こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


カテゴリー"ドイツ・オーストリア哲学"の書籍一覧

      超訳ニーチェの言葉

      白取春彦 , フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

      4.1
      いいね!
      • 【本棚整理中】

        大学生の頃は哲学書が好きで、本書もよく読んでいた。
        きっと、人生について色々考える時期だったから、教科書のように読んでいたのだと思う。
        結局、「ふむふむ、なるほど、そんな考え方もあるのか」と思うだけだったけど…。

        再読してみたところ、哲学(本書が哲学書なのかは分からないけど)というものに対しての考えが変わった。

        今までは、自分自身に変化をもたらすもの、という捉え方だった。

        読み終えて思ったことは、哲学は「物差し」だ。
        書いてあることが今まで考えて来なかった真新しい物に感じるため、世の理がさも書かれているように感じる。
        けど、結局のところ、これは人間が考えた(感じた?)こと。

        ある人には当てはまるし、ある人には見当違いなのだ。

        じゃあどう読めばいいのか。

        それは、現在の自分自身とその後の人生を考えながら読み、何か心に残る言葉があればそれを元に人生を修正する。

        人生の物差しとして読めばいいのではないか。

        今回再読したのも、現在の自分が少し迷子になってきたから本書に手を伸ばしたのかもしれない。

        現に読み終わった今、少し晴れやかな気持ちになった気がする。

        また、何年後かに読めば違う言葉に反応するだろうし、哲学に対する考えもまた変わるかもしれない。

        その時までまた本棚に…。

        そして、哲学に触れると困ったことが起こる。

        自分の文章が、偉そうに説教を垂れてるみたいな文章になることだ。
        >> 続きを読む

        2018/03/22 by 豚の確認

    • 他7人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      読書について

      SchopenhauerArthur , 鈴木芳子

      4.4
      いいね!
      • ドイツの哲学者、ショーペンハウアーが物申す!
        読み手だけではなく、書き手にも「けしからん」と喝を入れています。
        昔の哲学者なので、難解なことが書いてあるのかと思いきや、訳がとても読みやすかったです。

        多読がけっして良いわけではなく、自分で考えることをやめてしまうという側面を指摘しているところは、本をよく読んでいる人にとってグサッとくるものがありました。
        それと、数年もしたら消えるようなベストセラーや流行の本は読者の時間を無駄にするといい、古典を薦めていました。

        匿名での批評は卑怯だなんだと非難しているのが、昔も今と変わらないんだなと思いました。むしろ今はネットやSNSで匿名での批判が増えていますよね。

        他にはドイツ語の乱れに嘆いて、細かく解説していたり。ドイツ語はわからないので、この箇所は読み飛ばしてしまいましたが。国は違えど、日本語の乱れに嘆く年配の方と変わりません。

        読み手だけでなく、書き手にも読んでほしい一冊です。
        >> 続きを読む

        2019/06/02 by May

    • 他3人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      幸福について 人生論

      ショーペンハウアー

      4.0
      いいね!
      •  常日頃、私が実行している教えの一つに「悩んでいるなら本を読め」があります。
         生きていて遭遇する悩みのほとんどは、過去に他の誰かが散々悩んできたもので、先人たちの出した答えが本に書いているからです。
         もちろん、その答えが正解とは限りません。そして、自分で悩んで、答えを出すことも大切なことです。でも、「先人たちも同じく悩んできた」「回答例はたくさんある」と思っていれば、結構気休めにもなります。

         ということで、ショーペンハウアーが晩年に書いた集大成的一冊です。


         さて、本書の冒頭の脳内イメージはこんな感じでした。

        ショー「人間は幸福になるために生きているーーとか思とるんか? それ、妄想やで。幸福論? そんなもんバナナの叩き売りみたいなもんや」
         え、本気ですか、ショーペンハウアーさん。確かに、厭世観とか語っておられる方が「幸福」というのも無理がありますけども。
        ショー「まぁでも、今回は一般人レベルに合わせて特別に語ったるわ。アリストテレスも幸福論やっとるけど、しょーもないしな」
         え……あ、ありがとうございます。さすがです、ショーペンハウアーさん。
        ショー「昔から賢い奴は同じこと言ってきたんやで。でもな、それ以外の奴らはいっつも逆のこと言いよんねん」
         すいません……。心して読ませていただきます……。

         のっけから否定で始まっていますし、基本的にずっとそういう調子です。でも、悲観的な論調のためか、非常に説得力があります。とことんネガティヴになってから開き直る性格である私には、ピタリとはまりました。なんだか、思っていた以上に悲観主義者な自分に気づいてしまいました。もう少しポジティブ思想も持とうと思います。

         二つほど、心に残った部分を引用しておきます。

        「人生を刺繍した布に譬えることができる。誰しも生涯の前半には刺繍した布の表を見せられるが、後半には裏を見せられる。裏はたいして美しくないが、糸の繋がりを見せてくれるから、表よりはためになる」

        「人生は将棋みたいなものである。われわれは大体の構想を描く。けれどもこの構想は、将棋なら相手方、人生なら運命がどういう手を打とうとするかによって制約される」

         はっきり言って、私には難しい本でした。しかし、それでも、得るものは多かったです。また時間をおいて読めば、自分が成長した分だけ新しいものを得られそうです。座右の書のなりそうな一冊でした。
         関西弁バージョンとか出ないでしょうか……。
        >> 続きを読む

        2016/09/21 by あさ・くら

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ツァラトゥストラはこう言った

      ニーチェ

      5.0
      いいね!
      •  人間として生きることのみじめさに直面して、哲学や宗教に走りたいのもわかるけれど、そうではなくて、そういうみじめさを当然のこととして笑いとばし、他の人が何を言っていようと気にせず自分の道をゆく、それが超人ツァラトゥストラ(もしくはニーチェ)だと思った。

         憐みや悲しみは高貴なものと思われがちだが、そういうものを理解した上で生まれる笑いこそが何よりも高貴で、人が目指すべきものだと思う。悲しそうな人を見て悲しくなるのも、憐れむのも、人間ならば当然だけれど、そして、このツァラトゥストラほど強い意志を持ち毅然として生きられるとは自分には思えないけれども、

         でも、自分は自分の道を行くし、悲しみや思惟に沈んで、死んだように生きていたくはない。

         ニーチェは、いきいきと生きた意志と行動の人だ、と思う。見習いたい。
        >> 続きを読む

        2017/04/20 by 理子*

    • 4人が本棚登録しています
      ツァラトゥストラはこう言った

      ニーチェ

      5.0
      いいね!
      •  意志を持って、自分を愛して、自分の道をゆくこと。各々が自分の舞踊を続けること。ひとが生きることは、しばしば舞踊にたとえられるが、究極的にはその通りだと思う。踊り続け、歌い続ける。そうして歌っているとき、はっとするような美しい瞬間、全てが調和していると思える瞬間に出会えることが稀にある。ツァラトゥストラには、その瞬間の描写がある。また、下巻に歌や舞踏が沢山出て来るのもうなずける。
         全体をはっきりと理解できたわけではないが、彼は彼なりの抒情詩を描ききっており、個人的にはかなり共感できる。


        「―-すべての言葉は、重い者たちのためにつくられたのではないのか?軽快な者にとっては、すべての言葉は虚偽ではないのか?歌いなさい!もう語ることはやめなさい!」―ー
        おお、どうしてこうしたわたしが、永遠をもとめるはげしい欲情に燃えずにいられようか?
        (p.159)



        >> 続きを読む

        2017/04/20 by 理子*

    • 2人が本棚登録しています
      論理哲学論考

      WittgensteinLudwig , 野矢茂樹

      3.0
      いいね!
      •  大きなところから細かいところへ、すぐに浅いところへ戻るものもあれば深く細かく入り込んでいくところもある、ということが章立てのように細かく振ってある番号により可視化されている。そのおかげで何を問題にしているのか、何が気に入らないのか、どこで説明に苦慮しているのかが分かる。語られている内容よりもむしろ、ウィトゲンシュタインあるいは哲学者という人たちがどのような考え方をしているのかを、つぶさに見ることができたところが面白い。 >> 続きを読む

        2017/10/08 by 夏白狐舞

    • 4人が本棚登録しています
      キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

      適菜収 , フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

      4.0
      いいね!
      • 面白い、最近ニーチェが人気なのもわかる気がする。あっちこちに喧嘩売りまくってて、無宗教を自認する人ほど楽しめるのではないかと。原文を読むのはちょっと重いので、これくらいが丁度いい。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      この人を見よ

      ニーチェ

      4.0
      いいね!
      • 哲学の知識がほとんどないまま無謀にもチャレンジした本作品。

        このジャンルの本の中では入門的で読みやすいのだそうだが、私にとっては非常に難解で苦戦しながらなんとか読み切った。でもただ難しいのではなく、所々で初めて出会うような思想に触れて衝撃的でとても面白いと思った。

        哲学書の1冊目は「超訳 ニーチェの言葉」みたいな読みやすい本を選ぶべきだったかなとも思うが、ニーチェの思想をダイレクトに感じるという意味ではこちらを選んで良かった気がする。

        10年近く前に読んだので、またチャレンジしてみたい。
        >> 続きを読む

        2011/11/30 by chao

      • コメント 3件
    • 4人が本棚登録しています
      ツァラトゥストラ

      ニーチェ

      4.0
      いいね!
      • 以前読んだものです。
        よくわかりません(笑)。
        評価は5にしてますが、よくわからないまま5にしています。(^_^;) >> 続きを読む

        2017/01/18 by 伯爵じゃ

    • 3人が本棚登録しています
      ツァラトゥストラ

      丘沢静也 , フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

      4.0
      いいね!
      • 光文社の古典新訳シリーズにはしばしばお世話になっています。古い訳は訳自体が難解で読む気がしなかったり、字が小さすぎ、行間が狭すぎて読む気がしなかったりするもので。

         『ツァラトゥストラ』もニーチェの代表的な作品と言われ、「神は死んだ」というフレーズだけなら誰でも知っているのですが、未読だったので今夏挑戦しました。内容をまとめるのは非常に難しい本で、たくさんのアフォリズム(警句)で構成された作品です。反聖書と言われているそうで、そこここに聖書のもじりがあったり、イエス・キリストやキリスト教の神を批判する内容が出てきます。

         主人公ツァラトゥストラは山の上にある洞窟で隠者のような生活をしていますが、ある使命感にかられて山から人間のいる地上へ下ってきます。しかしツァラトゥストラの話は全然受け入れられず、地上をさまよい歩いたあと、また山にこもります。再び地上にやってきて、また山にこもり、最後は山の洞窟に「高級な人間」らしきさまざまな人たちがやってきて、彼らとしばらく話を交わしたあと、再び一人になってさまよいます。ツァラトゥストラと常に一緒にいるのは鷹と蛇です。これは誇り高さと知恵を示しているようです。

         神は死んだ、それは人間への同情によるものなのだとツァラトゥストラは言います。また神様に何でもお任せにしている人間を批判しています。ツァラトゥストラは人間を非難しながら、人間がもっと高い存在になれるはずだと語り、そのために努力するよう勧めます。しかしそれは暗い顔をして修行をしたりすることではなく、自由になることを意味するようです。ツァラトゥストラは「笑い」や「ダンス」を強調します。イエスは全然笑わなかった。むしろ今笑うものは不幸だと言った。ツァラトゥストラはイエスを批判し、あらゆる価値や権威を笑い飛ばし、軽やかになることを勧めます。この、人間が高みに登るあたりを読んでいると、仏教的な感じがします。仏教ではブッダは目覚めた人の意味で、固有名詞ではありません。後世、シッタルダ以上の人が現れなかったので、ブッダというとシッタルダを指すようになっていわば神格化されてしまいますが、もともとは誰でもブッダになれるというのが仏教の考え方です。ツァラトゥストラも人間が「超人」になれると説きます。

         かの有名な「永遠回帰」とか、「大いなる正午」の話も出てきますが、はっきりと書いてあるわけではなくよくわかりません。これも仏教的な意味での輪廻転生や解脱のことなのだろうかとも思いますが、ツァラトゥストラが言っている永遠回帰は同じ事を繰り返すということですから、輪廻とも違う気がします。永遠であり一瞬であるという時間感覚を超越した世界に入ることが大いなる正午なのでしょうか。

         キリスト教や神を批判しているので、もっと反宗教的かと思いきや、むしろツァラトゥストラは最も真面目な求道者のように見えます。巨大な組織となってしまった教会、神なしで勝手な解釈をされている信仰はニーチェの時代も今の時代もあるのでしょう。思えばキリストが地上に来た時にはユダヤ教が神の意図とはずれてしまったことにイエスは批判をしたのでした。最も神に忠実に教えを説いたイエスは殺されてしまった。ツァラトゥストラは近代の預言者なのでしょう。彼もまた現状のさまざまな価値を批判し、ひっくり返しています。中でも「からだ」の賛美は今こそ読んで面白いところです。精神とからだを分離して精神を高みに置く考え方に限界が来ていることを現代人はよく知っていると思います。ニーチェの時代にそれに気付いているところが面白いところです。身体が思想である。むしろ精神は身体に従属しているとツァラトゥストラは説きます。ニーチェには現代人が読んで面白いアフォリズムがたくさん含まれています。

         
        >> 続きを読む

        2014/08/20 by nekotaka

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      道徳形而上学の基礎づけ

      KantImmanuel , 中山元

      5.0
      いいね!
      •  大学の倫理学の講義の参考文献として読んだ。カントの『純粋理性批判』は通読するのに尋常じゃない時間がかかり(未だしっかり読めていないので、また再読するつもりだが)、哲学書の恐ろしさを叩き込まれたが、これは講義の事前知識を定着させていたのと、石川文康の『カント入門』のサポートもあって、割とスラスラ読み終えることが出来た。訳が易しいのもあるかもしれない。
         内容は、カント倫理学の基本概念である「善意志」、「自由」や「命法」などが説明されており、確かに『純粋理性批判』の知識があった方が良いものの、今の時代は、インターネットで知識を補強しつつ読み進めても良いだろう。前述した『カント入門』はそのわかりやすさに感動さえした。余談だが、レポートは定言命法の妥当性について書いたのだが、やはりレポートでも雑文でも、文章にまとめるという作業は、頭にその概念を整理するのに役に立つことを実感した。今後、少しずつ思考の道筋をまとめていきたい。
        >> 続きを読む

        2018/08/02 by shinshi

    • 1人が本棚登録しています
      カント入門

      石川文康

      5.0
      いいね!
      •  『純粋理性批判』を読み、その難解さに打ちひしがれていたとき、学科の先輩からおすすめされた一冊。結果として、『純粋理性批判』をはじめ、カントの諸作品をなんとか通読することができたのはこの一冊あってこそであった。
         この作品は、日本のカント研究者である石川文康が、カントの三批判書や、『道徳の形而上学的基礎づけ』について時系列を追って解説し、カント哲学の諸概念を丁寧に嚙み砕いてくれている。この数か月、いくつかの哲学書やその解説書を読んだが、結局、この本を一番読み返した。おかげで、カント関連の話を誰かがしている際、そこで用いられている言葉の意味まではなんとか理解できるようになった。しかし、このような素晴らしい本が20世紀の段階で、出ている日本の哲学研究の先進性に驚嘆するばかりである。先人たちに感謝である。もちろん、解説書は玉石混交であるが、この一冊はぜひ読んでみてほしい。
        >> 続きを読む

        2018/08/03 by shinshi

    • 2人が本棚登録しています
      ニ-チェ全集

      信太正三 , フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

      4.0
      いいね!
      • 正直なところ、ニーチェ的饒舌に辟易するところもあったし、玉石混交な気もするが、ところどころ宝石のような文章やことばがきらめている。

        以下のことばは、なるほどと思った。


        「独創性。―独創性とは何か?あらゆる人の眼の前にあるものなのに未だ名を有たず、いまだ名づけられえないでいるものを、見ること、がそれである。人の世のつねとして、およそ事物というものを人間にはじめて見えるようにするものは、名称なのだ。―独創性ある人間は、おおむね、命名者でもあった。」
        (第三書 二百六十一節 281頁)


        他にも、以下のメッセージは触発・啓発されるものがあった。


        ・情念の歴史、貪欲等の歴史を、ひとつひとつの時代や社会に即して書くこと。
        ・非凡な人とは、いわば隔世遺伝であり、過去の良い社会や歴史からの隔世遺伝であること。
        ・知を摂取同化することは、人類のまだまだこれからの課題であること。
        ・所有欲や愛よりも、古代ギリシャ人は友情を上とみなしていたこと。
        ・古代ギリシャ人は哲学者以外は皆奴隷だとみなしていたこと。(84頁)
        ・徳についてのかつての教説は、個人存在を全体の機能に変えてしまうものであったこと。
        ・過去数世紀の科学の発達は、ニュートン的・ヴォルテール的・スピノザ的の三つの錯覚から生じていたこと。(107頁)
        ・エピクロスへの共感。エピクロスが地中海を眺めているビジョン。(115頁)
        ・困窮の知識、つまり実際の肉体的な困窮の知識の有無が、中世と現代との違いであり、現代を漠然としたペシミズムに向かせるものであること。(118頁)
        ・他人がわれわれについて知るところのもの、の重要性。(122頁)
        ・仮象の意識(123頁)認識者―仮象―現存在
        ・高貴な精神とは「自分以外のすべての他の人には冷たく感じられる物事に熱さを覚える触感をもつこと」(125頁)
        ・人生は認識者にとって一個の実験でありうる。(337頁)
        ・「真面目な」陰鬱な思考より、笑いと悦ばしさのある思考を。(340頁)
        ・愛することを学ばなくてはならぬ。音楽のように、はじめは馴れなくなじめなくても、我慢する努力と善意がなければならない。それがあれば、なれないものはヴェールを脱いで、美しいものを見せてくれる場合もある。(347頁)
        ・人類の歴史を総体として自己の歴史と感じること(355頁)
        ・友を、自分を助ける仕方でのみ助けよ。同喜共歓の生き方をこそ。(359 頁)
        ・熟知のもの、慣れっこのものこそ、認識が難しく、認識すべきこと。
        ・自分の中で、自らの時代を超えること。


        「隠れた歴史。―すべて偉大な人間は、過去へと働きをおよぼす遡及力をもっている。あらゆる歴史は、彼あるがためにふたたび天秤にかけられ、そして過去の幾千となき秘密がその隠れ家から這い出してくる―彼の太陽の下へと。どういうものがいったい今後さらに歴史となるのかは、皆目みきわめがつかない。過去はおそらく今もってなお本質的には未発見のままなのだ!なおも非常に多くの遡及力が必要である!」
        (第一書 三十四節 104頁)


        これらのことばからのインスピレーションをどう生かすかは、詠み手の側次第なのだろう。

        笑いや喜びのある思考を軽やかに行いながら、同喜共歓の人生を歩み行くこと。

        それこそが、ニーチェの言いたかったことなのだろう。
        ニーチェの言葉のすべてに共感するわけではないし、いくつかどうにも首をかしげ、同意しかねるところもあるけれど、その点については、全く共感するし、なんとか自分の人生に生かしていきたい点だ。
        >> 続きを読む

        2012/12/22 by atsushi

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      超訳ニーチェの言葉 = Die weltliche Weisheit von Nietzsche

      白取春彦 , フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

      5.0
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        夜の闇があるからこそ、
        光の熱とまばゆさがわかるのだ。
        >> 続きを読む

        2013/09/17 by 本の名言

      • コメント 4件
    • 6人が本棚登録しています
      はじめてのニーチェ

      適菜収

      5.0
      いいね!
      •  ニーチェ=名前は知っている。なんかすごい人。という印象しかない位ニーチェについては知らないのですが、この本を読んでニーチェについてもっと知りたい!と思うようになりました。

         世のニーチェ通から言わせればここに書かれているのはほんの触り、ニーチェが知りたければ『ツァラトゥストラ』を読め!と、仰るかもしれませんが著者の方も、ある程度の理解がなければ『ツァラトゥストラ』はわからん。とこの本で言っているので良いかと思います。

         私たちが善と考えていた民主主義であったり、世界の存在意義について疑問を呈しています。それが怖くもあり、カッコイイと感じます。

         ”認識の数だけ真理は存在する”

         (本文P83より抜粋)

         ちなみに全115P。読むのに1時間もかからないと思います。
        >> 続きを読む

        2014/07/20 by foolman

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています

カテゴリー"ドイツ・オーストリア哲学"の書籍一覧 | 読書ログ

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本

掟上今日子の旅行記