サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

評価：

ふーん…
前読んだときはこんなこと書いてたんだ〜。

と、このレビューを書く前に以前のレビューを読みまして、青い、青いよ、自分！と恥ずかしくもなり懐かしくもありました。

確かに、前巻のラストで描かれたことへの解答、乃至アプローチみたいなものは少なかったと思うけど、それでも、ひとつの作品としては良くまとまっていたなあと改めて再読して思いました。ま、多分、初読のときはあんまり体調良くなかったんだよ、きっと（笑）

再読してみて、やっぱりこのシリーズは面白い！ラストの大バトルも見応えあったし、刊行、執筆当時の時事ネタが今巻もふんだんにちりばめられていて、ああ、こういうことあったね〜と懐かしくなったし、今回も心理学の勉強にもなりました！

サイコパスの特性や「好意の返報性の法則」、コールドリーディングに褒め言葉を三度繰り返して言うといいように刷り込まれるなど、様々な心理学を用いて事件を解決していくので、読んでるだけで、ちょっと心理学に詳しくなれる、ううんー！一石二鳥とはこのことぜよ！笑

ラストで、あの2人がまたいつもの2人に戻れた(？)ので、そこも良かったなぁ…としみじみと思いました。

とりあえず、次巻までが、一度読んでいて、その後の「ヴィジュアル・クリフ」からが、未読になりますね。次巻「ストレンジ・シチュエーション」も手元にあるし、「ヴィジュアル・クリフ」も今日届いたので、ぼちぼち読み始めていこうかな〜とも思っています！

やっぱ、このミスは面白い作品多いね！
これからも、お世話になります!!!!

今回も良い読書が出来ました！ >> 続きを読む

2019/11/08 by 澄美空

「サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」のレビュー

評価：

うーん、なんなんだろう～、このモヤッとした読後感は・・・。

いや、おもしろかったんだけど、その過程が且つラストの話がなんか突飛すぎるというかまあ、この作者さんは時事ネタやその時話題になった事件などを基に創作してるしもうこのシリーズも４作目だからわかってはいたけど・・・なんか、此処まで来ると。。。

主人公のエンマ様こと楯岡絵麻も魅力的だし話も物語も相変わらずおもしろいけどちょっとあれかな、停滞期、中だるみかな。そう思わないと此処まで読んできたものが報われないよ。。。

前作からラストの話だけ何故かきな臭く描かれていてこの後何か続刊で繋がったり真相がわかったりするのかなと思っていたけどそんなことは今のところ無いようでちょっと面食らうというか肩透かしを食らった感じがして残念半分失望半分。

この後も続くんだろうけどこのままこんな形で続いていくとするならばちょっと読むの躊躇うな。なんか、いや。


やはりこういうふうにシリーズ化して続いていくと当初と違う形になってしまうのでしょうか。

良い方向に行くなら良いけどちょっと読み手が困る、困惑する方向に行くとなんだか悲しいですね。


この巻以降はまだ出ていないようなので出たら読むかどうか考えよう。


今回は良い読書が出来ました？ >> 続きを読む

2016/11/08 by 澄美空

「サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」のレビュー