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なないろ金平糖 いろりの事件帖 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 伽古屋 圭市
定価: 702 円
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    「なないろ金平糖 いろりの事件帖 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      読み始めた時というか購入した時は軽めのお話なのかな?と思いそのまま暫く放置していてもうそろそろ良い頃合いかなと思い読んでみました・・・

      ・・・結果意外とというか結構重ためでしっかりとした内容で良い意味でびっくりしました。最後の章のお話は「なんて、ドラマ向きなお話なんだ・・・!」と思いました。映像化したら面白そうだなぁと読んでいてワクワクしましたね。

      主人公の七ツ瀬いろりは金平糖屋の一人娘。この時代の高校を卒業して実家の金平糖屋で働いている。而していろりには特殊な能力がある。それは、有る種の金平糖を食べると物や人に触れると未来と現在と過去が視えるというもの。いろりはそれを”未来視””現在視””過去視”と呼んでいる。だが、その能力を使うと当然ながら代償、代価が支払われる。それは、時に疲労感を伴い使いすぎると死に至る事にもなりかねない。そのために使えるのは日に二度ほど。それ以上行使すると先程触れた通り自分の命をも失いかねない程の代価が支払われる。

      その能力の所為で小学校、中学校の時は友人が出来ず、今も尚友人と呼べる者は居ない。そんな折偶然町中でいろりより少し年下の少女とぶつかってしまういその少女が持っていた人形を失くしてしまう。いろりは自分が持っている能力を使って人形を捜すことに。すったもんだの末、無事に人形は見つかり少女の元へと帰る。その事がきっかけで少女はいろりに懐き学校から帰るといろりの傍に来ては「いろりお姉様・・!」と慕い徐々に仲良くなる。


      これが、一応プロローグから1話までですかね。
      その後いろりの元にいろりの力を聞き及んで助けて欲しいと依頼人が来るように。その一つ一つが各章立てで連作短編のような形で物語が進んでいきます。最初の方は軽い感じですが徐々にいろりの能力の背景やいろりの事を慕う少女、絹も絡んできてラストは怒涛の如く急展開に次ぐ急展開で冷や汗を流しながらハラハラ・ドキドキのしっぱなし。もう、ラストは読むことを止められなかったよね・・・!


      いろりの能力は簡単にいうと「千里眼」のようなもの。
      金平糖を食べると力が発動するのだけれどそれは実は能力の暴走を抑えるためだったりもしてその金平糖が所謂「マクガフィン」のような役割を持っていてだから「なないろ金平糖」というタイトルなんだなと思わせるところも流石だなと。いろりの描写も凄く良い。頭が良くて気立ても良い。ただ、能力の所為で友人が出来ないからいろりを姉と慕う絹の想いが眩しすぎてどう接したらいいか、能力のことを話すべきか否かで葛藤する、でも、依頼には全力で立ち向かうというところとか読んでいて凄く清々しいし好感が持てる。


      依頼も結構危ない、スリリングなものが多く「おいおい、女の子一人で大丈夫かよ・・・!?」と思うのだけれどそこはちゃんと相棒、護衛がついています。そう!表紙絵でいろりの肩に乗っている猫(狐っぽいけど猫です)ジロが確りといろりのことを守ります!宛らセーラームーンの〇〇仮面みたいに!(はちょっと言い過ぎかな?笑)
      ジロ、基本良い奴です。というかカッコいい!猫の姿じゃなければ普通にイケメン。ジロが言う台詞とか言ってみてー!!!・・・

      ・・・・おっと、自分の地の声がダダ漏れするところでした・・ふう、危ない危ない。笑


      この作品の作者さんはこういう江戸時代や明治時代などを舞台にした作品を書くのが上手いですね。文章や使う言葉や漢字も良い意味で文学っぽくて好きです。因みに自分、この作品で使われる漢字結構日常でも使っていますね。「矢張り」とか「矢鱈」とか。なんか読んでいてバチッとハマるので心地よかったですね。


      先にも書きましたがドラマ化乃至アニメ化とかしたら面白そうだなぁと思います。いや、確実に映像化向きだと断言出来ます!!
      (まあ。映像として観たいという個人的な主観入りまくりの希望?願望なんですがね・・・笑)


      今回も良い読書が出来ました!

      因みに因みに矢張り自分はある程度本棚で熟成、寝かせてからの方が楽しく読めるようです・・・ということは今購入した本はいつ読めるのでしょうか・・・って、知るか!というツッコミを自分にしてレビューを締めさせて頂きます(笑)
      >> 続きを読む

      2018/04/19 by

      なないろ金平糖 いろりの事件帖 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」のレビュー


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