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血価の証言―北海道・角田砿における中国人強制労働の実態

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 富樫 利一
定価: 3,024 円
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    「血価の証言―北海道・角田砿における中国人強制労働の実態」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

       非常に痛ましく、凄まじい本でした。
      そして日本人として恥ずかしく思う本でした。

       内容は、太平洋戦争時に日本が国家ぐるみでおこなった中国人の拉致⇒強制労働に関するものです。
      強制連行された方たちの多くは北海道に連れてこられ、そのほとんどは炭鉱での重労働に劣悪な環境下で従事させられました。そして、とてもたくさんの方が亡くなっているのです。

       アウシュビッツに引けをとらない非人道的な行為がまかり通っていたようです。しかも日本はそれをきちんと認めて謝罪することを行っていません。当時 外務省が作成した調査報告書がアメリカから出てこなければシラを切り通すつもりでいたようです。まことに恥じ入る思いです。

       日本の教科書はこういった事実をほとんど教えていません。過去の恥部を教えることは自虐的でナンセンスだという著名人や有識者もいます。でも、被害者側の気持ちを考えたときに、彼らの前で同じセリフを吐けるでしょうか。また、過去の過ちを真摯に受け止め反省することのできない民族が信頼を得られるでしょうか。少なくとも被害者の遺族たちとの関係修復は不可能でしょう。

       日本人として是非 読むべきです。こういう事実があったことを知っておくべきです。知ったからといって過去は変えられませんし、特に何かできるわけではありません。でも知っておくべきだと思うのです。特に北海道に生まれ、北海道に住む人間としては知っているべき話です。

       北朝鮮による拉致問題を知らない日本人は皆無に等しいでしょうが、はたして日本による中国人の拉致・強制労働を知る人はどれだけいるでしょうか。
      加害者だった話は隠そうとするのに、被害者になった話は大騒ぎする。間違いなく 拉致事件も超一大事でしょう。ですが、かつて日本も、戦争という特殊な状況下であったとしても、同様かそれ以上に非道な行いをしたのだという事実をもっとみんなが知るべきです。知らなければ反省することも、過去から学ぶこともできないではありませんか。

       日本の今の教育、政治のあり方に大いに疑問を感じます。方向修正されることを願ってやみません。
      >> 続きを読む

      2015/02/01 by

      血価の証言―北海道・角田砿における中国人強制労働の実態」のレビュー

    • 間違えたことをしちゃった場合には、ちゃんと謝って次の一歩を踏み出した方が良いと思いましたー >> 続きを読む

      2015/02/01 by makoto


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