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トンデモ地方議員の問題 (携書134)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 相川俊英
定価: 1,080 円
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    「トンデモ地方議員の問題 (携書134)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

       地方議員の問題は話題に事欠かない。

       昨年の号泣県議会議員(現在は辞職)のことはもとより、セクハラ野次や不明瞭会計の議員など、話題になる議員もあれば話題にならない議員まで、本書では様々なトンデモ議員が紹介されている。

       もちろん、悪い議員ばかりではなく少数ながらよくやっている議員も紹介されている。

       ともあれ、衰退しつつある地方の状況を考えると、その地方の盛衰を担う議員の惨状は目を覆うばかりである。

       だからと言って筆者は別に地方議会を廃止せよなどと言うつもりはない。役所に勤めたこともある経験から言わせてもらえば、役場の職員は議員の存在をとても「恐れている」。特に中堅幹部職員にとって、議員から文句を言われることは直接市民からクレームを入れられるよりもダメージが大きい(もちろん出世にも関わるからだが)。

       基本的に地方自治体の職員は民間企業のように競争原理が働かないため、自浄能力が低い。もちろん有能な職員もいるけれど、有能だからと言っても一職員のできることには限りがある。その意味でも、外部から議員という立場で仕事ぶりを指摘することはとても意味のあることだと筆者は思うのである。

       かつてはその影響力を利用して、就職の斡旋や随意契約の締結など、「口利き」をする議員も少なくなかったが(その点で、現在の議員に比べて昔の議員の方が良かった、などと言うつもりはまったくない)、今はさすがにそういうことも鳴りを潜めている。

       ただ、自治体職員に比べると地方議員自身に対する監視が緩いことは否定できないだろう。議員なんだから選挙の洗礼は受けているけれど、地方によっては首長や議員の定員に達せず、選挙なし、もしくはあってもほとんど無風の選挙になってしまうことも少なくない。

       地方議員の役割は、色々な立場から地方の在り方に対して意見を述べることであり、行政と議会という二元代表制によってより多くの民意をくみ取ることが求められている。

       もちろん文句を言うだけでなく、積極的に建設的な意見を述べ、政策を立案していくことも、今後の議会には求められるだろう。ただ、現在の議員たちはそういった新しい動きには鈍く、これまで通りのぬるま湯に満足している人も多い。

       頑張れば変わるというわけではないけれど、何をやっても変わらないと諦めて選挙にすら行かなければ、何も変わらないことは確実である。
      >> 続きを読む

      2015/06/25 by

      トンデモ地方議員の問題 (携書134)」のレビュー

    • >昨年の号泣県議会議員(現在は辞職)のことはもとより、

      あまりの号泣ぶりに笑ってしまいましたが、実際問題笑い事じゃないですよね。。

      >頑張れば変わるというわけではないけれど、何をやっても変わらないと諦めて選挙にすら行かなければ、何も変わらないことは確実である。

      本当にそうですね。18歳からの選挙権も認められることになったことですし!
      >> 続きを読む

      2015/06/25 by chao


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