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坊っちゃん

コミック版
カテゴリー: 漫画、挿絵、童画
定価: 550 円

無鉄砲で正義感あふれる坊っちゃんが、数学教師として赴任した四国の中学校で、個性ゆたかな教師たちに囲まれながら、大騒動を繰りひろげる。

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    「坊っちゃん」 の読書レビュー

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      角川グループパブリッシング (2004/05)

      著者: 夏目漱石

      他のレビューもみる (全2件)

      • 評価: 4.0

        本屋でたまたま手に取って、そういえばまだ読んだ事が無いなあと思い、読んでみた。これが明治39年に書かれた小説かと思う面白いし、感心する。「吾輩は猫である」で結構痛い目にあっているので、期待はしなかったが、読みやすく良かった。坊ちゃんの裏表が無い性格がスカッとする。こんな時代からも、赤シャツみたいな嫌味な奴はいるのだなあと思った。

        2018/03/25 by

        坊っちゃん」のレビュー

      新潮社 (2003/03)

      著者: 夏目漱石

      他のレビューもみる (全9件)

      • 評価: 4.0

        「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしてゐる。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間程腰を抜かした事がある。」
        で始まり、
        「だから清の墓は小日向の養源寺にある。」
        で終わる『坊ちゃん』。

        『坊っちゃん』と『吾輩は猫である』は、ストーリー性や文学性を飛び越えて、
        今なお多くの国民に愛されている小説である。
        私は両作品とも小学生のころに子供用の本で読んだ。
        省略はなく、るびつき、新仮名遣い、言葉の意味の解説が巻末に載っているという類のハードカバーの文学全集シリーズ。
        共に特に出だしの文の調子が良くて、特に冒頭部分は何度読んだかしれない。

        『坊っちゃん』を、そのストーリーから、成長のない展開のない幼稚な話だと
        決め付ける向きがあるが、そうだろうか?
        子供でも読めて、面白いと思える小説だから馬鹿にしているのかもしれない。
        それはあまりに子供を馬鹿にしたお話ではないか?

        『坊っちゃん』のよさは、話の筋にあるのではない。
        多くの読書家がストーリーのことにのみ云々しているのには寂しいものがある。
        物語そのものを楽しむ小説、話に含まれる比喩や批判や哲学を読み解く小説と、
        さまざまなタイプの小説が存在するわけで、
        『坊っちゃん』は「文章」と「心」を楽しむ小説なのだ。

        ラストの一言には、いつ読んでも心がじんわりと暖かくなる。

        江戸弁に流れを汲む東京弁のリズム感。
        これは、漱石が落語好きだったことも大きいと思うが、
        ぜひ、声に出して(出したつもりで)読んでみて欲しい。

        ぽんぽんと、キレの良い言葉は、例えば、寅さんにも似ている。
        この言葉を活かすのが、『坊っちゃん』の喧嘩っぱやさなのだ。

        「新聞ほどの法螺吹きはあるまい。
        おれのいってしかるべきことをみんな向うで並べていやがる。
        それに近ごろ東京から赴任した生意気な某とはなんだ。
        天下に某という名前の人があるか。考えてみろ。
        これでも歴然とした姓もあり名もあるんだ。」

        「その夜おれと山嵐はこの不浄の地を離れた。船が岸を去れば去るほどいい心持ちがした」

        こう言っては身も蓋もないかもしれないが、
        東京弁って悪口に似合うのかも(^。^)


        ただ口汚い話だったらもちろん、小説として愛されることはないだろう。

        この物語の最も重要なのは下女の「清」である。

        父親からも母親からも可愛がってもらえなかった『坊ちゃん』を清は
        「あなたは真っ直でよいご気性だ」と溺愛した。

        坊ちゃんのほうも、
        「田舎へ来てみると清はやっぱり善人だ。あんな気立のいい女は日本中さがして歩いたってめったにはない。」
        と恋人みたいな想い様。

        清というおそらく瓦解した武家の出である老女の「坊ちゃん」への無制限の愛とは、何か。
        江戸時代の人間にとって明治時代は、田舎者が東京を征服し日本を支配した時代である。
        武士道にとって変わって西洋かぶれが蹂躙する日本。
        清と坊ちゃんの愛は、江戸時代への思い、「東京」という町への愛の代弁者であったのかもしれない。

        坊ちゃんは多分に時代的政治的なニュアンスを含む小説なのだ。

        坊ちゃんがだから「赤シャツ」を代表とする近代日本に歯向かっても無力なのは当然なのだ。
        (「赤シャツ」は漱石が嫌っていた伊藤博文がモデルという説があるらしい)

        官僚や田舎での権力などに何の未練もなく、とっとと愛する故郷と
        自分を最も愛し、必要とする人の元に帰っていける若い坊ちゃんの潔さ。
        社会や大人と折り合いを付けて生きていくことを成長とは、漱石さんは考えなかった。

        なるほど、東大の先生の職を蹴った人だけのことはあると思いませんか?

        でも、大人になって、いろんなしがやみや損得にまみれてしまってからは
        理解できないのかもねえ。

        子供の頃に読んでよかった。(^^♪


        【蛇足】
        清の墓は小日向ではなく、文京区『千駄木』の養源寺にあります。
        小日向には夏目家の菩提寺「本法寺」があります。

        【蛇足その2】
        今日、12月9日は漱石忌だそうです。享年49歳。うそ~。若すぎです。
        あまりに惜しいです。彼がせめてあと10年生きたら、どこまで行けていたことか…。
        >> 続きを読む

        2012/12/09 by

        坊っちゃん」のレビュー

      • sunflowerさん
        し…しまった。
        「坊ちゃん」の、夏目漱石の、文豪のレビューがぁぁ~( ̄▽ ̄;) >> 続きを読む

        2012/12/10 by 月うさぎ

      • 気が付いたら全く違う話題で盛り上がってしまったーι(´Д`υ)!!

        2012/12/10 by sunflower

      集英社 (1991/02)

      著者: 夏目漱石

      • 評価: 5.0

         誰か一人作家の作品を禁じられるとして、いちばん困るのはやはり夏目漱石ではあるまいか。かくいう私はそうだ。志賀直哉なんて忘れたし、谷崎や三島とかは外国にくれてしまえ。古事記と源氏と漱石が日本をつくったと威勢を張ってみる。すこし時がたつ。野暮なことを吐かしたと反省し、口を漱ぎに川へ行く。
         先般、ジェイムズ・ヒルトンの『チップス先生さようなら』を読んだ。愉快だった。変わったことも考えた。これを漱石先生が読んだらたいそう喜ぶのではないか?という想像、くだらないが丸めて捨てるには惜しい。多くの点で対照的だけれど『坊っちゃん』と並べてみたくなる。並べても仕方ないから『坊っちゃん』の方も読んでみた。こちらも愉快だった。
         ところで、これは差別小説ではないだろうか。田舎や地元人の悪口しか出てこない。褒められるのは温泉だけだ。愛媛松山はどうしてへそを曲げないのだろう。『坊っちゃん』の舞台であることをいちばんの誇りにしている。小説の仕舞いを読んだのだろうか。あんなに嫌われているのに。主人公の人柄が憎めないのが大きいか。江戸っ子持ち前の気っ風のよさに加え、何度も出てくる清へのあたたかい思い。うらなりへの同情。わるい人ではないのは本当だろう。
         私も田舎がきらいだ。田舎の観光街で買物をすると、懐かしい千円札をお釣りでもらってすこしおどろく。そうして帰り際に、これだから田舎は困るとつぶやいてみたくなる。
        >> 続きを読む

        2015/02/26 by

        坊っちゃん」のレビュー


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