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カテゴリー"度量衡、計量法"の書籍一覧

      万物の尺度を求めて メートル法を定めた子午線大計測

      吉田三知世 , AlderKen

      4.5
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      • 【さあ、長さの基準を決めようじゃないか!】
         昔、昔、その昔は、長さの単位って土地によってバラバラでした。
         ある土地で1m(mなんていう単位はその頃にはなかったと思いますが)の反物を買うと、別の土地ではそれは別の長さになっちゃう。
         人の移動が少ない時代ならそれでもまかなえたのかもしれませんが、段々そうは行かなくなります。

         大体、昔は長さの単位って人の身体を基準にしている場合が多かったようですね。
         1feetだって歩幅だし、一尋だって両手を広げた幅だし。
         そんなの、人によっても違うのにね。

         こんなんじゃダメだ! もっとしっかりした基準を決めよう!
         ということで、最初に動き出したのがフランスでした。
         でも、何を基準に決めたら良いのだろう?
         不変なものって……。

         そこで気がつきました!
         地球を基準にするんだ!
         北極から赤道までの距離の1000分の1が1メートル。
         そうしちゃいましょう!
         ということで、正確な測量をすることになったのですね。

         本書は、このメートル法を定めるに当たり、ドゥランブルとメシェンという二人の学者が北のダンケルクから南のバルセロナまでの距離を三角測量したという史実について書かれた本です。

         でも時期が悪い!ちょうどフランス革命が勃発した時で、一般にはまだ知られていない測量機器を抱えて歩いていると怪しまれること怪しまれること。
         何か変な「武器」を持って歩いている怪しい奴がいるということで、革命派に取り囲まれたりしちゃいます。

         ドゥランブルは北から、メシェンは南から測量を開始するのですが、その苦難の道のりを描いた作品です。
         結果、測量を成し遂げるのですが、何故かメシェンは自分の測量データを公表しようとはしません。

         最終的にはそのデータはドゥランブルの手に渡り、ドゥランブルにより検証されて「メートル法の起源」という本にまとめられるのですが、その中でもメシェンの生データは封印されたままです。
         それは一体何故?

         1メートルという単位が決まるまでの苦闘を描いた秀作です。
         ちなみに、現在は、ある時間に光が進む距離でメートルは定義されていますよ。
         だって、地球だって大きさが変わるから。
        >> 続きを読む

        2019/05/09 by ef177

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