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アンタッチャブル

2.3 2.3 (レビュー3件)
著者: 馳 星周
定価: 1,998 円
いいね! kurobasu

    「アンタッチャブル」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 1.0

      馳星周氏の作品はほぼ欠かさず読んでいるつもりですが、今回の作品は”驚天動地の公安エンターテインメント”、”痛快コメディ・ノワール”、ページ数も500ページを超える大作です。

      期待して読み進めると同じ尾行描写の連続、主人公宮澤と上司の椿とのやり取りも同じような場面の連続。ラストも大どんでん返しどころか、ああやっぱりなという幕切れ。唯一楽しめたのは主人公宮澤のフィアンセ千紗のエロいメールや言動だけ...。

      非常につまらない作品になっています。

      著者には硬質で退廃的なノワールをぜひ期待したい。 >> 続きを読む

      2016/04/25 by

      アンタッチャブル」のレビュー

    • 評価: 2.0

      警視庁公安部の「アンタッチャブル」と、捜査一課の「落ちこぼれ」コンビが巨大テロの脅威に挑む。
      容疑者追跡中に人身事故という不祥事を起こしてしまった捜査一課の宮澤に、異例の辞令が下った。
      異動先は警視庁公安部外事三課。
      上司は公安の「アンタッチャブル」 かつては将来の警察庁長官と有望視され、妻の浮気・離婚を機に、「頭がおかしくなった」とうわさされている椿警視。
      宮澤に命じられたのは、椿の行動を監視・報告すること。
      椿とともに、北朝鮮のスパイと目される女の追跡をはじめるのだが。
      疾走するストーリーに、一筋縄ではいかない人物たちが次々登場。
      数多のトラップ、ラストの大どんでん返しまで一気読み必至のコメディ・ノワール!

      第153回(2015年上半期) 直木賞候補作

      正直なところ、この作品で馳さんが直木賞を取らなくて、ほんとうによかったです。
      とっていたら、本作が馳さんの代表作品になっていたところです。
      そう思うと背筋が寒くなってくるほど、馳さんらしくない作品、そして何よりも内容的にほんとうにつまらない作品でした。

      『サンデー毎日』誌へ2010年9月から2011年10月に亘って連載されていたものを纏めたものです。
      1年間もダラダラダラダラとこんな作品を掲載させていた『サンデー毎日』の文芸部の担当社員の怠慢も非難されてしかるべきだし、直木賞選考の際、下読みのレベルで落とせなかった関係者一同に猛省を促すものです。
      最終的に受賞から漏れたというのは必然。
      馳さんらしい硬質で、退廃的で、救いようのないノワールを500ページ超えで書かれていたとしたら、もしかしたら順番だったかもしれませんね。

      最近、良質なハードボイルド、ミステリを書いてこられた作家さんの突然のコメディ挑戦に戸惑っています。
      馳さんの本作、高村薫さんの『四人組がいた。』、貫井徳郎さんの『ドミノ倒し』と一定の固定ファンを持っている大御所が果敢にお笑い小説にチャレンジしているのですが、どれもこれも無残な失敗に終わっているところが残念です。
      戸梶圭太さん、平山夢明さん、福澤徹三さんの域に達しないです。
      なまじっか、しっかりした文才をお持ちなだけに、痛々しさは半端じゃないですね。

      馳星周さんをこれから読もうと思っていらっしゃる方には全然オススメできませんし、これまでの馳さんを読んでいらっしゃっていて、この装丁、この厚みに期待をされていらっしゃる方には、一時もはやく本書からの避難をオススメ致します。

      だいたい“コメディ・ノワール”なんてふざけたコピーが許せない。
      馳さんも確信犯。
      連載当時から絶対わかっていたはず。
      わかっていて、「いつまで書かせてくれるかな?」「こんなんで原稿料もらっていいいの?」っていうスリルを味わっていたようなところが随所に感じられます。
      無意味な物語の繰り返し、似たようなシーンのリフレインは、読者と編集者を試していますよ。
      だから駄作にはしっかり落第点をつけてあげることが、著者の「しっかり読んで」という願望にいちばん沿う読者の姿勢であると、僕は考えます。
      今年の直木賞受賞は期待しています。
      >> 続きを読む

      2016/01/05 by

      アンタッチャブル」のレビュー

    • 新年ですね。良い年になりそうですか。

      新年一作目がいまひとつというのは残念でしたね
      コメディノワールってなんだ❓イメージ出来ないし、既に残念な空気が漂っていますね。

      今年もわたしが読んでみようと思わなかった種類の本を教えてもらえることを楽しみにしております。
      >> 続きを読む

      2016/01/07 by jhm

    • >jhmさん
      いつも、コメントありがとうございます。

      >新年一作目がいまひとつというのは残念でしたね。

      まさに、です。新年早々、ケチがついた感じがしてすごく嫌でした。
      なんと、僕は今年、本厄とのこと。
      普段から神様を信じない僕としては、厄年だからといって厄除けに出掛けるのも業腹です。
      でも、気になりますね、新年早々の読書が失敗だと…。
      本年もよろしくお願いします。
      >> 続きを読む

      2016/01/07 by 課長代理

    • 評価: 評価なし

      2015年上半期直木賞候補作品。警視庁公安部外事三課に異動になった主人公が、妻の浮気と離婚を機に頭のネジがいかれてしまったと「アンタッチャブル」扱いされる上司と共に繰り広げる、荒唐無稽なスパイ追跡劇&コメディです。馳星周さんの著作品に馴染みがなく、初めて読みましたが、テンポ良い会話とスピーディーな展開で、506ページの厚さが負担になることなく読めました。

      クセありな登場人物たち、北のスパイを探るべく出し抜きあう公安部の捜査や、随所にちりばめられたトリックなど、楽しく読める要素はたくさんあるのですが、しかし、最後のページに行きついた途端「…で、結局何だったんだ?」という脱力感を感じたのも事実です。

      まず、主人公が最初から最後まで翻弄されっぱなしで、意思や信念が描かれていなさ過ぎですし、アンタッチャブル扱いされる上司のキャラも、ストーリー展開に応じて都合よく性格が変わるだけの人という印象で、キーとなる二人へのシンパシーを感じられなかったことが理由のひとつ。(特に、フィアンセとなる女性の登場と経緯は…必要だったでしょうか?)

      たとえ、変人でもダメキャラであっても、どこかにブレない部分や愛すべき点がないと、登場人物はストーリーを動かすための道具で終わってしまうように思います。この作品での「アンタッチャブル」な上司は、海堂尊さんのバチスタ・シリーズにおける白鳥圭介を彷彿とさせますが、白鳥には医療に対する揺るぎない考えがあったからこそ、あの破天荒っぷりが愛すべきキャラとして定着したのだと思います。このテの「頭はキレるけど子供じみた風変りなヒト」は、他でも雨後の筍のごとく散見されますが、そろそろ食傷気味だなぁというのが正直な感想です。

      もうひとつは、ストーリーがあまりにもご都合主義で、最初から最後まで法螺話と分かっている物語を読んでいるような、フラットな印象になってしまったことです。本来ならコメディとして収束される場面も、ハラハラドキドキを狙ったエンタテイメント的な部分も、どこかにリアリティを感じたり、感情移入できる箇所があってこそ、その落差による笑いや興奮が生まれるものだと思うのですが、それがないと、目の前で繰り広げられるドラマをただぼーっと眺めているだけというような気持ちになってしまうのでした。

      相当ぶっ飛んだキャラばかりなので、シリーズ化されたりするのでしょうか?面白くなる要素は満載だと思うので、今後に期待したいと思いました。
      >> 続きを読む

      2015/10/23 by

      アンタッチャブル」のレビュー


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