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完訳 中世イタリア民間説話集

3.0 3.0 (レビュー1件)
定価: 3,240 円
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    「完訳 中世イタリア民間説話集」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

       イタリアの民間説話集の一つで、口語体で書かれた短い物語が集められています。1281年から1300年頃に書かれたものです。有名な『デカメロン』以前の、イタリアの俗語文学として、現在ではその価値が評価されるようになってきています。物語には、有名な国王やローマ帝国の人物、あるいは哲学者セネカやカトー、ソクラテスなども登場します。同胞の者を仲間とする意識があり、とくにローマ人に関して、「哲学者カトーは偉大なローマ人である」等、評価する表現がみられる一方、ギリシア人にはどこか素っ気ない調子です。(以上、あとがき参照のこと)
       中世人のことがわかるかな?と思って読んでみましたが、ユーモアのセンスが独特で一瞬わからないものもありました。ちょっととんちをきかせて相手をやりこめる話が多く、わかるものは、くすっと笑えました。


      「ある日、一人の農夫が告解に出かけ、聖水に水を浸していると、畑で働いている司祭の姿を目にしました。彼に向って呼びかけていうには『司祭様、告解をしたいのですが。』
       司祭は答えて『お前さんは昨年告解したのかい?』と。農夫はこのように堪えました『へえ、いたしましたで』『じゃあ、一ダナイオを賽銭箱に入れておきなさい。どうせ去年と同じなんだろう。』」
      (p.179)

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      2017/04/20 by

      完訳 中世イタリア民間説話集」のレビュー


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