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ふたりは屋根裏部屋で

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: さとう まきこ
定価: 2,592 円
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    「ふたりは屋根裏部屋で」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      なんてことだ、いい歳した大人が児童書を読み終えた途端に涙ぐんでるなんて。

      (そう思ったから、しばらくレビューを封じていたんだけれど、表紙絵を見ていたらやっぱりエンディングが甦って、泣けてきた。)

      小学5年の3学期を終えて、父親の転勤で引っ越したエリの新居はツタのからまる、なんともりっぱな洋館だった。そこには開かずの部屋があって、けっして入ってはいけないと大家さんから言われていたのだが……。
      館にエリ一人になったとき、開かないはずのドアが開いて……謎の少女ルミナと出会い……。

      物語はおおかた、想定内のプチ・ミステリとファンタジーで……そのまま終わると思っていたのに。

      エンディングは、ホッと胸をなで下ろす穏やかなラストシーンとなっていた。それなりに、めでたし、めでたしのはずなのに、読み終えた瞬間に涙ぐんでしまった・・・

      さとうまきこさんの代表作(らしい)『9月0日大冒険』あたりは、ほんとに児童書らしい児童書って感じだったから油断してしまったのだ。この物語のうらには、作者のいろんな想いがつまっているのだ。
      本書(初版1985年)の復刻版(2013年刊)あとがきには、
      「この復刻版を、今の子ども達も手にとってくれることを心から願っている」と作者のことばがあるが、ぼくは「今のおとな達にも」と付記してほしい思いでいっぱいになった。

       * * *

      そもそもぼくが手に取ったのは表紙絵に惹かれたから。少女達のまなざしが「読んでね」と、かなしげに訴えていたのだった。

      これは想像でしかないけれど、
      タイトルの「屋根裏部屋」といい、「少女」が主人公というあたりには、超有名なあの本がものがたりのヒントになったのではないかと(得意の深読みで)考えている。だから、泣けちゃったのかもしれない。
      >> 続きを読む

      2016/02/09 by

      ふたりは屋根裏部屋で」のレビュー

    • え〜⁈偶然ルミナリエなの?それはそれで暗示的というかなんというか…

      2016/02/11 by 月うさぎ

    • 月うさぎさん
      暗示的、啓示的なことになってもおかしくないくらいに、著者が力をこめた作品です。あとがきによれば、はじめて図書館をまわって資料をあつめたとも、壁にぶつかった時は目をつぶると「エリ」「ルミナ」の手がからだにふれて、くすくすわらいながら導いてくれるのを感じたとも、また洋館の設計図をプロの建築家に書いていただけたとも、あります。
      ルミナリエの意味するところとも重なり合う、まさに奇跡の小説だと思います。
      >> 続きを読む

      2016/02/11 by junyo


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