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新版 土門拳の伝えたかった日本

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: 土門 拳
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    「新版 土門拳の伝えたかった日本」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      --早く撮らないと、仏像が動き出してしまう--


      日本画と比べると西洋画は、美が絶対的・主体的に存在するように感じます。
      何かそこに不動の美が本質的にあって、だから、誰がどこからどう見ても、美は美で、と。

      イングリッド・バーグマンでしたっけ。360度どこから観ても美しいと言われたのは。
      そういう表現が合うのが西洋の女性のように感じます。
      西洋美術館に行って感じ入る絵も、それが自然にせよ人物画にせよ、堂々と額の中に座っている感じで、圧倒される思いです。

      日本画は、反対に、美が非常に相対的かつ刹那的で、瞬間のきらめきのようなものを如何に切り取るかに腐心しているように感じています。
      見返り美人なんて表現も、だから、日本(東洋)特有だったりしないのでしょうか。
      草枕のラストシーン、それですよそれ、と主人公が女性の瞬間的に見せた美しさに躍動する下り、あれはもしかしたら西洋の人には伝わりにくいのかも知れないと感じます。

      それで、写真ですが、これは世界を、狭いスペースと一瞬の時間に封じ込めて捉える表現形式で、その点では、日本の美の捉え方と合致しているのでは無いかと思うわけです。

      そのためかどうか分かりませんが、土門拳の写真はまさに、圧倒するものがあります。
      特に仏像の類いの写真は、本当に、動き出すような迫力で、観るこちらが後ろずさりしてしまう思いです。

      法隆寺、唐招提寺、行かねばなりませんね。
      そして室生寺にもまた。確か11月が特別拝観の日です。
      関西にいる恩恵を存分に享受しようと思います。
      >> 続きを読む

      2017/08/22 by

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