こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


カテゴリー"論理学、弁証法(弁証法的論理学)、方法論"の書籍一覧

      寝ながら学べる構造主義

      内田樹

      4.0
      いいね! oka-azu
      • 最近はじめて知った(聞いた)「構造主義」とはなんぞや??という素朴な疑問から、読んでみました。
        全くの素人?入門者ですが、とても読みやすい本でした。”寝ながら学べる”くらいですから。
        で、思ったのは、別に何主義って気にすることもないのかな~ってことでした。

        社会主義がはやった(で、失敗に終わった?)頃は、これは真の社会主義ではないといい、民主主義だってやっぱり真の民主主義にはなってないし、(ジャンルは違うけど)きっと構造主義だってうまくいかなければ、これは真の構造主義ではなかったのだ、といって終わるのでしょう。この世の常識というものは、そういうもの。「とりあえず無難」とみんなが思っている意見のことを「常識」という。で、世の変化とともに変わっていくんです。(これ、構造主義的考え方?)

        とはいえ、この構造主義の見方考え方は、大変興味深い。

         >私たちは自分では判断や行動の「自律的な主体」であると信じているけれども、実は、その自由や  自律性はかなり限定的なものである

        自分の思考や判断にはいったいどれくらいの客観性があるのだろうか。
        自分の立ち位置によって人間のものの見方は変わってくる。人間の思考を規定するもの、それが階級(マルクス)だったり無意識(フロイト)だったり・・・ 
        言語によっても自分の思考は規定される。思考が先ではなく、言葉が先。

         「構造的無知」(私たちはあるものから無意識的に目をそらし続けている)によって、私たちは思考の自由を損なわれている。

         >私たちにとって自明と思えることは、ある時代や地域に固有の「偏見」に他ならない(ニーチェ)
         >「自己意識」とは、要するに、「いまの自分」から逃れ出て、想像的に措定された異他的な視座から自分を振り返る、ということに他ならない (ちょっとややこしい言い方だけど)

         >私たちは自分が何ものであるかを知らない・・・「自己意識」を持つことができない存在(ヘーゲル)

        構造主義とは、・・・さまざまな人間的諸制度(言語、文学、神話、親族、無意識など)における「零度の探求」(ある制度が「生成した瞬間の現場」、汚れる前の「なまの状態」を探求すること)
        だそうです。

        どうやったら、私たちは自由になれるのか。なれないのか。なら、どう生きるか。みたいなことを考える時に、参考になるかもしれません。

        (2500年前にお釈迦様が言った「無常」「無我」「一切皆苦」の話に近いかな?
        変わり続ける不完全な人間がつくっているこの世は不完全で変わり続ける。思い通りにならなくて当たり前。できるのは、努力すること。自分の心を磨く(管理する)努力だけ。明るく精一杯生きようとすること。そのためには客観的にしっかり観察する。主観である感情に囚われない etc・・・)

        ちなみに、
        子どもに「体育座り」(「三角座り」)を強要してはいけません。(子どもを管理するための、文部省による陰湿で残酷な「身体の政治技術」の行使だったのですね。知らなかった・・・)
        呼吸が浅くなり、背中はこわばり、自分で自分の手足をしばる・・・。

        とても面白く読めました。また読み返してみようかな?
        >> 続きを読む

        2014/01/28 by バカボン

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性

      高橋昌一郎

      2.5
      いいね!
      • インテリで知性のあると自負している人には
        ぜひとも読んでいただきたい本である。
        人間のカテゴライズされた精神の世界を客観的に
        知ることができてよかった。面白かった。
        >> 続きを読む

        2013/10/21 by frock05

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      論理学

      PriestGraham , 菅沼聡

      2.0
      いいね!
      • 論理的に...ってちょっとカッコいいと思い手に取ったものの、向いてないらしいことだけが分かった。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      はじめての構造主義

      橋爪大三郎

      4.0
      いいね!
      •  『カント入門』に並んで、2018年上半期に読んだ哲学解説書の中で有益だった一冊。構造主義は、哲学に関わらず、文学や芸術の分野でも語られる(語られた?)が、改めて学ぶ機会を設けることが出来た。レヴィー・ストロースに焦点が当てられており、彼が哲学の思考を、文化人類学に持ち込んだことの偉大さがよく理解出来る。また、橋爪大三郎の文章も読み易さに拍車をかけている。哲学に関わらず、様々な人文科学を学ぶにあたって、基礎知識として読んでおきたい。本書を読めばわかるが、構造主義の考え方のルーツには、理数系の思考が横たわっていることにも注目されたい。 >> 続きを読む

        2018/08/03 by shinshi

    • 8人が本棚登録しています
      シャ-ロック・ホ-ムズの推理学

      内井惣七

      3.0
      いいね!
      • シャーロック・ホームズの推理を丹念に調べていくと
        いうところがまず面白い。必ずしも正解にたどりつく
        わけではないが、論理の脆弱性を知る手がかりになる。
        もちろんホームズのファンではない人にも推理とは
        何か簡単に教えてくれるガイドブックである。
        >> 続きを読む

        2013/10/21 by frock05

      • コメント 3件
    • 2人が本棚登録しています
      分析哲学入門

      八木沢敬

      いいね!
      • 言葉を使って哲学を分析して哲学とは何かを知るため展望するために読む本。

        2017/09/14 by 月岩水

    • 1人が本棚登録しています
      理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

      高橋昌一郎

      3.5
      いいね! Tukiwami
      • 社会科学や物理学、論理学の各分野の例を主軸に、人間とその集団はどこまで理性的に物事をとらえ、それについて考え、処理できるのか。というテーマで書かれた本。科学や論理的思考というのは非常に強力なツールであり、突き詰めていけばあたかも世界のすべてが説明できるかのような錯覚に陥るが、実はそうではなく、世の中はもっと曖昧で理性的に説明できないことなど山ほどあるということが読んでいくうちに分かってくる。内容は架空のシンポジウムが開かれているという対話形式で分かりやすく、非常におもしろかったので一気に読んでしまった。
        本書の柱として3つの限界が出てくるのだが、個人的には前の2つに比べて最後の知識の限界の章が難解に感じた。これは自分の専門分野の偏りのせいであると思う。
        私自身、学生時代に「完全に客観的なデザイン理論が存在するか?」というテーマを考えていた時期があり、当時考え抜けずにもやもやとしていた部分が、本書を読むことですこしだけすっきりした気がする。それにしても本書の中に登場するカント主義者の扱いに悪意が・・・以下略)(笑)
        >> 続きを読む

        2017/01/05 by Ochista

    • 9人が本棚登録しています
      入門!論理学

      野矢茂樹

      いいね!
      • 知っておかないと論理を使えず、論理の本質を知ることができない知識を得るための本。

        2017/09/14 by 月岩水

    • 1人が本棚登録しています
      構造と力 記号論を超えて

      浅田 彰

      いいね!
      • 中原圭介さんの本の中で紹介されていたので購入してみたが、
        非常に難解な本。
        用語の定義をおさえながら精読しなくては、理解がついていかない。
        第1章の構造主義の話しまでしか読んでいない。
        じっくり時間があるときに読み進めようと思う。
        >> 続きを読む

        2018/09/30 by KOO

    • 2人が本棚登録しています
      論理トレ-ニング101題

      野矢茂樹

      4.0
      いいね!
      • 論証を批判的にとらえることは必ずしも反対することではなく、足場を固めるために必要なことであることが納得できた。もう一度読んで、論理の足場を固めたい。 >> 続きを読む

        2018/04/02 by toku39

    • 6人が本棚登録しています
      論理学をつくる

      戸田山和久

      5.0
      いいね!
      • まだ最初の方しか読んでいませんが、「1から学ぶ大人の数学教室」で数学をつかってしていた、思考の抽象世界をイチからつくるということを論理学の世界で論理記号をつかって行っている本。
        論理式という道具をつかって、命題(=自分の考え)を「式」という表現で、日本語などの自然言語の曖昧さを廃して人工言語とその推論規則を自分でつくりあげることで、形式論理の役割である命題の正しさの確認作業を通し、そのかたちや構造、思考世界をつくりあげていく(ゲームのルールをつくりあげたり、ルールの設定をしていく)過程を見られると思う。
        その過程は、大半の人に正しいと認知された公理や、命題の正しさを示すために自由に自分でつくる推論規定をつかって運用方法が論理式で表現されていて、論理学を独学でイチから学ぶ時は愉しい過程なんじゃないかと思うし、推論規則をつくるのはソーシャルゲームの世界観の設定を抽象世界や思考世界でするような、物語の設定を作り上げていくような過程なので、「1から学ぶ大人の数学教室」も合わせて何度も論理を辿る訓練をすれば抽象思考世界での論理の運用能力も上がって、抽象世界での遊び方や愉しみ方が掴め、その世界を論理をつかって確実につくりあげる愉しみも感じられるようになるんじゃないかと思う。
        >> 続きを読む

        2018/05/09 by Katta

    • 1人が本棚登録しています

カテゴリー"論理学、弁証法(弁証法的論理学)、方法論"の書籍一覧 | 読書ログ

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚