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バラのぜんゆうさん

ゆめ追う反戦地主
5.0 5.0 (レビュー1件)
定価: 1,680 円
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    「バラのぜんゆうさん」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      沖縄の反戦地主の島袋善祐さんの物語。

      ぜんゆうさんは、今はバラ園を営んでいる。
      元々はもっと大きな土地を持っていたが、今はその多くが、基地として強制的に借り上げられている。

      戦時中は家族とも戦争のためにひどい目にあい、命からがら生き延びた。
      その上、収容所の中で、ぜんゆうさんのお父さんはある時、無理やりケガをした米兵に輸血するために血をおびただしく抜かれて、それ以来具合が悪くなり、間もなく亡くなった。

      ぜんゆうさんは、決して土地の借り上げを認める印鑑を押さず、米軍と日本政府に自分の土地を返すように主張し続けてきた。

      この絵本を読んでいて、本来ならば所有権というものは神聖なもので、その保護が優先されるべきだというロックの統治二論における社会契約説を思い出した。
      考えてみれば、このロックの理論を本当に純粋に実行しようとしているのがぜんゆうさんで、それを踏みにじり続けてきたのが米軍と日本政府なのかもしれない。

      沖縄の米軍基地の土地の地主には、中には不労所得で贅沢な暮しをしている寄生者みたいな人々もいるという話を聴く。
      その一方で、このぜんゆうさんのように、いつの日か自分の土地を取り戻したい、そしてその土地にバラの花をいっぱい咲かせたい、と思い闘っている人々もいるのだということを、あらためて教えられた。

      良い一冊だった。
      >> 続きを読む

      2013/05/03 by

      バラのぜんゆうさん」のレビュー

    • >この絵本を読んでいて、本来ならば所有権というものは神聖なもので、その保護が優先されるべきだというロックの統治二論における社会契約説を思い出した。

      こういうことを連想できるatsushiさんの博識さがスゴイなぁと思いました。
      1つ1つの知識が関連して繋がるから何かが生まれたりしますし☆
      >> 続きを読む

      2013/05/03 by sunflower

    • <iceさん

      本当に驚かされる話ですよね。
      こういうとんでもないことが、たくさんあったんでしょうね。。


      <makotoさん

      実は、三万三千二百人も、米軍基地の土地の地主が沖縄にはいて、それらの人に毎年七百七十億円もお金が払われています。
      費用負担は日本政府がしています。
      その中には、このように、本人の意志に反して強制的に借り上げられている場合もあるんですよね。。


      <sunflowerさん

      ありがとうございます^^
      いろんな本を読んでると、ふとした時につながっていく瞬間があって、それがとても考えさせられたりしますよね!
      >> 続きを読む

      2013/05/03 by atsushi


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