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野菊の墓

著者: 伊藤 左千夫
定価: 1,575 円

政夫は、いとこで二つ年上の民子と姉弟のように過ごしてきた。やがて、二人の間に恋がめばえはじめるが、周囲の大人達には理解されず...。忘れられない純粋な恋を描いた名作。

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    「野菊の墓」 の読書レビュー

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      著者: 伊藤 左千夫

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      • 評価: 4.0

        江戸川の矢切の渡し付近の静かな田園を舞台に
        十五の政夫と二つ年上の従姉民子との間に
        芽生えた幼い清純な恋は、
        世間体を気にする大人たちのために隔てられ、
        少年は町の中学に行き
        少女は心ならずも他に嫁して間もなく病死してしまう。
        純真、可憐な恋物語として多くの読者の共感を誘った
        『野菊の墓』
        心理小説風の『浜菊』、ほかに『姪子』『守の家』を収める。

        可憐といえば可憐ではあるのだが
        どうしようもなく、繊細な二人の恋は
        お互いを意識しだし、周囲を意識し、恥じる。
        あまりにも、弱くて、お互いの想いをつらぬく事ができない。

        特に最後の三行の一行目は納得はいかないが。

        そうであるにしろ
        ヒロインを描写する部分は
        本当に男性からの視点で
        美しさが際立つ。

        「僕もとから野菊がだい好き。・・・民さんは野菊のような人だ」
        あまりにも、ぎこちなく、相手に自分の気持ちを伝えようとする辺りも
        今では考えられないことかもしれません。

        個人的にはその他の短編
        「浜菊」と「姪子」の流れというか対比が良い。
        特に「姪子」の最後は良い。

        (前略)
        人間はなんでも意気で以って思合った交りをする位楽しみなことはない。
        そういうとお前達は直ぐとやれ旧道徳だの現代的でないのと云うが、
        今の世にえらいと云われている人達には、
        意気で人と交わるということはないようだね、
        身勝手なる了簡より外ない奴は大き面をしていても、
        真に自分を慕って敬してくれる人を持てるものは恐らく少なかろう、
        自分の都合許り考えてる人間は、
        学問があっても才智があっても財産があっても、
        あんまり尊いものではない。

        (明治四十二年 四月)
        明治の頃も今もあまり変わりがない気がしますね・・・・。
        >> 続きを読む

        2013/07/13 by

        野菊の墓」のレビュー

      • > 十五の政夫と二つ年上の従姉民子との間に
        > 芽生えた幼い清純な恋は、
        > 世間体を気にする大人たちのために隔てられ、

        障害が多いほど燃え上がる感じなんでしょうね。うんうん。
        >> 続きを読む

        2013/07/14 by ice

      • 皆様 コメントありがとうございます。

        月うさぎさん
        >「野菊の墓」といえば、主演松田聖子の映画というイメージが残っちゃいました。
        ・・・ああ、薄っすらと記憶からよみがえってきました。
        当時からアイドルにあまり、接点が無かったので、あまりおぼえてませんが

        >こういう場合、映画化も罪ですね。

        本当にそうですね・・・。
        自分も「タイトルは知っていても読んだことないな~って」
        軽い気持ちで読んだが逆に良かったのかもしれません。

        上手く言葉には出来ないのですが
        最近特に、本は、それに見合ったときに自然と読めるようになる事が
        多い気がします。
        (娘の本棚から『空とび猫』を回収して読んでいる父親がいうのも、あれですが(笑))
        人と同じで、月うさぎさんが自然とページを開く時が来れば
        その本と“縁”があった、ということの様に思えます。

        tadahikoさん
        >純朴すぎ…
        >現代でもこんな恋愛ってあるのだろうか。

        ですよね~。
        おそらく、ないように思いますが。

        当時の純粋さ(情報の不足もおおきな要素)だと思いますが

        家庭の事情で別れる(別れさせられる)というのも
        現在では少なくなった(0ではないでしょうが)のも
        要因の一つだと思います。

        chaoさん
        >本から読むのが正解ですよね、絶対…
        映画を観ていないのでなんとも言えませんが
        月うさぎさんのコメントを読む限り(笑)
        そちらの方が無難かと・・・

        iceさん
        >障害が多いほど燃え上がる感じなんでしょうね。うんうん。

        まぁ、この作品だけでなく、『ロミオとジュリエット』なんかも
        あっさり、「結婚していいよ」とか言われたら
        物語としても、あまり面白みがありませんよね(笑)

        あと、不倫等の恋愛を友人等から相談を受ける時に
        わりと否定をしないことにしています。

        そういう人に限って「彼(彼女)の良さを分かるのは自分だけ」って
        幻想に浸りたい為に
        相談という名の否定を(無意識に)欲しがっている場合が多いので
        燃料を与えない為にも、肯定すると、拍子抜けする事が多いです。

        最後、全く関係ない話でしたね(笑)
        申し訳ありません。
        >> 続きを読む

        2013/07/15 by きみやす


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