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カテゴリー"詩"の書籍一覧

      失楽園 上 (岩波文庫 赤 206-2)

      ミルトン

      4.3
      いいね!
      • 大分前に読んだので内容をちゃんと把握できてるのか怪しいですが…
        世界史の文学部門で出てくるような歴史的な本です。
        しばしば日本人が書いた別の作品と間違われますが別物です。

        主人公はキリスト教におなじみのサタン。と書かれてますが
        ルシファーといった方がわかりやすいかも。
        最初は地獄に落ちたところから書かれていて、
        堕天する前から天界での戦い、イブを誘惑するあたりまで
        天使も悪魔も結構くわしく書かれてます。

        カテゴリーが詩になっているように、中身にしばしば詩がでてきて
        ちょっと読むのが疲れそうですが、とても面白いです。

        サタンも結構仲間思いでかっこいいです。
        下巻のお話かもしれませんが、
        アダムとイブの罪を許すための犠牲は誰にするかと訊かれたときに
        神の御子が立候補するのと、
        地獄から新しく出来た地球とかいうものがどんなものか誰か偵察に
        行かなければという時に
        誰も恐れて行かないのでサタンが単身で行くのと、
        神の御子とサタンを対比してるのかなあと感じました。
        善でも悪でも格の違いがあるというか、
        二人ともかっこいいなあと思います。

        聖書ほど信仰っぽい感じでもないので、
        本格的な天使悪魔に興味がある方はぜひ読んでみてください。
        もちろんゲーム等でルシファーが好きな方は特にお勧めです(笑)
        >> 続きを読む

        2015/05/18 by わだち

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      シェイクスピアのソネット

      ウィリアム・シェイクスピア , 小田島雄志 , 山本容子

      4.0
      いいね! momomeiai
      •  シェイクスピアの十四行詩154篇。

         初シェイクスピア体験でした。わーい。

         シェイクスピアの作品、もちろん有名な作品のあらすじくらいは知っています。「リア王」……確かリア王が娘を追放したり追放されたり、激怒したり泣き叫んだり。「ハムレット」……叔父への復讐に悩んで「to
        be or not to be」というやつ? 「ロミジュリ」……あなたはどうしてロミオなの!?

         しかし、実際読んだことはありませんでした。全てが有名作なので「とりあえずこれ読んどけ」がないですし、どれから読んでいいのかもわかりません。そんなとき、どうも詩集があるらしいと知りました。しかも、シェイクスピア的には悲劇シリーズよりこちらに尽力したとのこと。さらに、最も美しく愛を解いた詩集だとのこと。これだ、とりあえずこれだ、ということで読みました。

         やはり詩ですから、わかったようなわからないような、フワフワした感覚はありました。ですが、そこは考えるな、感じろ! という具合に割り切って、感性に引っかかった番号を控えておくと良いかもしれません。私は見返しの部分に大きめの付箋を貼って、そこにメモしていきました。

         後から見返すと、はぁーこれに何かしら感じるところがねぇー、と中々恥ずかしい。しかし、そこは自分の感性。大切に出来たらなと思います。

         私には全くと言っていいほど予備知識はありませんでしたので、「わたし」であるシェイクスピア、美少年、「黒い」らしい女性、ライバルの詩人という登場人物だけ抑えた状態でした。まずは感性で、その後解説などを読んで感心、気に入った所の原文を見て感心。まあまあ嗜めたのでは? と思います。

         シェイクスピア入門の「とりあえず」には、とても良いです。


         追記
         そろそろレヴューも100冊目だし、それにふさわしい本を読んで……とか思っていたら、いつのまにか通過していました……。いやいや、本に優劣はない! いつも大切な1冊なのさ、と言い訳して乗り切ります……はぁ。
         今後ともよろしくお願いします。
        >> 続きを読む

        2015/06/02 by あさ・くら

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      人間論 (岩波文庫 赤 224-1)

      ポウプ

      4.0
      いいね!
      • 18世紀イギリスの詩人・ポープの作品。

        読むと心が落ち着く気がする。

        人間の限界や、存在の大いなる連鎖の中における自らの適切な位置について。

        境遇はいろいろ違っていても、幸福は平等に配られていること。

        そんなことに思い至らせてくれ、考えをいざなってくれる。

        人間への、ちょっと醒めた、ビターな味のある良い詩だと思う。

        「(幸福は)いづこに生え、いづこに生えないのか。我らの努力が空しいのは、
        耕作が悪いためで、土壌に罪はないのだ。
        まことの幸福は土地を選ぶものではない。
        いづこを探して得られず、またいづこにもある。」

        「汝の本分を果たすこと、そこに名誉があるのだ。」

        「真に値するもの以外は名声はすべて空しく、
        頭の周囲を戯れるが、心情に深く徹することはない。

        自己に悔なき一時間は、愚昧な輩が眼をみはり、
        大声に万歳を叫ぶ数年よりも、価値がある。」

        などなどの言葉は、心に響いた。

        時折読み返してみたい、良い作品と思う。
        >> 続きを読む

        2012/12/22 by atsushi

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      ヘリック詩鈔

      HerrickRobert , 森亮

      4.0
      いいね!
      • ヘリック(Robert Herrick)は17世紀のイギリスの詩人。
        http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Herrick_(poet)

        詩は、とてもみずみずしくて、明るさやのどかさ、優美さやユーモア、人生の無常を見つめながら、そうであればこそ生を歓び楽しもうという呼びかけに満ちた、とても良い詩の数々だった。

        訳もとても良くて、典雅でわかりやすい、良い訳だった。
        それに触発されて、今度は、原詩を読んで、自分なりに訳をしてみようかなぁと思った。

        にしても、ヘリックは、私も今回はじめてじっくり読んだのだけれど、あんまり日本では一般的によく読まれるわけでもないのだろうか。
        Wikipediaにも、英語の項目はもちろんあるものの、なんと日本語では項目自体が存在していない。

        のちの時代の、ちょっと凝りすぎた詩より、ヘリックのように少し昔の時代の簡潔で簡明な詩が、人生に与えてくれる豊かさというものは、実に大きいのではないか。
        そう読んでて、あらためて思えた。
        >> 続きを読む

        2012/12/22 by atsushi

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      ポー詩集 対訳

      加島祥造 , エドガー・アラン・ポー

      5.0
      いいね!
      • 夜の、冥府の磯でお前の立派な名前は何と呼ばれるか」
         大鴉はいらえた、「Nevermore.(またとない)」
                                  ――「大鴉」


        +++

        ある侘しい夜更け、“私”のもとに一羽の大鴉が舞いおりる。
        その名を聞けば「Nevermore.」。
        愛する人を失ってやつれ疲れた“私”の前に現れた大鴉は、果たして悪魔か預言者か…


        わずか数ページの詩「大鴉(おおがらす)」といえば
        古来有名な「Nevermore.」のくり返しが有名だったりします。
        韻を踏み、言葉を繰り返し、リズムを整え、全体を大きな旋律の流れに包みこむ…
        「詩は音楽なんだなぁ」ということを改めて強く感じさせる作品です。

        というのも一節ごとのラスト、
        リズム感を重視して韻を踏むように語句が配置されているのです。


        たとえば、夜の帳に何者かの気配を察して“私”が扉の外を警戒するシーン。
         Darkness there, and nothing more.(ただ闇ばかり、何もない。)

        続いて、扉を開けてもただ闇ばかりで、響くのは“私”の声ばかりのシーン。
         Merely this and nothing more.(その声ばかり、何もない。)

        しばし扉を開けたままにしても、風が吹くばかりで誰も見当たらないシーン。
         Tis the wind and nothing more!(風ふくばかり、何もない。)

        やがて大鴉と出会うものの、名前を聞いても、何を聞いても、
        答える言葉は「Nevermore.(またとない。)」


        日本の短歌や俳句に通じる形式美だと思います。
        そして形式美だけに留まらない、一大歌劇のようなストーリー溢れる音楽性。


        まるで、悲劇の戯曲音楽を聴いているかのような雰囲気!
        やがてこの詩がフランス近代を席巻していくと思うと
        大好物のランボーやボオドレエルなどの詩人達に通じるものが…


        外国の詩はやっぱり
        自分と感性の合う訳者さんに出会えるかがキモ!


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        2016/07/30 by ロダン

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      対訳ディキンソン詩集

      DickinsonEmily Elizabeth , 亀井俊介

      5.0
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      • エミリー・ディキンソンの1700ぐらいある詩の中から五十篇が収録されている。

        英語の原文と翻訳を対照しながら掲載されているので、すぐに原文を味わうことができて、とても便利だった。

        短い簡潔な、箴言のような形式の、しかし深い感動が心に広がる、本当に不思議な詩だと思う。

        静謐なような、内に秘めた情熱が時にほとばしるような、独特な緊張感が漂う、本当にどれもすばらしい詩だと思う。

        人生の折々に、また読み直したい。
        >> 続きを読む

        2013/05/22 by atsushi

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      千の風になって

      新井満

      4.0
      いいね!
      • --秋には光になって 畑にふりそそぐ
        冬はダイヤのように きらめく雪になる
        朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
        夜は星になって あなたを見守る--


        子どもが産まれて、子どもと多く会話するようになって、
        不思議と、詩に親しみたいという気持ちが強まりました。

        会社では難しい研修が頻繁にあって、一流の講師達は、
        月に10冊読めとか、古典に精通しろとか、トレンドは常に追えとか、
        色々アドバイスくれるのですが、
        どうにも自分には響かず。

        一文字、一行に愛着を持って本を読む子になってほしいし、
        自分もよりそうなっていきたいと、この頃よく思います。


        この詩は、穏やかなメロディと併せてとても好みです。
        元々は英語の詩(詠み人知らず)だったと知らず、
        今回、英詩全文と、綺麗な写真がセットになっているこの本を買いました。
        気に入っています。

        思えば昨日は父親の命日でした。
        千の風というほどではないですが、親の言葉とか姿というのは、死んだ後でも身近に覚えているものです。
        自分もそういう親でありたいと思います。
        >> 続きを読む

        2017/08/26 by フッフール

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      マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275)) イギリスの伝承童謡

      平野 敬一

      5.0
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      • 「だァれが殺した、コック・ロビンを?」。伝承童謡「マザーグース」が英語圏(主にイギリス)の文化において果たした役割を考察した本である。マザーグースはイギリスにおいては三歳児でも知ってるくらいに根強いものらしく、英語圏では小説や新聞記事、映画に引用され日常英語の一部として機能を果たしている。
         
        日本はあまり引用の慣習がないと言われているが、それはイギリスにおけるマザーグースのような知的共有財産(共通言語)がない事が原因なのかもしれない。ネットではアニメや漫画のセリフが引用されることがあり、それが面白かったりするのだが‥‥
         
        ・多くがギャグ的な、笑いを感化させる引用なので表現の幅が狭いこと
        ・アニメや漫画には流行り廃りがあるので共通言語としての賞味期限がマザーグースとは比較にならないほど短いこと
        ・「三歳児でも知ってる」ほどの共有力はないこと
        ・映画、新聞記事、日常会話で引用される事はあまりない
        以上の事から共通言語としての機能はそれほど高くないと思われるので、ちょっと寂しい感じがする。

        「ローゼンメイデン」や「かがみの国のアリス」でマザーグースが引用されていたので、マザーグースについて知りたいという軽い気持ちで本書を手にとったのだが、マザーグースの魅力ばかりでなく言語の機能についても興味をそそられた。
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        2016/04/21 by けやきー

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      ようこそ「マザーグース」の世界へ

      鷲津名都江

      4.0
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      • 日本語では面白さを感じなかった理由を含め、わかりやすく書かれている。それを鑑みて自分で(自分用に)翻訳してみるのも面白いかも、と思わせてくれる一冊。 >> 続きを読む

        2014/10/30 by ちょだ棚

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      ここがわたしのおうちです

      Spinelli, Eileen , 渋谷弘子 , PhelanMatt

      3.0
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      • (この本は図書館から借りて読む)この本は自由詩と鉛筆画で書かれていて、ページをめくる度に心がわくわくさせられました。 >> 続きを読む

        2012/08/20 by xy-562244

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      キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法

      池田雅之 , EliotThomas Stearns

      4.0
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      •  <注 以前、ぼくのプロフィール画像はくまモンでした。それを念頭においていただけたら幸いです>


        くまモン「きょうは古池、あしたはサトーココノカドー、あさってはSEEYOU、スーパーの営業も楽ではないなあ~。熊本県の公務もあるし。はぁ~~」

        ぼく(ああ~、くまモンなんか大変そうだなあ。過労で倒れてからでは遅いから、ちょっと新しい求人票を出してみるか)

             
             急募  配達者
         
         <業務内容>
         内容の空疎なレヴュー、または読み手に不快を与えがちなコメントの配達。顧客からのクレーム対応もしてもらいます。

         <応募条件>
         経験者を優先します。年齢は不問。自転車の運転ができる方。

         <報酬>
         鰹節、シーチキン、おいしい牛乳、阿蘇の天然水


        ?「たのもー、人手がいると聞いて来ました」
        ぼく「あ、きみは郵便ネコくん。あの求人票をみて来てくれたんだね」

        郵便ネコくん「いいえ、くまモン先輩から頼まれました」
        ぼく「えっ、そう……そうなんだ。まあ、くまモンの紹介なら間違いないか」


         世界でもっとも成功を収めたミュージカルの一つに「キャッツ」がある。「オペラ座の怪人」もロングランの記録を持っていると思うけど、「キャッツ」は老若男女みんな楽しめるところがあって、劇団四季も長年に亘って上演しつづけている。
         ところで、数ある演劇のなかで、この二作品がことに有名なのは、アンドリュー・ロイド・ウェバーのお陰といっても過言ではない。20世紀を代表する作曲家である彼は、舞台での芝居とマッチする音楽をつくったばかりでなく、音楽そのものを聞くだけで心がおどるようなメロディーを発明した。

         この二作品にはもう一つ共通点があって、それは共にすぐれた原作が存在することだ。「オペラ座の怪人」の原作はガストン・ルルー、そしてきょう取り上げる「キャッツ」の原作はT・S・エリオット。この本の副題にあるポッサムおじさんとは、エズラ・パウンドがエリオットに付けた渾名で、エリオット自身もそれを気に入り好んで用いたらしい。

         内容の紹介はいらないだろう。魅力的な猫たちと一時代を彩った大詩人との交遊録。これが退屈なわけがない。このちくま文庫版は挿絵も多いし、本編の邪魔にならない堂に入った解説もうれしい。訳文はやや難解だけれど、声に出して読むとクセになるリズムがあって、訳者の力量を雄弁に物語っている。
         さあ、紹介はここまでだ。次はみなさんがこの本を読み、猫とつき合う法を学ぶ番ですぞ。


        追伸
         まあぼくは「キャッツ」の舞台をみたことないのだけど……。「オペラ座の怪人」は、むかし半ば強引に連れて行かされました笑 あまり記憶にないけど。
        >> 続きを読む

        2015/06/03 by 素頓狂

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    • 4人が本棚登録しています
      チャイナタウンからの葉書 R・ブローティガン詩集

      BrautiganRichard , 池沢夏樹

      3.0
      いいね!
      • 池澤夏樹が「図書」(岩波書店)で推薦していた。彼の訳になる。図書館に予約済み。

        2017/01/05 by とーます

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      こわいい動物

      BlakeQuentin , 灰島かり , ロアルド・ダール

      4.0
      いいね! syuna
      • 「こわいい動物」の原題は『Dirty Beasts』 “ガツガツした””いやーな”動物たちのこと。

        この本はライム集です。
        ライムっていうのは、「言葉あそびがいっぱいのおもしろい詩」のこと。
        韻をふみ、ジョークや似た音の言葉をふんだんにいれているので、
        日本語訳は至難の業だと思われます。

        ダール=ダークだという証明にちょうどいいのがこの作品。

        子供っぽく品のない笑いに満ちて、想像力と言葉遊びに満ちて。
        内容は、笑えて怖い。だから「こわいい」動物。

        「辛辣でブラックな話ですが、生きる元気にあふれている」と翻訳者の拝島さん。

        どんな風に「こわいい動物」なのか。それは読んでのお楽しみ♪

        【もくじ】
        ブタ
        ワニ
        ライオン
        サソリ
        アリクイ
        ハリネズミ

        カエルとカタツムリ
        おなかのかいつぶり

        私は「ブタ」がなんてったってお気に入り。
        「カエルとカタツムリ」……ダール、イギリス人です。フランス人に偏見ありませんか?
        フランス人が激怒しそうなふざけた、でも、楽しいファンタジー?です。

        好き嫌いはあるでしょう。
        ショックを受けちゃう人もいるかもね。

        でも、子どもって、多くは、こういうグロイ笑いって好きなんですよ。
        (そうでない子ももちろんいます)

        ダールを読む前にマザーグースに慣れて準備運動しておいたほうがいいかも。

        けれど、このライム集。
        読んで、笑って、その後に、
        なんだか人生考えちゃったり。
        そんな一瞬もあるかもね。

        「こわいい動物」に慣れてれば、「チョコレート工場の秘密」の
        キツイ冗談にびっくりすることもなく、心おきなく笑えるでしょう。


        『ブタ』
        むかしイギリスに、
        ぶったまげるほど頭のよい
        ブタがいた。
        だれもがみんな、知っていたよ。
        このブタ、何でも知っているって。
        どんな計算もサラサラ解くし、
        どんな本でもスラスラ読んだ。
        飛行機が飛ぶ仕組みやら、
        エンジンはいかにして働くか、
        なんでもかんでもわかっていたが、
        なんともかんともわからないのは、
        「命はいったい何のためか?」
        この答えだけが見つからない。
        どうしてわたしは生まれてきたの?
        どうしてこの世に生まれてきたの?
                (…以下略)

        あとがきに訳者の翻訳苦労話が載っていますが、それがなくても、日本語訳、大変だったろうな~。
        と充分想像できます。

        子供向けの絵本であっても、このような作品集の場合、
        英語の原文も併記しておいて欲しいと思います。

        それは、もちろん、翻訳者の腕を信じて。のことです。
        その努力と成果をきちんと味わうためにも。
        将来的に英語を学ぶ子どものためにも。
        >> 続きを読む

        2013/08/27 by 月うさぎ

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      もしも世界が明日終わるとしたら わかってさえいたら…

      Wubbels, Lance, 1952- , 牧野M.美枝

      5.0
      いいね!
      • とっくに読み終わっているもの。
        いつかは不明。

        読み進めていくと
        勝手に涙が流れてくる。
        せつな過ぎる。
        ただ一つ言えるのは
        なるったけ後悔の無いように
        自分の子供に愛情を注ぎ
        色んな事を伝えたいって事だった。

        元々、写真に言葉が添えられているのが好きで
        自分も昔、そういうのやってたなぁと
        思い出させられた一冊。
        この本は自分の子にも読ませたい。

        と思って、息子に薦めたが
        読まないって言われてしまった・・・(´;ω;`)ウッ
        >> 続きを読む

        2014/05/13 by rieppi

      • コメント 6件
    • 1人が本棚登録しています
      T.S.エリオット

      AckroydPeter , 武谷紀久雄

      4.0
      いいね!
      • 邦訳で手に入るエリオットの伝記の中では一次資料。手堅い分、人物が人物であるせいで面白みに乏しい。 >> 続きを読む

        2015/10/14 by aaa

    • 1人が本棚登録しています
      好き?好き?大好き?

      R.D.レイン

      4.0
      いいね!
      • R.D.レインは精神科医であり、1960年代にいわゆる「反精神医学」と今では呼ばれるようになった活動をした臨床家です。そんなラジカルな精神科医が、なぜか詩集を何冊か出しています。これが結構面白いのです。

         この詩集には、共通理解がずれてゆくさまを描いているという印象を受けています。わたしはアルツハイマー病の患者さんとよく接するのですが、「見当識(今がいつでここはどこで、なんのために自分はいるか、自分は何をしているか)」は失われているけど、人格や感情、そして言語能力や運動能力などは保たれている患者さまが多いものです。そして彼女たちのお話が一見まともである一方で、基盤となる共通理解の手がかりがつかめないことに対し、なんともいえないもどかしい感じをもつことがあります。


        父   あなたは手品師(マジシアン)でいらっしゃる
        息子  そうだよ
        父   わたしの息子のピーターは音楽家(ミュージシアン)でして
            あの子をごぞんじでしょうか?

        (中略)

        息子  ぼくがそのあの子だよ
        父   ほう おまえがそのあの子なんだね
        息子  パパの息子のピーターだよ
        父   わたしの息子ピーターだね
            おまえにまた会えるなんて 思いもよらなかったぞ ピーター
            そいつはすばらしい いまの話をお聞きになりましたか?
            あの人がわたしの息子ピーターだそうですよ
        息子  ピーターという息子さんがいらっしゃったんですか?
        父   それがわたしのぼうずでしてな
        息子  ピーターのことをどう考えているの パパ?
        母   もうたくさん!

         (蕩児の帰宅 Ⅰ より)

         この詩には、かみ合っていないおかしさがあります。読者はいわゆる「神の視点」で見ているので、あちこちが見えておもしろいのですが、「父」が瞬間瞬間で揺れ動いているようで、「息子のこと」ただ一つを思う様子がもの悲しいです。またその瞬間にあわせて柔軟に形を変える息子の対応が、少しせつなく、読者としてはひやりとさせられます。

         この詩からはじまる詩集「好き?好き?大好き?」では、こういった共通理解のなさにまつわる文章が次々と展開してゆきます。
         
         よく考えると、患者さんの例を出すまでもなく、共通理解のなさというのは人間関係の大きなテーマなのでしょうね。わたし自身が結婚をしてみて、夫婦お互いがあまりに違うものを見ているということを実感しています。ほんとに人間関係というのは、ひとつの形に割り切れない・・・。自分の持っているフィルターの臆病なゆがみに気づいてびっくりすることもしょっちゅうです。

         この詩集はそんなわけで、破綻の楽しさ、のようなものを味わえるおすすめの詩集であります。
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        2016/07/18 by みやま

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      ラングストン・ヒューズ詩集

      木島始 , HughesLangston

      4.0
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      • とても良かった。

        こんな詩集が読みたかった!とはじめのいくつかの詩を読んですぐに思った。

        率直な言葉で、生き生きと、生きることやいろんな思いが綴られている。

        ラングストン・ヒューズは二十世紀の半ばに活躍した、アメリカの黒人の詩人。

        たまたま、以前、「川のうた」という詩を読んで、興味を持って、この詩集を読んでみた。

        この詩集にめぐりあえて良かった。

        自伝もぜひ読んでみたいと思う。
        また、詩や文章にブルースについてよく言及してあって、ブルースが聞きたくなった。

        いくつも響く詩があったけれど、以下の詩は、特に印象深かった。


        「わが同胞たち」

        夜は美しい、
        わが同胞たちの顔もおなじ。

        星は美しい、
        わが同胞たちの眼もおなじ。

        美しい、太陽も、また。
        美しい、わが同胞たちの魂も、また。


        「助言」


        みんな、言っとくがな、
        生れるってな、みすぼらしいよ―
        んだから、つかまえろよ
        ちっとばかし 愛するってのを
        その間にな。


        「さいごの曲り」

        その角を まがって きみ
        きみじしんのなかに
        かけこむ ときは
        そのときは わかるんだ
        のこされた 角という角を
        曲がってきたんだって。
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        2013/04/08 by atsushi

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      今日 = Today

      下田昌克 , 伊藤比呂美

      5.0
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      • 友人から出産祝いでプレゼントしてもらいました。
        詠み人知らずのどこかの母親の詩です

        出産は幸せだけど、昼も夜もなく育児に追われ、家事がまったくできずにソファには畳めてない洗濯物の山、台所には洗えていない食器の山、お風呂場には手洗いしなくちゃいけないタオルやらベビー服の山…。たいしたことしてないのにあっという間に1日が終わる。そんなお母さんたちにあたたかく寄り添ってくれるような本です。赤ちゃんを抱っこして、話しかけて、あやして、おっぱいをあげて、ほら、今日も大切なことをしたじゃない、と。

        私はあまり真面目な性格ではないので、家事も出産前からちゃんとできていなかったし、全く思い詰めたりしていませんでしたが、それでも読んで思わず涙出ました。

        実は私は同じ文章をfacebookでシェアされたものを見て知っていたのですが、素敵な装丁と柔らかく優しいイラストでさらに心に響いてきました。SNSで読むのと、ページをめくるのでは全然違います。とってもあたたかな気持ちになれます。

        あとがきにもう一つ詠み人知らずの詩が掲載されています。それが、またとーーーーってもいいんです。犬を飼っている方、飼っていた方にはぜひ読んでいただきたいです。こちらも私は泣きました。
        >> 続きを読む

        2015/12/12 by mon-bebe

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      最後だとわかっていたなら

      Marek, Norma Cornett, 1940-2004 , 佐川睦

      5.0
      いいね! Moffy
      • こんなに簡単なことが、どうしていつも出来ないんだろうね。
        ちょっとした心のわがままを我慢して、相手を赦すだけなのに、
        ほんの少しの意地っ張りを下ろして、謝るだけなのに、
        恥ずかしい気持ちの下に込められている気持ちは、こんなにも暖かくて大きいのに。

        先延ばしの果てに、「いつか」は無いことも分かっているのに……

        だから、今、伝えよう。
        この地上ではずっとも永遠も無いけど、一緒にいる限り優しくしてあげよう。
        >> 続きを読む

        2017/10/28 by deco

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      人生の詩篇 手島郁郎英詩講話

      手島郁郎

      5.0
      いいね!
      • ロングフェローの詩についての解説。
        とても面白かった。
        良い本だった。

        これはたしかに、しっかり読んで味わえば、すごい前向きな心の力が身につく本だと思う。
        >> 続きを読む

        2015/10/12 by atsushi

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