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誰か故郷を想はざる

カテゴリー: 小説、物語
定価: 935 円

「おまえは走っている汽車のなかで生まれたから、出生地があいまいなのだ」。一所不住の思想に取り憑かれた著者は、やがて母のこの冗談めいた一言に執着するようになる。酒飲みの警察官の父と私生児の母との間に生まれて以来、家を出、新宿の酒場を学校として過ごした青春時代を表現力豊かに描く。虚実ないまぜのユニークな自叙伝。

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      自叙伝らしくなく

      角川グループパブリッシング (1973/05)

      著者: 寺山 修司

      • 評価: 4.0

        寺山氏の幼少から青春時代の自叙伝。

        寺山氏の醸し出す不思議な雰囲気の一端を知ったような気がする。

        走っている汽車の中で生まれたという出生の瞬間から、新宿の盛り場に入り浸っていたという青年時代までを寺山氏自ら綴る。

        何故か寺山氏のイメージは生き急ぐ表現者のイメージが有る。
        小説や映画など表現者のイメージは誤っていないのだが、彼は47歳まで生きており、確かに早いのだが、生き急いだというほどでは無い。

        では何故、三島由紀夫などと同じようなイメージが有るのかと考えてみると、マスコミへの露出が多かった点と、前衛的な作品が若さのイメージを刷り込んでいるように思う。

        彼の映画も観たが一言で言えばカオス。
        印象に残っているのは頑ななまでの性への興味が描かれていたことで有る。

        その前衛的な映像や展開から相当引き気味で、当時は良い印象は持たなかったのだが、本作品を読んで彼の一貫した青春に対しての拘りを感じた。

        中高生ならいざ知らず、正直いい大人になってまで性衝動がテーマも無いだろうという感覚からベクトルを変え、青春を描くなら性衝動をいかに表現するかだろうと捉えてみると、なるほど頷くことが出来た。

        青春映画と言えば爽やか一本槍なイメージだが、その裏に飽くなき異性への興味が有ったはず。
        寺山氏はそれを隠すのでは無く、むしろそこに焦点を当てることでリアルな青春を描こうとしたのではなかろうか。

        映像は苦手だが、小説に関しては楽しむことが出来た。
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        2012/02/19 by

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