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ポケット詩集

5.0 5.0 (レビュー2件)
カテゴリー: 詩歌
定価: 1,313 円
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    「ポケット詩集」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

         <素頓狂堂書店>

       へぇ~そうですか、詩がお好きなんですか? いい詩集を仕入れたので、あちらで少々お待ちください。ピントのはずれた男が詩について語ります。
       
       詩とは誠に不思議なもので、自分が受けた感銘を相手に上手く伝えにくい。芸術やエンタメ全般にそういう傾向があるけれど、詩はそれがことさら顕著だ。詩の味とは、子供のころ虫取り網を持って追いかけた昆虫であり、大人になってから人付き合いの場以外で飲むときのお酒である。
       アニメ会社のディズニーは、子供と、「大人の中にある子供心」に向けて映画を作り、一方同じくアニメ会社のドリームワークスは、大人と、「子供の中にある大人心」に向けて映画を作るらしい。しかし詩人は、その両方を刺激することを狙っているし、それが成功している詩も数多い。私たちが詩を読むとき、子供になったり大人になったりするのはその所為(せい)で、心の変化が忙しいのだ。そうして、詩は変わらなくても、私たちはだんだん変わっていく。
       
       お待たせしました。童話屋の『ポケット詩集』です。他にも、『ポケット詩集Ⅱ』と『ポケットⅢ』もありますが、まずはこれをお読みください。あまり大きな声では言えませんが、続編よりもいい詩が入ってます。
       えっ、中身が知りたいですってお客さん。困ったなあ~、それじゃ商売上がったりだ。こういうものは開けてビックリ玉手箱、開けなきゃよかった玉手箱ですよ。しかし、昔のよしみでリストはお渡ししましょう。その代わり、またお願いしますよ。


        宮沢賢治   雨ニモマケズ
        茨木のり子  聴く力 (注 「聞く力」ではない) 
        まど・みちお  くまさん
        辻征夫     学校

        大岡信     虫の夢
        吉野弘     I was born
        三木卓     系図
        まど・みちお  ぼくが ここに

        草野心平    秋の夜の会話
        阪田寛夫    練習問題
        工藤直子    あいたくて
        まど・みちお  さくらのはなびら
        
        石垣りん    表札
        長田弘     言葉のダシのとりかた
        岸田衿子    南の絵本
        濱口國雄    便所掃除
        
        山之口貘    求婚の広告(ぼくも出そうかな)
        茨木のり子   汲む
        井上ひさし   なのだソング
        高橋睦夫    鳩
        
        吉野弘     祝婚歌
        会田綱雄    伝説
        新川和江    わたしを束ねないで
        長田弘     世界は一冊の本
        
        河井酔茗    ゆずりは
        真壁仁     峠
        栗原貞子    生ましめんかな
        与謝野晶子   君死にたもうことなかれ

        谷川俊太郎   死んだ男の残したものは
        川崎洋     なぜ
        高村光太郎   ぼろぼろな駝鳥
        金子光晴    奴隷根性の唄

        茨木のり子   自分の感受性くらい

       
        追記  すこし前に、絲山秋子さん原作の映画『ばかもの』を観ましたが、このタイトルってもしかして、茨木のり子の「自分の感受性くらい」の末尾のことば「ばかものよ」を拝借したのでは? と一人思った。
      >> 続きを読む

      2015/05/16 by

      ポケット詩集」のレビュー

    • 山之口貘は高田渡の「生活の柄」が有名ですね。
      詩って小説と違って僕の中ではレコードに近いものかも。
      一冊読み通すのではなくて、気に入った詩だけ繰り返し読む感じです。
      高校時代に金子光晴の詩集を先生に渡されて困惑しました。全然わからなくて(;´Д`A
      >> 続きを読む

      2015/05/16 by ありんこ

    • arinkoさん、コメントありがとうございます。
       さすがarinko先生だ。音楽のことにも精通しておられる。一度見たら忘れられないフォークシンガーですね、高田渡さん。わりと早く亡くなられました。

      >詩って小説と違って僕の中ではレコードに近いものかも。
      一冊読み通すのではなくて、気に入った詩だけ繰り返し読む感じです。
       そうですね。全曲再生ではなくて、一曲のみを繰りかえし再生する感覚ですね(笑)。分かります。ぼくも気に入った音楽は何百回と聞きます(笑)。

      >高校時代に金子光晴の詩集を先生に渡されて困惑しました。全然わからなくて(;´Д`A
       ハッハッハ、金子光晴の詩集を渡されるって、arinko先生は文学青年だったんですね。それと余談ですが、山之口貘の「貘」の字を入力するのがすこし大変だった(笑)。
      >> 続きを読む

      2015/05/16 by 素頓狂

    • 評価: 評価なし

      この本の名言をご紹介します。

      ***
      自分の感受性くらい自分で守ればかものよ

      2013/05/09 by

      ポケット詩集」のレビュー


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