。
      古典の排除なんて一時ありましたがとんでもないことです。
      >> 続きを読む

      2014/12/04 by 月うさぎ

    • >「まず自分を高める努力をしましょう」
      自力本願の思想でしょうか、強くなりたいと思います。
      「無常感」というのは自然に植えつけられているのが日本人かなと思います。
      理解できていると言うのは本当に凄いことですね。
      >> 続きを読む

      2014/12/04 by 空耳よ


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