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モーパッサン怪奇傑作集 (福武文庫)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: ギ・ド モーパッサン
定価: 503 円
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    「モーパッサン怪奇傑作集 (福武文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0


      人類の次に来たるべき新生物オルラとは、いったい何なのか?
      目に見えぬ怪物に脅かされ、次第に精神を蝕まれていく恐怖の物語、モーパッサンの怪奇小説「オルラ」が面白い。

      「女の一生」や「脂肪の塊」で有名なモーパッサンは、実は怪奇小説の優れた書き手でもあったと思う。

      今回読了した「オルラ」は、「だれが知ろう?」と同様にその代表的な作品で、ついに主人公の「おれ」は部屋に鉄の鎧戸をつけ、家の中に潜んでいるオルラを焼き殺そうとするのだった。

      しかし、焼け死んだのは、屋根裏にいた使用人たちだけで、オルラは依然として生き続けているのだ。

      「オルラ」は、自分を襲う怪異現象のために、次第に強迫観念にかられて精神を犯される主人公を描いているが、著者のモーパッサン自身、梅毒と薬物の濫用によって、狂気に陥ったと言われています。

      その意味では、正気を失っていく過程を描いたこの作品は、モーパッサンの妄想が生んだものともいえ、得体の知れない怪物の恐怖感が実にリアルに表現されていると思う。

      つまり、主人公の怯えや恐怖感というのは、そのまま著者自身の鬼気迫る魂の記録でもあるんですね。

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      2018/09/19 by

      モーパッサン怪奇傑作集 (福武文庫)」のレビュー


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