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カテゴリー"国防史・事情、軍事史・事情"の書籍一覧

      失敗の本質 日本軍の組織論的研究

      戸部良一

      4.1
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      • 日本軍の敗北の要因を組織論の観点から分析した本。近年盛んに叫ばれる「ダイバーシティ」や「レジリエンス」に似た主張がなされていると思われた。

        ・大東亜戦争のリーダー群は、暗記・記憶力を強調した教育システムを通じて養成されてきた。
        ・適応は適応能力を締め出す。日本軍は環境に適応しすぎたことにより、環境変化に対応する能力がなくなっていた。
        ・既存の知識や行動様式を捨てることを、学習に対して学習棄却という。
        ・適応力のある組織は、絶えず組織内に緊張を創造し、多様性を保持してコンティンジェンシーに対応しなければならない。
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        2018/01/03 by r_std

    • 他4人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      3.11後の自衛隊 迷走する安全保障政策のゆくえ

      半田滋

      5.0
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      •  本書は4章に分かれています。1.「大震災とその後の自衛隊」2.「『トモダチ作戦』とはなんだったのか」3.「変貌する海外派遣」4.「迷走する政治主導」となっています。前半2章は主に3・11の震災で自衛隊が果たした役割について書かれています。新聞報道ではアメリカが助けに来てくれたことが強調されていましたが、それが全部ウソではないにせよ、かなり誇張され、部分的には事実をねじ曲げて伝え、「トモダチ作戦のありがたみ」「有意義な日米同盟」が演出されました。(仙台空港のメーン滑走路の車などを一日でどけてきれいにしたのは、国土交通省が契約した日本の業者だった)

         アメリカには1.日米関係の内外へのアピール。2.オバマ米大統領が掲げた新規の原発建設を推進するクリーンエネルギー政策に影響を与えないこと。3.日本を経済大国の地位から転落させないこと。これは、日本、フィリピン、シンガポール、タイ、オーストラリア親米諸国による中国包囲網を緩めないことと連動している。

         トモダチ作戦で米政府が用意した予算は最大で8000万ドル(約62億円)。日本の「在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)」に関する新たな特別協定が震災後の4月1日に発行し、毎年度1881億円ずつで、5年間にわたり日本側が負担する。5年間の総額は一兆円近くになる。自民党政権下で交渉により、徐々に削減されつつあった、思いやり予算は民主党政権になって、今回の法制化で高止まりすることになった。

         後半の2章は海外派遣のあり方と、民主党政権の迷走ぶりを描き出している。南スーダンのPKO派遣を巡る民主党政権の朝令暮改ぶりと、官僚主導政治家不在の意志決定の様子を浮き彫りにしつつ、自民党政権以上に海外派遣を広めてしまっている有様を描写する。今やアメリカの「名代」としてアフリカ軍の中核を担う自衛隊。この辺の事情はあまり国内で報道されていない。初めて行われる時には強烈な拒否反応を示すのに、一度決まってしまうと急速に世論が冷めるのが日本の特徴だとつくづく思う。不屈の精神で息の長い運動をしている人たちはたくさんいるけれども、「お上」の決定に結局逆らわないのは習性のようなものだ。そのお上がアメリカの言いなりなのだから、やりきれない。

         最終章では普天間のことが取り上げられている。辺野古沖キャンプシュワブの飛行場建設で、QIP方式(桟橋方式)とメガフロート方式の二工法が案として挙げられ、アメリカの企業、政治家や日本の企業、政治家たちが利権を巡ってさまざまに動く様子が詳しく書かれている。結局、政府・沖縄県・名護市の三者で合意が形成されるも、地元の住民や支援者の建設作業妨害により、着工されていない。こういうところで地道に頑張っている人がいるのだ。

         最後は海兵隊の問題。現在の戦争は航空機主体で、戦端を開くのは攻撃機や船艇、潜水艦から発射される巡航ミサイルなどで、着上陸侵攻の戦争は起こらない。海兵隊は役割を終えているのだ。アメリカが海兵隊を沖縄に駐留させているのは、海兵隊のためであって、沖縄のためではない。

         筆者は最後に、自衛隊が「人助け」組織として生まれ変わることを期待している。憲法9条を変えるのではなく、その主旨を貫徹するために。自衛隊がもっと災害救助などで活躍できるよう法整備をしたらよいと提案している。3・11の時には、夜間の警備などを地元住民から頼まれたが、法の壁があってできないという事態もあったという。夜間警備などは警察の仕事なのだ。この辺にも日本の縦割り行政の弊害が見事に出ている。
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        2012/10/16 by nekotaka

      • コメント 4件
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      陸海軍戦史に学ぶ負ける組織と日本人

      藤井非三四

      3.0
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      • 「組織論」と銘打ってはいるがどちらかと言うと日本軍の実情から組織を分析した本である。この本から現在の日本の組織は何を教訓とすればよいかまでは言及されていない。帯に「ただの戦史の本ではない」と銘打ってあるが、それはそうである。組織分析の本なのだから。野菜を売っている店を魚屋とは言わないのである。そしてもしこれを戦史本とするならば個人的な評価は「ただの戦史の本」である。

        まず二章、四章、五章はなかなか乱暴な理論が展開されている。特に四章「誤解された『経済』の概念」については経済について論じるのであれば日本軍を取り巻く様々な状況についても触れなければとても理論的とは言えない。兵力の出し渋りを批判するのは良いとして、もう少し当時の日本そのもののポジションについても考察をするべきだったと思う(組織論の範疇を超えてしまうと思ったのかもしれないが、それならばそもそも書かなければ良い)。二章の「社会階層を否定した軍隊」も軍隊の実情を書いているまでは良いがそこから先の考察が些か乱暴である。

        一方で一、六、七章は興味深い。特に六章「情報で負けたという神話」は情報と言う点について日本軍のどの部分が脆弱だったのかが詳しく考察されている。暗号解読のからくりなど目新しい部分があったからかもしれないが、よく書きあげられていると思う。個人的に六章を先にしておいて「ではなぜ負けたか?」を他の章で論じることが出来たのであれば上記の批判も避けられたのではと思う。一章も気候と戦争という面白い観点であるのに、章の配置が悪かったように思う。

        考察に粗が見られ、章の配置にも疑問点が残るものの、内容自体は決してつまらなくはなかった。「この本から何を考えるか」と自分で分析をするという点では非常に有用な本であると思う。しかしだからこそこれは組織論ではなく組織分析の本であり、戦史本とするのならば「ただの戦史の本」だと感じてしまうのだ。
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        2017/01/17 by aokaze

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      自衛隊に誇りを 銀座に装甲車を入れた元陸将の「国防軍」改革案

      志方俊之

      4.0
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      • 元陸将による自衛隊の在り方について。

        自衛隊の立場と議論の必要性について認識した。

        シビリアンコントロール(文民統制)という概念がある。
        強力な軍隊を持ち、それを実際に使える立場に有る人間には、使ってみたいという欲求が訪れることを見越した制度で有ると思う。

        このせいかもしれないが、軍隊(日本では自衛隊)に対するイメージは、あくまでも力を行使する能力を持つ集団で、戦略や戦術以外には考えることを封印されているかのように感じていた。

        その組織の長で有った著者が著した本作品だが、これまで読んできた自衛隊モノとは全く比較にならないほど優れた内容になっている。

        新たに知ったことも多く有った。

        憲法改正について。
        日本国憲法は現在まで一度も改正されていないわけだが、原則堅持という良さは有ってもさすがに硬直的という批判は免れないように思う。

        世界各国では改正は当たり前で、スイスに至っては年に1回以上のペースで実施されており、また、同じ敗戦国のドイツでも数十回の改正が行われている。
        日本には憲法を不可侵なものと考えているふしが有るが、世界的にはそうでないことを認知する必要が有るだろう。

        将軍に対しての呼称について。
        陸空軍の将軍に対しては「閣下」海軍の将軍に対しては「提督」が正しいらしい。

        少なくとも将軍クラスには優秀な方がいることが分かり安心した。
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        2012/07/22 by ice

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      防衛破綻 「ガラパゴス化」する自衛隊装備

      清谷信一

      4.0
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      • 自衛隊の軍備に関する本。どのような戦車や飛行機が配属されていて、その性能、効果、値段などの説明もある。
        しかし、この本におけるもっとも重要なポイントは、「日本の自衛隊の軍備の仕方」だ。
        予算が年々削られていることに対する対応策が不十分なために、
        マシンガンはあるが、それに対する専用弾薬が不足しているとか、ロット買いが出来ない為、古い兵器を無駄に高く買わされているなど、民間では考えられないような事態が起きている。
        F22戦闘機については、世間では深く掘り下げられていないが、本書を読むと、その意味や、意義について考えさせられるものがある。
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        2010/06/30 by sasimi

    • 1人が本棚登録しています
      日本型リーダーはなぜ失敗するのか

      半藤一利

      5.0
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      • 「リーダーシップ」という言葉が軍事用語から来ていると初めて知った。
        また、現在のビジネス用語の中でも使い古された言葉でもある。
        それだけ歴史を持った言葉(命題)だからという訳でもないだろうが、70年余り前の大戦時の軍上層部の例や、戦後の復興期の経営者の例を挙げた「真のリーダーシップとは」の解説が、何と的を射ていることか。
        企業の隆盛や衰退が著しい今のような時代こそ、戦場で求められるようなリーダーシップが求められるのだとも思う。
        あと、自分が管理者としてある程度の規模のグループを率いるようになって、軍隊のようにメンバー全員が価値観や目標を共有できる組織を目指したいとも考えていることもあり、非常に興味深く読むことができた。
        神輿としてかつがれるだけで自身では決断もせず責任も負わないリーダーや、学業成績が優秀なだけで勘違いして暴走してしまう参謀には退場願いたいものだ。
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        2015/07/19 by kenji

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      ランド世界を支配した研究所

      牧野洋 , AbellaAlex

      3.0
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      • 匿名

        20世紀の世界の枠組みを作った人たち。

        2013/02/28 by 匿名

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      ドイツ参謀本部 その栄光と終焉

      渡部昇一

      4.0
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      • 大学の時に渡部さんの本を初めて読んで、教養の幅や主張の的確さに凄く影響され、そして劣等感を抱いたのを覚えている。その後色んな本や友人とあって相対的にものを見ることができるようになり緩和されたが、今もその衝撃は忘れられない。
        そんな彼の博識の一部である本書。高校の世界史で覚えたビスマルクやヴィルヘルム二世などが登場する、ドイツ第二帝国時代を中心としたドイツ参謀本部の歴史を学ぶことができる。参謀本部とは何か。ドイツ参謀本部はどういう経緯でできたのか。うまく機能したのか。なぜ第一次、第二次世界対戦では敗戦国になってしまったのか。この辺りを分かりやすく読めた。
        やはり面白かったのは全盛期であるビスマルク、モルトケ時代である。普墺戦争や普仏戦争に勝つまでの地盤作りやその後の動きは学ぶところがあると思う。時代を読む洞察力や組織作り、または宰相と参謀本部の在り方など色々要素があるようだ。
        また、その時代の後の凋落ぶりはどの時代どの国でも見たことがあるような展開だった。失敗する展開って普遍的なことなんだと思った。
        そして大体こういう本を読むと、出てくる歴史上の人物に「銀河英雄伝説のモデルかも」と思ってしまう。私の中で銀河英雄伝説はそれほど印象的な本のようである。
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        2016/03/04 by harubou

    • 4人が本棚登録しています
      陸海空自衛隊あるある 頼もしく、そして愛おしい防人たちへのラブレター

      スリーウインズ team J

      3.0
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      • ホントにあるあるかな?と立ち読みした本。(笑)
        海と空の事は判らないけど
        陸に関しては思い当たる節がチラホラと(笑)

        確かに裁縫は出来るよ。
        それにアイロン掛けは完璧。
        アイロンがけは旦那さんの仕事です(。+・`ω・´)キリッ。
        ジュージャンもたまにやってるみたいだし、
        雨が降っても傘は差さない。
        それに戦車にはウインカーが付いている。!(b^ー°)

        よく『民間』って言葉も出るし
        昔はジャージにお金を掛けていた!!(≧m≦)プッ!!
        >> 続きを読む

        2013/08/07 by あんコ

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      外注される戦争 民間軍事会社の正体

      菅原出

      4.0
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      • 先日読んだ「機龍警察」の中で描かれていた傭兵の姿から本書に辿り着きました。「外注される戦争」ということで、本書は各地の戦場で活躍するPMC(Private Military Company)と呼ばれる民間軍事会社について書かれた本です。

        「民間軍事会社」という名前にぴんと来ない人もいるかもしれません。最近の戦争では正規の各国の軍隊だけではとても成り立たず、戦争関連の兵站や情報収集、プロパガンダ、果ては戦闘そのものまでをも請け負う会社が多く存在し、非常に大きな地位を占めているそうです。イラクで起きた、「ファルージャの悲劇」と呼ばれる米国人が襲撃された事件で犠牲になったのもブラック・ウォーター社という民間軍事会社の社員だそうです。

        本書を読むと分かるのは、民間軍事会社という民間組織が戦争に関ることにより、戦争も一つのビジネスとなっている、ということです。その市場は広く、もちろんイラクやアフガニスタンでの直接的な戦闘行為も指しますし、戦場に赴く兵士達の訓練や、戦争が終結した後の国家の治安維持のための警察や軍隊の訓練も当てはまるそうです。

        本書を読むと分かるのは、戦争が「良い」「悪い」という価値観を超えたところに、別の価値観がある、ということです。民間軍事会社の存在が正しい・悪いといったことではなく、今現在では彼らがいなくては「戦争は全く成り立たない」ということですね。これは戦争自体だけではなく、治安維持の活動自体さえも成り立たなくなりつつあるということです。

        例えばサダム・フセインのネガティブキャンペーンを張ってフセイン=悪という印象を植え付けるのに活躍したのも民間軍事会社ですし、実際に戦闘行為を行なったのも、食料調達や情報収集に活躍したのも民間軍事会社です。現在の戦争はもはやその多様性からとても一国の軍隊で賄えるものではないそうです。

        そしてこのように戦争がビジネスとなると当然そこには市場原理が働くことになり、コストダウンの要望が入り、コストと品質が秤にかけられるようになります。この場合の品質はそのまま人命に直結するわけで、その結果生まれたのが上記の「ファルージャの悲劇」のようです。

        こうした本を読んでいて強く感じるのは「何事も市場原理に逆らうことはできない」ということです。結局は利益が優先され、弱い人ほどその中で上手く生きていく術を身に着けざるを得ない、ということになります。実際、貧困国と呼ばれるフィリピンなどでは、手っ取り早く稼げるイラクのPMCに命がけで入って仕事をする人も多く、爆弾テロなどの犠牲になる人も少なくないそうです。

        平和な日本にいると気付かないことですが、「戦争」というもの自体が経済・市場の一角を占めていて、そこで生きている多くの人がいる、ということは知っておくべきことだと強く感じました。

        あともう一つ印象に残ったのは、最近の戦争の形態についてです。冷戦時代などは大国同士の争いに注目が集まっていましたが、最近は破綻国家がテロリストの温床となり隣国の脅威になることが多いらしく、大国を牽制することよりもむしろ破綻国家に秩序を取り戻す方が中心になってきているらしいです。こうしたことも含めていろいろと勉強になる本でした。
        >> 続きを読む

        2014/03/29 by taka2

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      裸の自衛隊

      別冊宝島編集部

      3.0
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      • 自衛隊の現場に迫るレポートの数々。

        実態が見えにくい自衛隊という組織を、自衛隊員へのインタビューを結集することで描く作品。

        事実上、国際的にも最新鋭の装備で身を包む軍隊で有りながら、違憲問題に常に晒され、そのアイデンティティが定まらない不思議な存在で有る自衛隊。

        リアルな存在で有る現場の自衛官達を描くことで、実態の見えない自衛隊組織を浮き彫りにするアプローチは非常に有効で有ると考える。

        多くのライターが多くの自衛官を対象にしたものを寄せている形なので、真面目で優秀な自衛官から、漢字も書けず身の周りの整理も出来ないレベルまで、いろいろな自衛官が取り上げられていることに親近感を持った。

        防衛大学校の実態に対してはこれまで全く知る機会が無かったので、ついつい熱中してしまった。
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        2011/04/24 by ice

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      山・動く 湾岸戦争に学ぶ経営戦略

      PagonisWilliam G , CruikshankJeffrey L.

      5.0
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      • W.G.パゴニス米国陸軍中将による湾岸戦争時の補給戦の教訓本。

        その昔、ソフトウェア開発プロジェクトの進め方について何か参考となる本は無いかと広範囲に探していたおり見つけ出した本。


        本書の内容は極めて単純に補給戦に関する最も新しくかつ大規模な実例の解説となっております。

        構成は大まかに、著者の半生の説明とベトナム戦争における補給戦の教訓、湾岸戦争という補給戦の具体例の説明、そして補給戦を通して後方支援とは何かリーダーシップとは何かについて著者の考察の3部に分かれると思います。

        本書はいたる所に参考となる点、頷ける点があるのですが、後半になればなるほどその濃度は増してゆきます。

        小規模なプロジェクトでは特に問題とならないし気にも留められないのですが、大規模化してくるとなぜか発生し始める問題とその対策の参考になると思います。

        特に下記に挙げる点で興味深い内容が記述されております。

        ・大規模な作戦行動を滞りなく行わせるためには何が必要なのか
        ・大規模な作戦行動ではどのような点に考慮しなくてはならないかまたはどのような点に注意して行動しなければならないか
        ・大規模な作戦行動では何が問題となりえるか
        ・人という生物への洞察と上手く導くためのコツ(リーダーシップ)
        ・コミュニケーションマネジメント
        ・人材育成
        ・組織化(仕組みのシステム化という強化策)

        大規模でなければ上手くいくはずのものが数十万人の兵士を戦場に送り込むというお題になった途端に頭をもたげてくる問題があるのです。
        例えば、到着した兵士の宿泊施設と輸送。
        例えば、港に日々積み上がってゆく物資の振分けと輸送。
        例えばどこで誰が何を必要としているかの把握。
        例えば、毎食カロリーメイト(正しくはMREの事)では「トニー、力が出ないよ」になるので、新鮮な食料品等の調達とその為の受け入れ国との調整。
        例えば、文化の違いと問題化しないための配慮。

        様々な問題に対して様々な助言がなされているのですが、本書はそれに留まっておらずその先にまで進んでいると思うのです。

        それが最後の数段落で示されています。

        そして最後の結びに心動かされました。

        「わが国の前途は希望に満ちているのである。」

        将官とはかような者なのかもしれません。

        リーダーシップについて学びたい人にお勧めです。
        >> 続きを読む

        2014/09/07 by Shimada

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