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盛り塩のある家

3.0 3.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,365 円

飲み屋のトイレに入ったきり霧のように消えた友人、薄汚れたホテルの部屋を駆け抜ける足音、便器に坐り込んでいたもう一人の「わたし」、ドライヤーの音に紛れ込んだ低い女の声...。読み終えても、決して背後を振り向かないでください。この怖気、じわじわ、きます。妖気が滲み出る迫真の怪談実話集。

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    • 評価: 3.0

      作家・福澤徹三が取材・蒐集を重ね、端正な筆致で描いた怪談実話。
      呪われた家の傍の海から這い出る獣とも人ともつかない影(「佐藤さんの家」)、夫不在のマンションの一室で響く不穏な音(「異音」)、目の前のトイレから忽然と姿を消した友人のその後(「消えた同級生」)……。
      日常と地続きだからこそ、じわりと怖い話の数々を収録。
      怪談専門誌『幽』での連載、書き下ろし作品を加え書籍化。
      読後は家の鏡に、風呂に、背後に、不穏な陰を感じずにはいられない。

      福澤さんのライフワークともいうべき怪異譚蒐集。
      それを纏めたもの。
      一話一話非常に短く、サラッと読めてしまうので、時間つぶしに怖い思いをしたい人(そんな人いるかな)にはオススメです。

      個人的には、怪異譚の類や幽霊話、怨霊、呪い、地縛霊などといったものは心底信じていないです。
      よく、テレビ番組でも心霊写真や恐怖体験を取り上げたものをやっていますが、馬鹿馬鹿しさにすぐチャンネルを変えるほどです。
      ですが、本作にあるような不思議な出来事というのは本当にあるのだと思います。
      それは、幽霊や人間以外のものの存在ではなく、ある状況下での人間の心理が、何事かを想起させ、ことによっては幻覚を視たり、幻聴を聞いたり、一時的に精神に異常を来すことがあって、そういった出来事が不可解な怪異譚として語り継がれているのだと思うからです。

      何より怖いのは人間そのものです。
      京極夏彦さんではありませんが「この世に不思議なことなど何もないのだよ」ということです。
      幽霊カモン。
      一度でいいから会ってみたいものです。
      >> 続きを読む

      2014/12/02 by

      盛り塩のある家」のレビュー

    • >iceさん
      いつも、コメントありがとうございます。
      金縛り、聞こえてくるお経…いいですね~。
      本心から、一度でいいから、そういう体験をしてみたいと切望しています。
      不謹慎でもなんでも、現実にそんなことがあるのか検証してみたい気持ちには勝てません!
      >> 続きを読む

      2014/12/04 by 課長代理

    • >空耳よさん
      いつも、コメントありがとうございます。
      「盛り塩」って小料理屋さんの店先とかにありますが、あれは先客万来を祈願する意味合いのものらしいです。
      「塩」の持つ穢れをはらうような神秘性は、調べれば、日本各地の伝承・民話などにも登場しそうで面白そうですね。
      >> 続きを読む

      2014/12/04 by 課長代理


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