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北の黙示録 (青樹社文庫)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 南原 幹雄
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    「北の黙示録 (青樹社文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0


      オロシア国使節のラックスマンの来訪。伊達藩内の名家、最上家の当主が見つけた秘密。
      そして、寛政の改革を進めていた松平定信が、老中を突然、辞任する。

      これらの予兆を背景に、公儀の密偵・赤石百次郎たちは、不穏な動きが目立つ奥州伊達藩を探ることに。

      百次郎は、十数年で消滅したと見せて密偵組織となっていた、中町奉行所の与力であり、かつて兄が奥州を探っていた最中に失踪したという因縁があったのだ。

      百次郎らの苦闘が続く中、やがて物語は、幕府と奥州六藩による内乱へと発展するのだった-------。

      このようなワクワクするような時代小説の醍醐味を満載した、南原幹雄の「北の黙示録」。

      まず、何よりも密偵同士の手に汗握るバトルや手の内の読み合いが面白い。
      さらに、百次郎の失踪した兄や微妙な関係の続く兄嫁、かつて恋人関係にあった馴染みの居酒屋の女将への想いが絡んで、この物語を奥深いものにしていると思う。

      しかも、史実で起きた事件や実際に存在していた組織や集団の数々の物語を、しっかりリンクさせながらも、そこから時代小説の面白さの核となる、空想の翼を思い切り広げているのがいいですね。

      そして、遂に、とてつもないスケールの事件へと発展させてしまう、南原幹雄のストーリーテリングの妙が、実に素晴らしい。

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      2018/06/14 by

      北の黙示録 (青樹社文庫)」のレビュー


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