金正日の料理人

こうして私は1987年8月の暑い日に、家族に見送られ成田を飛び立った。家族は、私が再び北朝鮮に、しかも3年間も行くということで、さすがに不安を隠せない様子だったが、私自身は違っていた。私の中には、何の不安もなかった。それどころか、北朝鮮に行けば、金正日はすぐまた私を呼び出すに違いない、そう確信さえしていた。しかし私は、その後自分の運命が180度変わることになろうとは、夢にも思っていなかったのである。日本人でありながら、金正日の専属料理人、そして友人として北朝鮮中枢で13年間を過ごした男の独占手記、待望の文庫化。
「金正日の料理人」 の読書レビュー (最新順)
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評価:
金正日の料理人―間近で見た独裁者の素顔。藤本健二先生の著書。北朝鮮の最大権力者であった金正日の専属料理人であった藤本健二先生ならではの視点で描かれた金正日の実像。権力者=傲慢不遜で攻撃的で我儘三昧の人間というレッテルを貼ってしまいがちだけれど、人間らしさ、人間的魅力を持つ素顔の金正日が垣間見える内容でした。
2018/10/18 by 香菜子
「金正日の料理人」のレビュー
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