こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

傾聴のコツ: 話を「否定せず、遮らず、拒まず」 (知的生きかた文庫)

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 金田 諦應
いいね!

    「傾聴のコツ: 話を「否定せず、遮らず、拒まず」 (知的生きかた文庫)」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

      巷には、「話す」「伝える」技術の本はあまたあるが、その類のものと考えていたら、手痛いカウンターパンチ。
      「聴く力」を養うことの困難さを改めて実感させられる。

      東日本大震災後、移動式傾聴喫茶「カフェ・デ・モンク」をボランティアで運営された住職の方が書かれた本。
      宗教家ですら自身の中の神仏を見失った惨状の中で、「泣くことすら」凍りついてしまった人たちの悶苦を聴く。
      それまで学んで来た教義や、宗教の美しい言葉でも決して癒せない。
      しかし、著者自身ももがき苦しみながら、その方法を模索する過程は、私にはまるで修行僧のように思えた。

      器の小さい私なぞ、とても真似できるものではないが、人の話を聴く上で、心がけたいと思うことをメモしておく。
      ・たゆまぬ「他者肯定」と「自己否定」(自分の物事への偏見を否定する)を繰り返すことで、心の器を広げる。
      ・相手の話を聴くことは、自分の思考の癖を知ること
      ・「暇げで、軽みのある佇まい」が人の心を開く
      ・相手を映し出す「鏡」になる
      ・(傾聴に)「結果」を求めない
      (※解決策を示してあげることだけが正解ではない)


      最後の章で、著者自身も心が弱った時期の事が書かれていた。自分の身に起きたことも、あの大災害と同じく宇宙の中の流れのひとつと捉える俯瞰力は、宗教家ならではなのかな。

      「傾聴」と言えるようなレベルは無理でも、せめて「半径20mの人の話が聴ける」ところは目指したい。
      >> 続きを読む

      2019/08/25 by

      傾聴のコツ: 話を「否定せず、遮らず、拒まず」 (知的生きかた文庫)」のレビュー


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    傾聴のコツ: 話を「否定せず、遮らず、拒まず」 (知的生きかた文庫) | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本