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連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

3.0 3.0 (レビュー2件)
著者: 中山 七里
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    「連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      かつて世間を騒がせた"カエル男連続猟奇殺人事件"。
      その10か月後、カエル男と名乗る者により、再び惨劇が繰り返される。

      爆発、溶解、轢死、破砕、繰り返される凄惨な死体、そして、アイウエオ順に殺害される被害者。
      世間がパニックになるなか、渡瀬と小手川のコンビが再度、カエル男を捕らえようとするのであったが-------。

      設定では、前作の事件から1年未満に起こった出来事としているが、実際に続編が出たのは7年後。
      そのため、前作の印象や内容など、きちんと把握していなくても、この作品のみでも、それなりには楽しめると思う。

      一応は、サイコパス的な、連続殺人鬼を描いたような作品であるはずなのだが、社会派小説としての側面の方が、前面に押し出されてしまっているという感じがする。

      この作品では、心身を喪失したものが犯した犯罪というものについて、言及する内容となっている。
      果たして、心神喪失者に対する刑の重さは妥当なのか? 
      心神喪失者に対する収監状況は?
      心神喪失者を装った犯罪については? などといった、様々な点について考えさせられるものが多く取り上げられている。

      ただ、そうした問題点に言及する部分が多いために、肝心のミステリの部分がおざなりになってしまっているような気がします。

      結局のところ、犯人が行った"カエル男"としての劇場型犯罪のような様相が、自らの足を引っ張るような形での物語が収束していく様子を見てしまうと、いったい何だったのかという思いばかりが強く残ってしまうのだ。

      そんな感じで社会派的な面ばかりが強く出てしまい、それゆえに、進行される猟奇殺人部分が、変に浮いてしまっているというような印象なのだ。

      小説としては興味深く読めるのだが、ミステリとしては、なんともバランスが悪かったような作品になっていると思う。

      >> 続きを読む

      2021/09/21 by

      連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」のレビュー

    • 評価: 3.0

      カエル男の事件から10ヵ月後、前作のラストに提示されていた御前崎の自宅が爆破されるところから始まる。

      1作目でも多くの伏線が忍ばせてあったが、この続編でも序盤から仕掛けがある。

      今度はサ行から始まる連続殺人。
      過去に事件を起こした刑法第三十九条で網を逃れた服役者が出てくるし、さゆりも脱走という形でカエル男と接触を図ろうとする。

      ラストは予想できる類いだったが、残された人物が事件を起こす可能性を残す。
      3作目はあってもおかしくない。
      >> 続きを読む

      2021/09/13 by

      連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」のレビュー


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