こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

ドレの旧約聖書

4.0 4.0 (レビュー1件)
いいね!

    「ドレの旧約聖書」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      【画集としても秀逸】
       皆さんは、聖書って読んだことありますか?
       私は、中学生の頃、ちゃんとした聖書を買いました。
       で、何度も読んでみようとしましたが、ぜ~んぜん読めませんでした。
       だって、書き方がくどいし、盛り上がりに欠けるし、全く面白いとも感じませんでした。

       じゃあ、何故聖書なんて買ったのか?
       別に私はキリスト教信者などではありません。完全な無神論者。
       聖書を買ったのは、偏に、様々な作品で聖書が引用されたり、それを踏まえた記述が山ほどあることに気が付いたから。
       だったら、一度はちゃんとした聖書を読まなきゃと思ったのですね。
       でも、何度もトライしましたが、完全に挫折しました。

       この『聖書』なら比較的簡単に読めるのではないでしょうか。
       一つ一つのエピソードを原則として見開きの右ページに書き、左ページにはギュスターヴ・ドレの精緻で素晴らしい銅版画(だよね?)を配してくれています。

       まぁ、それでも元が聖書なのでくどいところはあります。
       誰々の子供が誰々で……以下延々と続くみたいな。
       もう登場人物多すぎて混乱もしますが、それでも原典よりも格段に読みやすいです。
       
       また、ドレの挿絵がその理解を助けてくれます。
       いや、とても多くの挿絵を載せてくれていて、その絵がまた素晴らしいのです。
       これは、ドレの画集として見ても十分堪能できるのではないでしょうか?

       でも、旧約の神というのは、残酷で、嫉妬深くて、狭量ですねぇ。
       イスラエルの民達に土地を与え、そこに住む他宗教の人間を殲滅することを求め、目こぼしして生き残らせるとそれに激怒し、皆殺しにしろと……。
       また、神に率いられてエジプトから脱出したイスラエルの民も懲りない連中かも。
       あれだけ神に帰依すると何度も誓約しているのに、何度も裏切って他の神を崇拝したり。
       もしかして、それだけこの神には魅力がなかったのかいな?

       また、通して読んでみると、旧約というのは、神の教えを説いているというよりは、創世記であり、何故、この土地に移住し、どうやって王国が生まれ滅びたかの歴史書的な要素が強いようにも感じました。
       いわゆる純粋な説話集では無いのではないかというのが素直な感想です(もちろん、そこから教えを読みとるのでしょうけれど)。

       いや、キリスト教を信仰している方には大変ひどい書き方をしてしまいましたが、これは宗教とは無関係に、一つの物語として読んだ時の感想ですので、どうか御寛容の程。
      >> 続きを読む

      2019/07/23 by

      ドレの旧約聖書」のレビュー


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    ドレの旧約聖書 | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本