読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)
野矢茂樹
1クリック登録
子どもの難問をお題にした哲学書。平易な言葉で綴られているが、内容は奥深いものがある。折に触れて、読み返してみると、さらに拡がりがでると思う。日頃、何気なく考えていることを、改めてじっくりと考える時間の意味合いは大きいものがある。ここに登場されている先生方の本を読みたくなってきた。 >> 続きを読む
2020/03/06 by けんとまん
飲茶
著者の前著「哲学的な何か、あと科学とか」に続いて読みました。哲学にまつわる32人の人々について、「要はね、この人こういう感じのことを言ってたんだよね。するとこんな影響があって、こんな反論もあって、そういえばこんな背景もあって……」という具合に、読者に寄り添った簡単な言葉づかいで説明してくれます。世界史の教科書で見たような「ルネサンス」だの「宗教戦争」だのも説明に出てきますが、その辺知らなくても全然平気です。それらについても必要な部分だけ、極めて簡単に教えてくれています。ただ、哲学の入門書としては、前著の方が良いと思います。この本は基本的に「あの人はこう言ってて、この人はこう言ってて〜」の繰り返しなので、哲学とはどういうもので、どういうテーマについて、どんな考え方があって…というのを前著で学んだ後で読むと良さそうです。 >> 続きを読む
2014/03/07 by ふれいぶ
中島義道
あの、中島さんが子ども相手に哲学教室?子ども達、大丈夫かしら?なんて失敬な事を考えながら、覗いてみました。バーチャル中学生7人と中島さんことカトン先生の対話で「道徳的に良い行為」と「美しい行為」について考えます。「どんなにつらくても自殺しない」事が“道徳的”だとするカント。では、殺される収容者の身代わりになったコルベ神父の行動は悪い事なの?「完全に道徳的に良い」行為そのものは「できない」それがわかっていても「めざす」ことはできる。とカトン先生は言います。先生お得意の「どうせ死んでしまう」のに何で生きているの?カトン先生は言います。「どうせもうじき死んでしまうという大枠の中で自殺しないで、投げやりにならないで、自己欺瞞に陥らずに、自分を誤魔化す事なく、生きるにはどうしたらいいか」という事を考えて生きる。それこそが真理を求めて生きるという事だと。自分を誤魔化さずに生きるためには、自分で決めて行動しなければならない。その為にはいろんな面で強くなければならない。ドラえもんに頼る「のび太」君では真理を求めることはできない。あの、カトン先生が優しく教えてくれます。______________________漫画で、のび太君はドラえもんに頼るのを自らやめました。この“自ら”というのが大切。親としてはつい口を出してしまう。そして本人のやる気をくじいてしまう。それに比べてドラえもんは最後までのび太を信用していました。反省しきりです。 >> 続きを読む
2017/10/01 by たたみ
西研
西 研さんという哲学者の著書、集中講義 これが哲学!「人生は何のためのものか」という~問いを問わずにおれないのは、その人の生がどこかに苦しいものを抱え込んでいるからですね。~生の物語がなかなか描けない。~将来的な展望がはっきりしない~存在可能が明確でない~この種の不安や苦しさが究極的な意味を求めさせる。ということが書いてあります。この部分にとても共振してしまった私は、いったい・・・最近、お世話になっている哲学者は、この西 研さんと竹田青嗣 さん、この二人にかかると、難しい近代哲学も、私の人生に活かせる概念になってくれる。私たちは、私たちなりに、私たちが生きている世界のルールについて理解しなければ生きていけない。幼児の頃であれば家庭、子供の頃であれば家庭と学校、社会人になれば勤務先というように、私たちは私たちが生きている世界を拡張して行くわけだが、世界が拡がれば拡がるほどルールは複雑化し例外も増えて行く。拡がった世界で生きて行かなければならない私たちにとって、必要なのは、世界を観察し秩序化する能力だ。そのような能力を私たちは、私たち自身で身につけたり、先人から学んだり、書物から学んだりするわけである。この「これが哲学!」は、私たちが世界を観察し秩序化するための知恵を授けてくれる。 >> 続きを読む
2014/09/07 by カカポ
長谷川宏
「教養」ということばにあこがれていた、というのはよくわかる。実際今もそうだし、だから本を読んでいるという一面もある。賢くありたい、色々なことを知って、色々なことを考えたい。 >> 続きを読む
2013/06/15 by freaks004
永田千奈 , PépinCharles
たまには哲学の本を読んで、改めて色々考えてみるとちょっと前とは違った思考をしていることに気づいたりして面白い。気になったことをいくつか。「おめでたい人」は知的な分析を行わないから、ふだんの生活を違った視点から眺め、そこに価値を見出すことはできない。そこが「おめでたい人」の限界なのだ。「おめでたい人」は、自分が「どのぐらい」幸福か理解できない。その価値がわからない。「おめでたい人」は、本当の意味での陶酔や恍惚を味わうことはないだろう。学校で一番大切なのは、知識と日々の暮らし、それぞれの生き方を結びつけていくことなのである。神の存在を完全に否定するのは正しくないのかもしれない。かといって神が本当に存在すると思い込むのは危険だ。神を信じる唯一の方法は、その存在を疑うことなのである。読みながら色々考えていくのが楽しくなる本。 >> 続きを読む
2013/10/11 by freaks004
小川仁志
タイトルは大げさかなと思いましたが、確かに回りの「頭がいい」と感じる人は物事に対して、多面的な見方をして関連付けて考える癖があるのだろうと納得しました。哲学と紐づけた説明なので、哲学の入門としても活用できそうです。即効性のある内容ではありませんが、本書に書いてある考え方を意識するだけでも変わってくるかもと感じました。 >> 続きを読む
2016/01/03 by Kumi
瀬戸内寂聴
とても分かり易く、ていねいにユーモアも交えて書いてあって、いい本だと思った。仏教に興味がある人には入門書のような感じでいいかも。(あくまで日本流の仏教の解釈なので)戒名がどうとか、出家がどうとか、葬式の作法がどうとか気にしなくてもいいという話があったと思うが、全く同感。あくまで日本仏教。寂聴さんの人柄にも惹かれる。 >> 続きを読む
2013/01/18 by バカボン
哲学そのものと言うより考える時間を持つことの大切さを再認識させてくれる本。色々考えたことを誰かと話してみることは、人生が変わるまでいかなくてもそれだけで楽しいし、身になることだと思う。 >> 続きを読む
2013/08/31 by freaks004
永井均
貫成人
鷲田清一
広松渉
西田 幾多郎
田中 美知太郎
出隆
森岡正博 , 寺田にゃんこふ
カテゴリー"哲学"の書籍一覧 | 読書ログ
ページの先頭に戻る
会員登録(無料)
レビューのある本