こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


カテゴリー"スペイン文学"の書籍一覧

      日本の作家が語るボルヘスとわたし

      野谷文昭

      4.0
      いいね!
      • アルゼンチンが生んだ偉大な作家、ホルヘ・ルイス・ボルヘス。1899年生まれのボルヘスの生誕百年を讃えて、1999年に作られたボルヘス会での、十回の講演をまとめた本。その10回の講演のメンバーは、川上弘美、多和田葉子、奥泉光、小野正嗣、星野智幸、平野啓一郎、辻原登、高橋源一郎、荻野アンナ、吉田文憲。

        小説(文学)の楽しみのひとつとして、ある作品のその読み方が人によって違ったり似ていたり、そんなことを読後に語り合うことがある。
        この本を読んでいてそんな語り合いと同じ楽しみを味わえた。
        それぞれ10人分のボルヘス論があり、なるほどと、そうなのかと嘆息をもらしながら読んだ。

        ボルヘスはとても難解な作品が多いと言われており、私も読んでいて(読んでいると言えるのか分からないが)「これはどういうことなんだ?」と立ち止まってしまうことばかりなのだが、それぞれの作家さんたちの読み方をそれとなくトレースしながら、ボルヘスを楽しく読んでみようと思う。
        >> 続きを読む

        2017/09/12 by Reo-1971

    • 1人が本棚登録しています
      絆と権力 ガルシア=マルケスとカストロ

      PanichelliStéphanie , 野谷文昭 , EstebanAngel

      3.0
      いいね!
      • ノンフィクションというより研究書に近いと感じるから、文章が
        いささか硬いのは仕方ないと思う。

        しかし、原書(スペイン語?)からの翻訳なのか、英語版からの
        翻訳なのか不明だが、訳文がどうしようもなく読みずらい。直訳
        しちゃったのかなぁ。もう少し文章の流れを考えて日本語訳に
        してくれればよかったのに。

        興味深いテーマではあるのだ。ノーベル賞受賞作家のガルシア=
        マルケスと、キューバ革命の立役者でありキューバの指導者で
        あるフィデル・カストロの間に結ばれた友情を、関係者への
        インタビューや多くの文献を基礎にして辿っている。

        それだけに日本語訳が読ませる訳になっていないのが残念だ。

        原書の著者ふたりはカストロのキューバにかなり批判的。
        そうだろうなとは思うのよ。アメリカの傀儡政権を倒した
        とは言え、カストロだって他の独裁者たち同様に思想・
        言論統制を行ったのだもの。

        そのカストロによる思想・言論統制を擁護したのがマルケス。
        マルケスの中には幼い頃に祖父母から聞かされ続けた軍事指導者
        への憧憬がずっとあったのだと思う。

        その憧憬を反映させた人物がカストロだったのかもしれない。
        もし、文学者になっていなければマルケスは南米の政治に関わり、
        カストロとの友情を築く以前に命を落としていた可能性もあるので
        はないのかなぁ。

        『百年の孤独』をはじめ、マルケスの作品はいくつか読んだが、
        彼の政治大好きぶりを知って作品を読み直すと読後感も変わる
        かもしれない。

        カストロについてはかなり否定的な内容の本書ではあるが、
        マルケスがノーベル賞授与式に出席した時に、キューバ産の
        ラム酒1,500本をスウェーデンに送ったエピソードは楽しかった。
        >> 続きを読む

        2019/07/03 by sasha

    • 2人が本棚登録しています

カテゴリー"スペイン文学"の書籍一覧 | 読書ログ

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本

ヘタリア〈3〉Axis Powers (BIRZ EXTRA)