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天文方と陰陽道 (日本史リブレット)

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: 林 淳
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    「天文方と陰陽道 (日本史リブレット)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

       江戸時代の改暦に陰陽道がどう関わってきたのか、なぜ改暦が必要だったのか、その狙いがざっくりとまとめられている。統一国家としての権威や暦を作ることのできる先進性を示すために改暦をしたという解説がなされている。当然そういった面もあるだろうが、むしろ江戸幕府に なって全国が統一された結果、各藩のバラバラな暦では不都合が生じてきたから共通の暦が必要になった、という単純な理由だったかもしれない。

       さて、暦づくり行う天文方が世襲となったことで暦の精度が落ちたという指摘は傾聴に値する。体制の世襲は全く問題がないわけではないが長い目で見れば安定に寄与する面もあり一概に否定はできない。しかし暦づくりという技術職を世襲にしてしまったがためにその能力の無い者を任命せざるを得ず、能力主義で技術の継承をしていた仙台藩の人材によりかろうじて天文方、ひいては暦づくりを継続することはできてはいたが、精度の悪化、果ては技術の喪失を招くという結果を招いてしまっている。これは現代でも起こりうる課題である。立ち上げメンバーの知識技能をどうやって継承させるか、そして後任を誰にするか、非常に難しい問題である。 >> 続きを読む

      2017/07/15 by

      天文方と陰陽道 (日本史リブレット)」のレビュー


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