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狐笛のかなた

3.7 3.7 (レビュー3件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,575 円

夕暮れの枯野を火色の毛皮を光らせて駆ける子狐はふしぎな娘に出会った。“あわい”に生まれ、使い魔として生きる野火。“聞き耳”の力を受け継いでしまった小夜。そして、森陰の屋敷に幽閉されている少年小春丸。彼らは、隣り合うふたつの国の、過去の因縁と呪いの渦に巻きこまれていく。孤独でまっすぐな二つの心の物語。

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    「狐笛のかなた」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      綺麗な文章でした。
      小夜と野火のやりとりは素敵。
      狐を使役するための笛をはやくどうにかして!とハラハラした。

      2014/02/22 by

      狐笛のかなた」のレビュー

    • 上橋菜穂子さん...どこかで聞いたことが有る...と思ったら、守り人シリーズの作者さんでしたね♪ >> 続きを読む

      2014/02/23 by ice

    • 文章自体が綺麗な本は読んでいるだけで心洗われる感じがすきです☆

      2014/02/23 by chao

    • 評価: 4.0

      上橋菜穂子さんといえば、「守り人」シリーズ「獣の奏者」シリーズが特に有名ですが、この「狐笛のかなた」は一冊完結ものです。
      340ページと、決して長すぎはしない本なのに、読み終わったとき、長い長い時の中を共に歩んでいったような、そんな不思議な気持ちにさせてくれる一冊でした。
      小夜は産婆の祖母と里のはずれで暮らしていた。ある日、一匹の狐を助けるために、近寄ってはいけないといういわくありげな屋敷に身を隠したのがきっかけで、人生が大きく動き始める……、といった導入かな。

      上橋さんの物語のすごいところは、とにかくまるで自分たちもその景色を「視ている」ような気分にさせられる、その素晴らしい描写力にあると思います。
      小夜に助けられた野火が、小夜と小春丸と混ざって遊びたいと願う最初のほうのシーンからもう泣きそうになってしまいました。切ない……!

      この野火がすごくいいやつで、最後はそうなるのかあと思いつつ納得の結末でした。
      野火には報われてほしと思ったので、ちょっと切ない余韻の残る終わり方でしたが、この終わり方は好きです。
      私は小春丸も好きだったので、逆に小春丸の出番が予想以上に少なかったことが残念でしたが。
      全体的にページの割に人物がたくさん出てくるので、もっと書き込んでほしかった登場人物とかも多くて、そこがちょっと惜しかったです。木縄坊とか好きだったのですが。そう考えると、もうちょっと分量があってもよかったのかもしれないですね。

      でも、非常に切なく、けれど優しい気持ちになれるような、満足感の高いファンタジー小説です。やっぱり上橋さんの書くファンタジー小説はいいなあと思ってしまいました。ほかの物語も久しぶりに読みたくなったりして、余韻に浸っています。

      あと、何と言っても表紙がきれいで、断然ハードカバーのほうがお気に入りです。
      >> 続きを読む

      2013/10/22 by

      狐笛のかなた」のレビュー

    • >近寄ってはいけないといういわくありげな屋敷

      人一倍怖がりますけど、絶対入らずにはいられないですよねーw >> 続きを読む

      2013/10/23 by makoto

    • 冒頭から映画をみているような、山郷・夜・草の匂い・走る野狐・・・あっという間に引き込まれる。上橋さんの描写力は凄い!せつない物語であるけれど、後にほんわり胸が暖かい。大好きな本です。 >> 続きを読む

      2015/12/04 by nichiyobi

    • 評価: 4.0

      ファンタジーはいかにその世界に入り込むかで、楽しみの度合いが変わってくるような気がする。

      聞き耳や霊狐、あわい、呪者など妖怪?の世界と、何時代なのか古い日本の国と国の領地をめぐる武家同士の争い、怨み。この辺りを理解するのに集中できなくてちょっと苦労した。
      (花と野菜づくりの方に興味がいってるからね・・・)

      でも、後半になって、野火や小夜の思いがぐぐっと伝わってきて、切なくなった。

      人も狐もない。命は平等で、みんな大切。そして、一番大事なのは人(相手)を思う心。

      「おれは主さまの道具だった。命じられたままに殺すのはあたりまえのことだった。」
      「おれは狐だから、腹が減っているときに、ねずみを見つけたら、よだれがでる。・・・牙をたてるのに胸が痛んだことなどない。でも、腹が減っているわけでもないのに、悲鳴をあげているものを殺すのは、なぜだか、胸がいたかった。・・・」
      「だから、小夜のふところに抱かれたとき、温かくてほっとした。・・・うれしかった」

      小夜を想う野火は、自分の命を犠牲にして小夜が大切に想う人・小春丸の命を守る。


      ー怨んでも、時はもどせません。この先を、変えるしか、わたしたちにはできない・・・。(花乃)
      この言葉が、領地争いの問題を解決させる。

      何よりも、自分の命よりも好きな人の幸せを、それだけを思う。そのとき、心は明るく晴れる。
      野火と小夜はそうだったんだと思う。
      >> 続きを読む

      2013/03/31 by

      狐笛のかなた」のレビュー

    • >花と野菜づくりの方に興味がいってるからね・・・

      なんだかこの一文で和みました(笑
      もう春ですしね♪

      >ファンタジーはいかにその世界に入り込むかで、楽しみの度合いが変わってくるような気がする。

      これ、とっても同感です♪
      >> 続きを読む

      2013/03/31 by chao

    • > ファンタジーはいかにその世界に入り込むかで、楽しみの度合いが変わってくるような気がする。

      ホントにそうですね。

      なので、長編ファンタジーの場合は、冒頭の何冊かは入り込めなくてもガマンして読むようにしています。

      ハマるとスイスイ~♪
      >> 続きを読む

      2013/04/01 by ice

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      著者: 上橋菜穂子

      他のレビューもみる (全2件)

      • 評価: 4.0

        不思議な力を持った人間の小夜と、あやかしの霊狐である野火の関係が切なかった。
        どちらも孤独を抱えているけれど、とても純粋な心の持ち主。
        二人はお互い惹かれあいながらも、国同士の醜い抗争の中で傷つきあい、そして、未来へ向かって我が身を捨てる。

        純粋な心の主人公が人々の憎しみや悲しみの渦に翻弄されていくという構図は、上橋菜穂子作品の特徴だろう。
        そこに描かれる憎しみや呪いや怒りの感情はとても生々しく、児童文学の枠を超えている。

        でも、それら負の感情の生々しさを上回る、優しさや一途さや強さも描かれているのだ。
        だから、読み終えた後すがすがしい気分になる。


        世の中にはどうしようもなく汚いものが存在していて、
        そこから目をそらさずに強くまっすぐ生きるということは、
        泥臭く生きることでもある。


        読後のすがすがしさは、ファンタジーだからこそ味わえる気分なのかもしれない。
        もしもノンフィクションで現実味がありすぎたら、きっと毒気にやられて気分が悪くなってしまうだろう。
        >> 続きを読む

        2014/12/09 by

        狐笛のかなた」のレビュー

      • >読後のすがすがしさは、ファンタジーだからこそ味わえる気分なのかもしれない。

        思い切りファンタジーでありえない世界を堪能するの、いいですよねー。映画でもそういうの好きです! >> 続きを読む

        2014/12/09 by ただひこ


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