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殺意

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: ジム・トンプスン
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    「殺意」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      ジム・トンプスンの「殺意」は、著者の「ポップ1280」と同じく、人口1280人の鄙びた避暑地マンドゥウォクが舞台だ。

      他人のゴシップをあることないこと言いふらすのが、生き甲斐の女性ルアン。
      病気でもないのに、ベッドから出ず、自己憐憫に浸りながら、他人に毒を注ぎ込む。

      そんな彼女が、弁護士に「自分は夫に殺される」と訴えるが、当然、信じてもらえない。

      町の有力者、医者、ミュージシャン、家政婦、流れ者のダンサー、やけに哲学的なアル中などなど、一癖も二癖もある連中12人が、順番に語り手となり、ある者は、過去を悲しみながら、ある者は、未来を夢見て、現在のしみったれた心情をぶちまけるのだ。

      どの章も、トンプスン印のニヒリズムに満ちた、黒いユーモアが炸裂していてたまらない。

      誰もが殺したい女を待ち受ける運命は?

      ノワールの真髄をついたラストの一行には痺れてしまう。

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      2021/09/17 by

      殺意」のレビュー


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