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カテゴリー"小説、物語"の書籍一覧

      永遠の0(ゼロ)

      百田尚樹

      4.4
      いいね! chao tomato tadahiko kuuta makoto yam megu kaoru fireman emi kawahara sunflower ENRIKE ryoji taiaka45
      • 特攻は自爆テロと同じか

        史実をバックグラウンドにフィクション部分で感動をさせようとしてるのはわかってましたが...。
        戦時中に数々の特攻にかかわった人の証言の形をかりてうまく語られているけど多少わかりづらいところはナナメ読み(^ ^;)
        しかし最後の方のフィクション部分でのオチや、敵から見た目をプロローグとエピローグではさんでいるところなんか完成度高し。

        (amazon解説)
        「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
        >> 続きを読む

        2018/08/10 by motti

    • 他63人がレビュー登録、 288人が本棚登録しています
      イニシエーション・ラブ

      乾くるみ

      3.4
      いいね! yana nasubivi ooitee

      • 乾くるみの「イニシエーション・ラブ」は、合コンで知り合った若い男女の恋愛模様を描いた作品。

        レコードになぞらえた二部構成となっおり、side-A面には甘いラブソング、side-B面には別れを予感させる歌詞の曲名が、各章のタイトルに用いられている。

        1980年代の後半を舞台として、ぎこちないながらも堅実に愛を育んでいく二人の姿に、青春時代の自分の姿と照らし合わせて懐かしく思う人も少なくないだろう。

        本物のレコードならB面から聴いても差し支えないが、この作品を読む際は要注意だ。
        なぜなら、この作品はただの恋愛小説ではないからだ。

        「ぜひ、2度読まれることをお勧めします」と帯で謳われているように、綿密な計算の上に構築されている。

        乾くるみファンなら、タロットカードの6番「恋人」のカードが、さりげなく描かれていることから、この作品は「何か」が仕組まれているタロットシリーズだと勘づくだろう。

        しかし、たとえ途中で謎が解けたとしても、ミステリとしての面白みは損なわれないはずだ。

        浮かび上がる構図が持つ邪悪さは、読み手の心中を突き刺す衝撃を持っているからだ。

        >> 続きを読む

        2019/08/28 by dreamer

      • コメント 1件
    • 他45人がレビュー登録、 173人が本棚登録しています
      舟を編む

      三浦しをん

      4.1
      いいね! Tsukiusagi makoto yam caramel yana
      • 何だろう、この読後の満足感は。
        鼻から上質ないい空気が抜けていくような…?
        自分で何言ってるか分からないけど、いい本だった。

        数年ぶりの再読だが、一文字一文字引き寄せられるように読んだし、展開や表現に心が動いた。

        辞書を作る人なんて想像すらした事がないが、とても果てしなく、大変な所業なのだと思った。

        よく言われることだけど、言葉って生き物みたいだな。
        同じ言葉でも状況によって変わったり、一見同じようでも違っていたり、進化し続けたり…。

        そんな言葉の海を渡り、繋いでいくために舟を編み続ける真締達。
        辞書はあまり読む事が少ない人生を歩んできたが、無性に手に取りたくなった。

        登場人物は、なんとなく主人公、真締にとって都合のいい人達だらけ、というのが気になった。まぁそこが本質ではないから読みやすいと言えば読みやすかったが。
        特に好きなキャラは西岡。

        本気になれるものがなく、他人に嫉妬心を抱いてしまう彼だが、真締と関わることで自分を見つけていく過程が狂おしい程人間臭くて、胸がいっぱいになる。

        そして装丁。意味が分かってからはずっと眺めてられます。むしろ勝手に愛おしさも感じてしまいます。

        文庫本ではなぜか装丁が変わっているのが非常に残念だが。
        >> 続きを読む

        2018/11/01 by 豚の確認

      • コメント 6件
    • 他43人がレビュー登録、 155人が本棚登録しています
      夜は短し歩けよ乙女

      森見登美彦

      4.1
      いいね! ybook niwashi 2hak1 Tukiwami
      • 文句なしの5つ星!
        いや、実はストーリーはそこまででもないw

        だけど噂に聞いていたナカメ作戦。
        本作に出てくる数々の技、作戦、集団はとても素晴らしい。
        おともだちパンチ、閨房調査団、偽電気ブラン、古本市の神、ご都合主義、偏屈王、etc、etc。

        そしてやはり私の我儘で一途で不器用な愛情表現に心打たれ、共感せずにはいられない。

        ボク自身想う人がいる、その人に振り向いて欲しくて、日々邁進する。その気持ちを強く再確認出来た。
        >> 続きを読む

        2019/06/30 by ヒデト

    • 他42人がレビュー登録、 176人が本棚登録しています
      西の魔女が死んだ

      梨木香歩

      4.1
      いいね! daya linarosa Moffy peace_1987
      • 生きるパワーをもらえる本。

        死についてのおばあちゃんの考え方は私も一緒ですんなり入ってきた。
        仲直りできないままおばあちゃんと別れてしまったのは魂は残ってるので心配ないというメッセージなんだろう。

        内なる自分の声を大事にする。
        情報の溢れた今の世の中ですごく大切なことかもしれない。
        それに本音で繋がれる人が一人でもいたらそれだけでハッピーだ。

        最後に出てきたトラック運転手のあやさんは自分のやりたいことをやってるし人生を謳歌してる。
        読んで心が元気になるお話で私は好き。
        >> 続きを読む

        2019/06/02 by miko

    • 他41人がレビュー登録、 162人が本棚登録しています
      ジェノサイド

      高野和明

      4.2
      いいね! tadahiko tomato chao kuuta ice chaos makoto mahalo pq1 kissy1986 sunflower hikaru ryoh3
      • おもしろかった!
        未来のSFとしてでなく現代を舞台にした、進化した人類の登場の物語
        なかなか反響のある作品だそうですが、なかには反日、反アメリカ的etcの部分が気にくわないという意見があるようだけどそこら辺は気にならなかった。読みとばしちゃってもいいくらい。
        逆に進化した新人類目線では「国籍」も不要ではないかという後日談にも懸ってきて、現代人のチマチマした差別的性質や凶暴性との対比としてのエピソードに良いくらいじゃないですか?

        アメリカ、日本、韓国の共同出資でひとつ映画化を希望!
        >> 続きを読む

        2018/07/30 by motti

    • 他37人がレビュー登録、 136人が本棚登録しています
      夜のピクニック

      恩田陸

      4.1
      いいね! niwashi siois Sachupan kumpe
      • プチ旅行の移動の際に読むために購入した。
        確か、以前に本屋大賞になってた本だな、くらいの認識。
        「青春小説」って今の自分にリアルじゃないところもいい。

        と、乗り物の中で読み始めたらグイグイ引き込まれる。
        ただ歩くと言う行為の中に、しょうもなくって、甘くて、酸っぱくて、苦い若者たちの思いが、どんどん重たく痛くなる足取りと重なる。

        「雑音だって、お前を作ってるんだよ。雑音はうるさいけど、やっぱ聞いておかなきゃなんない時だってあるんだよ。」

        その言葉に、ちょとこそばゆくなる。
        一気に現在の自分が形成されたつもりでいた。
        歳を重ねて、そんな事も忘れていたっけ。

        それにしても、歩き続けることで、体に起きる変化と心に起きる変化の細かな描写がうまい。
        (著者自身の体験か?)
        自分も走っていた時の肉体記憶が呼び起こされ、思わず「膝が疼くぅ。」

        ゴールの達成感が、ハッピーエンドなストーリーを更に爽やかに締めくくっていて、読後 久々に走りたくなった。





        >> 続きを読む

        2019/05/04 by FUKUchan

    • 他35人がレビュー登録、 134人が本棚登録しています
      博士の愛した数式

      小川洋子

      4.2
      いいね! tadahiko masa920 mahalo caramel sunflower syuna Dies_irae Moffy ryoji Booklover ooitee
      • 非情に簡潔な内容ながらも、喜怒哀楽が感じられる博士とお手伝いさんとその子供のルートのやり取り。

        80分しか記憶が持たない博士は、多くのことを数学に例える。
        それは素数であり定理である。
        更には阪神時代の江夏豊の記憶が多くのことで絡む。

        最初こそ非現実的だが、次第に数学のやり取りが楽しくなってくる。
        1から10を足すと出るのは55。
        簡単だがじゃあ1から百や千となると、すぐに計算できる法則を見つける必要がある。筆算では解けないから。

        まるで数学を習っている感覚だが、この雰囲気は独特。
        小川さんの作品は初めて読んだが、どの文も非常に柔らかい文体。
        他作品も読んでみたくなる。
        >> 続きを読む

        2019/03/16 by オーウェン

    • 他33人がレビュー登録、 157人が本棚登録しています
      イン・ザ・プール

      奥田英朗

      4.0
      いいね! chao kotaro ybook tadahiko
      • 空中ブランコがおもしろかったので、シリーズ第1回目となるこの本を読んだ。こんなにメチャクチャな医者はお目にかかれないが、いたら楽しいだろうなと思う。無表情な美人看護師との組み合わせも不思議な雰囲気を醸し出している。精神的な問題を抱えた患者も、極端な話だが、なんとなく周囲にいそうだ。結果的に治っているのだから名医かもしれないな。 >> 続きを読む

        2019/04/22 by KameiKoji

    • 他33人がレビュー登録、 119人が本棚登録しています
      告白

      湊かなえ

      4.1
      いいね! fireman taiaka45 ryoji
      • こう言っちゃ変ですが、陰湿で 面白かったです。

        2018/07/07 by motti

    • 他31人がレビュー登録、 154人が本棚登録しています
      空中ブランコ

      奥田英朗

      4.1
      いいね!
      • 伊良部という奇人変人の精神科医にメンタル相談で訪れる様々な悩みを持つ人達の物語。知らない間に腰が引けて飛べなくなってしまった空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のヤクザ、同じ設定で書いてしまっていないかという強迫症に取りつかれた人気女流作家、一塁に送球するさいにノーコン名三塁手、自分の叔父のカツラを外してしまいたくなる医師など、想定外の精神障害になってしまった人達とのコミカルなやり取りが気軽に読める。何も得ることはない小説だが、無邪気が最強ということだろうか。 >> 続きを読む

        2018/05/12 by aka1965

    • 他29人がレビュー登録、 92人が本棚登録しています
      凍りのくじら

      辻村深月

      3.7
      いいね! Taku5
      • ずっと読みたかった本だったのですが、正直、今の自分が興味が持てるテーマではなかったように思います。

        冷めていて周囲の人を馬鹿にしている主人公。
        人のことを「頭悪いなー」「自分は違う」と思っている理帆子。
        まず、彼女にどうしても感情移入ができませんでした。

        私も若かりし頃、人を馬鹿にしたりする幼稚さなどは存分に持っていたとは思いますが、でも当時は理帆子と違って読書も全然しなかったし・・・どちらかというと理帆子に馬鹿にされる側の人間だったのかもしれません。そして大人になった今、さらに感情移入が難しく、理帆子の考え方を読むのがちょっとしんどかった。たびたび登場する元彼については、さらに読むのがしんどい人物で、興味も持てませんでした。

        そこで物語に入りきれないと、ストーリーに対してもこのエピソードって必要だったのかな?などと考えてしまったり、しっくりこない部分が気になってしまったり。

        でもそんなことを言いながらも、この分厚さの本をそれなりのスピードで読み終えてしまったわけで、読ませる本だったのは事実です。そしてなんだかんだ言いながら続編を読んでしまいそうです。

        もう少し若いとき、高校生/大学生、せめて20代とかで読んだら全然違う感想になっただろうなぁ。
        >> 続きを読む

        2019/09/13 by chao

      • コメント 3件
    • 他28人がレビュー登録、 96人が本棚登録しています
      向日葵の咲かない夏

      道尾秀介

      3.5
      いいね! ooitee Tukiwami
      • まったく事前情報なしで読み始めたこの作品、こんな小説があっていいのかと衝撃を受けた。途中嫌悪感さえ感じながらも最後どう収めるのかが気になり読了。終わって今でももやもやしている。
        ラストの展開は破壊的ではあるが、これはこれである意味完成度が高いのなとも思う。(作品の評価が思いのほか高いことを鑑みると)
        でも、氏の他の作品を読もうという気にはまだなっていない。



        >> 続きを読む

        2019/05/11 by Sprinter

    • 他28人がレビュー登録、 103人が本棚登録しています
      こころ

      夏目漱石

      3.9
      いいね! tomato kuuta tadahiko taiji
      • 本棚に寝かし続けて3年。
        やっと読了することができました。
        なぜこんなにかかってしまったかというと、主人公が慕うほどの魅力を先生に感じなかったからです。
        何が良くて通っているのだろうと思っていました。

        上 先生と私
        中 両親と私
        下 先生と遺書
        の3部構成。
        上・中は主人公の視点で物語が進行します。下は先生からの長い手紙。
        先生の「こころ」がなかなか見えてこなかったので、上記のように良い感情を抱くことができなかったのですが、先生視点となってから彼の人生が明らかになり、物語にもどんどん惹き込まれていきました。
        病的なくらい、細部まで一人の男の感情が描かれているのは圧巻です。
        ここまで「こころ」露わに、誰にも話すことのできなかった出来事を美しい文章で手紙に綴る・・・
        正直なところ、先生は妻にくらい少しは伝えなよ、主人公は父の最期を見届けず衝動で先生の元へ駆けつけないでよ、と思いながら読んでいた部分もありましたが。
        どうしても伝えることのできなかった男の「こころ」を含め良い作品だったと思います。

        当初はまさか、このような感想になるとは思ってもみませんでした。
        もし同じような方がいらっしゃれば、何とか頑張って「先生と遺書」まで読んでほしいです。この作品の印象がガラリと変わります。
        私が言うまでもありませんが、名作です。
        >> 続きを読む

        2018/09/09 by あすか

      • コメント 6件
    • 他26人がレビュー登録、 94人が本棚登録しています
      レインツリーの国

      有川浩

      3.8
      いいね! tanreinama chika-0305 KEMURINO future
      • 再読

        面白かったーーー!!!!!!!!!!!!

        いやあ、初読が随分前なので所々は覚えていましたが大体は忘れていたので再読だけど新鮮な気持ちで読めました!

        内容に関してはいろいろな方が書かれていますし冷静に書き記せる自信がないので割愛します(笑)

        主人公の伸(ここでは作中のハンドルネームである伸と書きます)とひとみ(こちらも同様に)の2人の恋のお話なんですが、もう、ホントにキュンキュンしっぱなし!何度かキュン死にしているのでその前後の生活の記憶がありません(嘘です笑)

        伸は関西出身ということもありあの関西弁が気持ちをストレートに表していて凄く良いしひとみのわからず屋というか偏屈なだけど扱う言葉が面白い感じも良いなぁ、良いなぁ…と思いながら読んでいました。

        あと、それこそこの作品の大事な肝はひとみが聴覚障害者であり伸は健常者。その2人がいろいろな事柄を経て心を通わせていく、障害者でも普通に恋愛をしていいんだと背中を押してくれる、そういうなんというか扱いづらいものを真っ向から書いている、そんな稀有な作品だよなあということ。あれ?書いていて何が言いたいかわからなくなってるよ(笑)

        聴覚障害者や聴覚障害に関してはかなり勉強になりました。なるほど、こういうことで悩んでるんだとかこういう風にして貰うと良いんだとか。自分も聴覚ではないけれど障害を持っているので障害者あるあるはかなりの頻度で頷きました。確かに障害者って、変にプライド高いんすよね。あと、やたらと理論武装してたり言い方とか言葉とかまどろっこしい。相手そこまで考えてねーよ!と冷静になってから気づいて凹む(笑)だからひとみの考え方や言動が分かりみで。ぶっちゃけ分かりすぎて直視できないときも有りました(笑)
        ただ、ひとつ言えるのは障害があっても恋愛はしていいんだ、解ってくれる人は必ずいるということ。まあ、流石に作中の様な出会い方は無いと思うけど(笑)

        ラストも希望も絶望も読者に委ねる形で終わっているのが凄くよかった。こういう読んだ人に任せますという書き方凄く好きです。東野圭吾さんがよくとられる手法ですよね。なんかこういう終わり方、書き方って作者さんが読者の方を信頼しているなあと思うんですよね。確かにちゃんとした結末を明示する書き方も良いんだけどなーんか、こういう終わり方、書き方のラスト読むと幸せな気持ちになるんすよね〜。

        頁数もそこまで多くないのでサラっと気軽に読めますね。この作品はライトノベルに入るのかな?解説でも山本弘さんが仰っていましたが、ラノベだからうんぬんかんぬんは多分周りとアンチがあーだこーだ言ってるだけで良いものは良いと思うしそれで元気だったり勇気を貰っていたりはすると思うんですよね。自分も34になりましたがバリバリラノベ読むし。良いものは良い!只それだけ!

        おっと、大分話が逸れましたがこの作品は折に触れ何度となく読み返したいなあとも思いました。ちょっと辛くなった時や渇いているなあと思った時に2人の不器用だけどピュアなエネルギーを分けて貰いに。

        はぁー、潤った〜〜〜!


        今回も良い読書が出来ました!
        >> 続きを読む

        2019/09/07 by 澄美空

    • 他26人がレビュー登録、 145人が本棚登録しています
      栞子さんと奇妙な客人たち 栞子さんと奇妙な客人たち

      三上延

      3.8
      いいね! niwashi chika-0305 Tukiwami
      • 店主の洞察力を楽しむ物語。
        鎌倉という舞台と雰囲気は良いが、
        登場人物の行動にツッコミどころがありすぎて、
        物語に入り込めず我に帰ることがままあった。
        2巻は買わないと思う。
        >> 続きを読む

        2019/09/05 by ショック

    • 他24人がレビュー登録、 108人が本棚登録しています
      重力ピエロ

      伊坂幸太郎

      4.0
      いいね! ooitee minase86
      • 重力にも遺伝子にも逆らえないのがこの世。そんな当たり前の常識をくつがえすことができたら、どんな未来が待っているんだろう?

        人を形成する生い立ちと血の因果はどう結びつくのか?洒脱て巧妙な語り口でリズミカルに進展していくミステリー仕立ての物語にぐいぐい引き込まれてしまう。

        やがて小刻みなシークエンスの連なりは、ドストエフスキーが分厚い作品群に刻んだ人生の不条理と普遍性に通じる重厚なテーマを浮かばせる。

        遺伝子情報の組み合わせによるDNAが人格を左右し、病気や犯罪にもリンクすしているとしたら…。

        人は心身をつかさどるデータを塗り替えるために、目の前に立ちはだかる壁(血の連鎖)に立ち向かうようにプログラムされているのかも?
        >> 続きを読む

        2019/06/02 by まきたろう

    • 他24人がレビュー登録、 172人が本棚登録しています
      阪急電車

      有川浩

      4.3
      いいね! tadahiko anko masa920 niwashi tanreinama mr-kozou kuru Tukiwami JoyTan kiyoshi
      • 初レビューという事でお手柔らかに。
        最近出版された本ではないため今更感があったが手に取ってみるとページをめくる手が止まらなくなった。
        映画化もされていることもあり知名度も高い本書だが、当初私が抱いていた恋愛一色な小説であるというイメージとは少し違った。阪急電車という普通の人にとっては単なる移動手段でしかない場所の上での物語。ある時は男女が出会う場となり、ある時は人生でつまづいている人が他の乗客との絡みの中で何かを感じ、一歩踏み出す場になる。読んでいてキュンキュンするというよりは、電車の中には色んな人が乗っている事を実感した。というのは、電車に乗った時、隣に座っている人にはその人の人生があるわけで、電車を降りると再び出会うことは二度とないかもしれないが、この小説のように少しでも他の人たちの人生に携わってあわよくば何かを感じさせることができたら素敵なことだなと思った。
        この本は一話一話は短く、忙しい人にも読みやすい本であると思うので色んな人に是非読んで見て欲しい。
        >> 続きを読む

        2019/05/01 by kiyoshi

    • 他24人がレビュー登録、 162人が本棚登録しています
      陽気なギャングが地球を回す 長編サスペンス

      伊坂幸太郎

      4.1
      いいね! tadahiko
      • 明るくて軽快なサスペンス。
        映画『スティング』を観てるような気持ち良さがあって、
        読んでる最中も読後も清々しかった。

        とにかく設定からしてユニーク。
        作戦を練るのが人間ウソ発見機の男、
        表舞台に立つのが演説の達人の男、
        細かく立ち回るのが天才スリの大学生、
        車を運転するのが体内時計を持つ女、
        この4人で陽気に銀行強盗をやってのける。

        逃走中、現金輸送車襲撃犯に横取りされてしまうコトから
        物語は大きく変わっていく。

        誘拐、殺人、裏切り…暗くなる要素がいっぱいあるのに
        まったく感じさせないのは、
        登場人物の会話にシリアスさがないからだろう。

        やはりこのストーリーのキーになる台詞は
        「ロマンはどこだ」
        演説の達人、響野が犯罪のスタートラインに立った時に呟く。
        個人的には彼が一番好きだ。
        >> 続きを読む

        2019/01/28 by NOSE

    • 他24人がレビュー登録、 124人が本棚登録しています
      金閣寺

      三島由紀夫

      4.0
      いいね! chao tomato tadahiko
      • とにかく時間がかかったが何とか読み終えた。
        美への憧憬、コンプレックス、敵対心。きっと誰も少しずつ持っているけれど、そのバランスが何かのきっかけで激しくゆがんだりするとこうなるのかもしれない。
        世界を変えるのは認識だと思う。誰かにとっては些細なことであっても、誰かにとっては人生を変えるほどの出来事だったり、そういうことはよくあるから。
        >> 続きを読む

        2019/08/04 by aki

    • 他23人がレビュー登録、 76人が本棚登録しています

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