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春風のスネグラチカ (F COMICS)

3.5 3.5 (レビュー1件)
著者: 沙村広明
定価: 842 円
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    「春風のスネグラチカ (F COMICS)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

       始めにあらすじ……は止めておきます。まぁ、お察しの通り、表紙に登場している車椅子の少女と隻眼の青年を主人公にして物語が描かれるわけですな。
       
       1冊完結なので、事前の情報は少ないほうが良いでしょう。といっても、私はポチる前にさらーっとレビューを読みました。そこで目にしたのが「ロシア史の知識が多少なりともあった方が良い」との忠告。

      「ろ、ロシア史!?」

      ……いやいや、今回の私はその程度でうろたえません。そのあたりは過去に興味を持って調べたことがあるので、wiki並みの浅い知識ならあるのです! ちなみに興味のきっかけは「名探偵コナンー世紀末の魔術師」。何かに興味を持つきっかけは、大抵フィクションからなのです……。

       でもまあ、読んでみたところ、知識が必須というわけでもありませんでした。実在の人物がバンバン出てきますが、巻末に「読み終わった人のための人物紹介」というコーナーがあるので、著者としても読後に知ってもらえればくらいのスタンスなのでしょう。まずは、知らずに一読、次に知って一読と、2倍楽しめるというわけです。

       タイトルの「スネグラチカ」は「雪娘」という意味らしいのですが、「雪娘」は春になると解けて消えてしまう存在です。つまり、タイトルからしてもう不穏なのですね。ちなみに車椅子の彼女が「スネグラチカ」です。さて、どうなるスネグラチカ……!

       「スネグラチカ」は冬のように過酷な世界を生きることを運命づけられているわけですが、寒い季節を誰かと寄り添って生きていく、といった意味も込められているように思いました。

       あとがきでは、ツン95%のツンデレッ娘物語を書くつもりが、禿げたオッサンのツンデレ話になってしまった、と書かれていました。これはかなり的を得ています。オッサンには注目です。

       非常に上手くまとめられた「一冊の美学」を感じる漫画です。一冊好きにはドンピシャでした。
      >> 続きを読む

      2015/08/13 by

      春風のスネグラチカ (F COMICS)」のレビュー

    • >ゆうぁさん
      『愛を喰らえ』といい、文化庁メディア芸術祭って面白いですね。

      >激動期を舞台にして構築されるフィクションといった感じなのでしょうか。
      そうですねぇ、その激動期に振り回された人々の、歴史の裏にひっそりあった物語という感じです!
      主人公たちは思惑に翻弄された側の人間ですが、暗殺と陰謀の部分を知っていたらさらに楽しめると思います。
      >> 続きを読む

      2015/08/15 by あさ・くら

    • >空耳よさん
      主人公スネグラチカは冬だけの命というわけではないですが、春のような穏やかな時間は過ごせないくらい過酷な生い立ちなんです。

      一冊に凝縮された美学はとてもあります!
      >> 続きを読む

      2015/08/15 by あさ・くら


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