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翼をください

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,785 円
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    「翼をください」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      【高揚感を呷るなぁ】
       世界で初めて世界一周を成し遂げた飛行機とその乗組員のお話です。
       これは日本の飛行機だったんですね。
       毎日新聞社の「ニッポン号」。
       これは史実。

       この史実をベースにして、アメリカの女性パイロットのアメリア・イヤハート(作中ではエイミー・イーグルウィングという名前に改変しています)の物語を絡めたフィクションとなっています。

       アメリア・イヤハートは、一説によれば米軍がスポンサーとなり世界一周飛行に乗り出したものの、それは、米軍が対日戦争の準備のためにスパイ的な行為をさせるためだったという話もあるようです。
       作中では、エイミーはそれに気付いてしまい、その様な企みを阻止するために燃料切れで墜落したのだとされています。
       しかし、たまたま付近を航行中の日本海軍に救出され、極秘裏に日本で生活していたという筋書きになっているのですね。

       で、その後、暁星新聞社による世界一周飛行が企図され、日本海軍が全面的に支援することになり、世界一周をするための飛行機として「ニッポン号」が作られました。
       また、その際、山本五十六の密命により、世界一周飛行の難所をサポートするために、極秘にエイミーがニッポン号の8人目の乗組員として搭乗したのだという筋書きです。

       山本五十六は、米に立ち寄ったところでエイミーの役割は終わりであり、そこから秘密裏に故郷に帰してやるつもりだったのですが、エイミーは、米軍に逆らって消息を絶ったわけですから、故郷に帰ってもそれがバレてしまえば親にも迷惑をかけると考え、一度は親元に戻ったものの、ニッポン号と共に最後まで世界一周飛行に参加することを望んだというわけです。

       さて、このような物語ですので、まぁ、盛り上げてくれること、泣かせにかかること。
       重要な登場人物として、ニッポン号に乗り組んだ暁星新聞社のカメラマン山田順平がいるのですが、彼の純朴な気持ちとエイミーの心の交錯が一つの大きな幹になっています。
       
       この作品自体、ニッポン号が世界一周飛行をした70周年の年に作られたということで、毎日新聞社のサポートもあったようです(大体、出版が毎日新聞社です)。
       
       物語は、暁星新聞社の記者が、暁星新聞社135周年記念の企画の一つとして、主筆にインタビューするところから始まり、主筆の話から山田順平のことを知り、彼が現在も生活しているエイミーの故郷に訪ねていき、取材するところから始まります。
       その後、エイミーによる世界一周飛行とそこに隠された陰謀が語られ、最後にニッポン号による世界一周が綴られるという、大きく分けると三部構成になっているわけですね。

       なかなかダイナミックな作品に仕上がっており、結構読ませますよ~。
      >> 続きを読む

      2019/11/28 by

      翼をください」のレビュー


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