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カテゴリー"論文集、評論集、講演集"の書籍一覧

      プチ哲学

      佐藤雅彦

      2.7
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      • イラストと解説が交互に入る構成。
        ゆるいイラストと内容ながら、ビビッとくるものもあった。

        「結果と過程」ってのが特に良かった。
        受験生とか社会人になる前とかなってすぐって、「過程はどうでもいい結果が大事、結果しか評価されない」って人から言われまくると思う。
        そういう人に読んで欲しいと思った。

        擬人化されたおサルさんが神様にお願いする。
        「おなかいっぱいバナナが食べたい」
        →一瞬でおなかがバナナでふくれる。
          →「そういうことじゃなくって」

        擬人化されたカエル君が神様にお願いする。
        「あこがれのケロ子ちゃんと一生を添いとげたい」
        →一瞬でよぼよぼになったカエル君とケロ子ちゃんになる
          →「そうじゃなくって」
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        2016/09/13 by W_W

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      14歳からの哲学 考えるための教科書

      池田晶子

      4.5
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      • 【総括】
        14歳からの哲学というタイトルでしたが、20代後半が読んでも大変おもしろく考えさせられる作品だったと思います。
        情報があふれる現代において何を大切にして生きればよいのか、自分のアイデンティティは何なのか、何を幸せと感じればよいのか、など現代人の悩みは尽きないと思います。情報が無い時代よりも遥かに雑音が多く、真贋を判別する能力が試されるのかもしれません。
        そんな中、自分としっかり向き合って「考える」ことを伝えているのが本作の目的であると理解しました。
        そして、どのようにして生きればよいのかいくつか答えも提示してもらっています。
        例えば、名作と呼ばれる古典を読むことであるとかを示していただいています。
        詳細な理由は本作を読むことをお勧めしますが、名作を読むことが人生を豊かにする一つの解であるとよく言われます。
        その意味を深く理解できたような気がします。

        【心に残った一節】
        1.
        「メビウスの輪」をしっているね。内側を辿って行ったらそこは外側だったというあれだ。
        君は「自分の内側」といったとき、体や心の内側のことを思うね。でも、その内側が、外側の自然法則や快感原則によって動いているのなら、その内側って実は外側のことじゃないだろうか。内って外なんじゃないだろうか。

        2.
        もしも君の親がきみに暴力を振るうような人だったらそれは君には大変な試練だ。
        受け入れて想像しろって言ったってほとんど無理かもしれない。君の経験は君のこれからの人生に深い傷となって残るかもしれない。
        でも、自分の傷はやっぱり自分で癒すしかないんだ。
        人生の一番最初に、普通の人がめったに遭遇しない大変な試練に遭遇した君は、その試練を試練として認めることができるようになったとき人よりも深く人生の意味を知るに違いない。

        3.
        理想は理想に過ぎないよ。と言っている人も、最初は理想を持っていたに違いないんだ。
        その理想を持ち続けるのを途中でやめてしまったか、理想を実現する努力を怠けているか、その言い訳をしているだけなんだ。
        でも努力を放棄された理想は、単なる空想か漠然とした憧れに過ぎない。
        単なる空想なら現実になるわけがない。理想を実現しようと努力することこそが現実なんだ。

        4.
        人の真似をする、逆に、人の真似はしなくても、あえて人と違おうとする、それは偽物だと言った。
        どうしてそうなのかというと、本当にしたいこと、どうしてもそうしたいことが、その人にはないか、あるいはわかっていないからだ。
        けれども本物はそうじゃない。
        人が何と言おうが、だれにどう見られようが彼はそれをしたい。
        彼はそうするしかできないんだ。
        それをするのでなければ彼には生きてる理由なんかない。その意味で彼はそれをすることに命と人生のすべてをかけているんだ。

        5.
        「天網恢恢疎にして漏らさず」という中国の古い言い方を、人生の標語として覚えてしまおう。
        天の網は広くて粗いようだけど、悪事は必ず露見する、悪人には必ず天罰が下るという意味だ。
        むろん、天罰を下すのは天じゃない。自分の内なる善悪だ。
        自分が為した悪事の罪を、自分のために罰するんだ。因果応報、罪の罰は、必ず自分に帰ってくる。
        何のためかって、自分のためだ。
        それより自分が悪くならないように学ぶためだ。
        悪を為さずに善を為し、よりよくなろうと学ぶこと、それが存在することに意味のない人生を生きることの、本当は意味なのかもしれない。
        人は思うことで何もかも思った通りにすることができるのだから、人生や苦しみに意味は無いと思えば、人生や苦しみは意味のないものとなるし、人生や苦しみに意味はあると思えば、人生や苦しみは意味のあるものとなる。

        6.
        「何のために生きるのだろう?」さあそれはどこに書いてあると思う?
        古典だ。古典という書物だ。いにしえの人々が書き記した言葉の中だ。
        何千年移り変わってきた時代を通して、まったく変わることなく残ってきたその言葉は、そのことだけで、人生にとって最も大事なことは決して変わるものではないということを告げている。
        それらの言葉は宝石のように輝く。言葉はそれ自体が価値なんだ。
        だから、言葉を大事に生きることが、人生を大事に生きるということに他ならないんだ。

        7.
        だから言葉は大事にしなければならないんだ。語る一言一句が、君という人間の品格、君の価値なんだ。
        くだらない言葉を書き散らすほどせっかく持っている宝石の数々をどぶに流してしまう。
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        2019/03/28 by べるさん

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      じぶん この不思議な存在

      鷲田清一

      4.5
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      •  私達は自分が今、ここにいるというしっかりした感覚をどうしたら抱くことができるのだろう。<私>というものは≪他者の他者≫としてはじめて確認されるものだ、私達の「誰」はむしろ、他人との関係のなかで配給される。私が私自身であるためには、彼(あるいは彼女)が必要である、

         他の人が彼(あるいは彼女)自身であるためにはどうしても私が必要となる。レインによれば、人は自分の行動が<意味>するところを他者に知らされることによって教えられる、自分の行動が他者に及ぼす<効果>によって自分が何者であるかを教えられるのである。
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        2014/09/02 by カカポ

      • コメント 2件
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      幸福論

      三谷隆正

      5.0
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      • 本当に素晴らしかった。
        すごい名著と思う。
        長年、なかなか自分では漠然と思いながら明晰につかめなかったことや、よくわかっていなかったことが、やっと整理され、明晰に見えた気がする。

        以前、何回か読もうと思って、どうも難しそうなので、読まずにいてしまった。
        というのは、この本は最初から最後まできちっと読まないと全体がつながっているのでなかなか十分にはわからない。
        しかも、出だしはいきなりギリシャ哲学のストア派やエピクロス派なので、とっつきにくいことこの上ない。

        しかし、きちんと読むと、非常に明晰に書かれているし、別に衒学のためでなく、非常に重要なことを言うためにあえて古代ギリシャから解き明かしていることがよくわかる。

        著者が言うには、ソクラテスから始まった主知主義、つまり善を知ることにより行うことができる、ゆえに知が重要である、という伝統は、素朴な快楽主義や共同体主義が徐々に変容し、エピクロスやストア派に至って、個人主義と無感覚主義に行きついたことを指摘する。

        つまり、自分自身の幸福を大事にするための探究が、なるべく世間とかかわらず、あらゆる物事に超然と無関心になり、なるべくわずらわしいことを避けるような消極的な姿勢になり、自分自身の内面に幸福やいのちの源を追求した結果、エピクロス派もストア派も自殺を賛美し、多くのそれらの哲学者が自殺するという行き詰まりに至ったという。

        この個人主義や内面にのみ目を向けた探究を、全く方向転換させたのが、キリスト教だった。
        キリスト教は、いのちの源を自己の内面ではなく、超越的な外在的な絶対者に見出し、人生の方向転換をもたらす宗教だった。

        しかし、中世のカトリックは、アリストテレスの影響により、主知主義の傾向を強めた。
        それに対し、もう一度、プロテスタントが主知主義ではない主意主義、つまり神と人との関係は知よりも前に愛であることを、信仰が救いであり、知は救いではないことを説き明かした。
        この結果、知ることよりも、実際に行動し生きる、積極的な姿勢がプロテスタントの社会に起こり、近代社会を準備した。

        そうした世界史の大きな流れを著者は指摘しながら、それが非常に実感のこもった、それぞれの人の内面や人生体験に通底するものとして、普遍的でありながら非常に実存的に語られている。
        その点、他に類書のない、稀なる本だと思う。

        私も漠然と、セネカやマルクス・アウレリウスなどのストア派の書物や、エピクロスなどは、素晴らしいとは思いつつ、どこか何かが物足りないし、行き詰る気がしていた。
        一方、キリストやパウロは、うまくは表現できないが、何か生命力がある気がしていた。
        それがなぜなのか、その方向性がどう違うかが、ようやく分かった気がする。
        また、自分がなぜ、昨今の日本にも多い、自分探しやスピリチュアリズムや神秘主義の類にいまいち興味が持てなかったのかも、はっきりわかった気がする。
        と同時に、どうも自分は、ギリシャ哲学や仏教をかじったせいか、主知主義の傾向が強すぎるので、主意主義の方向で生きたいと明晰に思うようになった。

        実に良い一冊だった。
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        2013/10/15 by atsushi

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      「待つ」ということ

      鷲田清一

      3.0
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      • 技術の進歩により、待たされない社会になってきた影響で、待つことができなくなり、待たされることにイライラを感じることが多くなってきた。

        自分が待てなくなったと実感させられたのは、子供と一緒にいる時。
        まだ小さいので、集中して物事に取り組むことが少なく、すぐに寄り道してしまったりして、やるべきことがなかなか進まないことが多い。
        そんな時ついつい急かしてしまう自分を反省しなければと思ってしまう。

        期待しないでただひたすら待つって自分には非常に難しいことなんだが、出来たら世間の見え方や人間関係が劇的に変わるんじゃないかと思ったりする。
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        2013/12/13 by freaks004

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      教養とは何か

      阿部謹也

      3.0
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      • 前著の続きで「世間」のことが沢山書かれていて、読みたかった内容とはズレていたかな。別に完全な教養人になりたい訳ではないのだ。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

    • 2人が本棚登録しています
      哲学の教科書

      中島義道

      4.0
      いいね!

      • 哲学という本を読んだのは初めてでした。初めて哲学について読むにはちょうどいいのかなと思い、読みました。
        ざっくりとした内容は、初めに哲学とはなにであって、なにでないのか、作者の方の意見が羅列されています。だれだれの哲学は本当の哲学ではないとか、これはとても哲学的であるか、などです。作者の意見なので、自分自身でも本当にそうなのか考えさせられるものでした。ただ、どれも聞いたことない本や映画やアニメだったので、なるほどと思うようなことばかりでした。世代が少々上の方なので、無理もありませんが、もう少し勉強してからまた読み直してもいいかもしれません。
        本の、最初に「死」について考えさせられるところがあるのですが、大変考え深いものでありました。特に印象に残っていることは、死刑囚の母への手紙です。死刑囚ほど死について考える者はいないものだと私は思います。(病気のひとなどは除く)ただ、これをいうと死刑囚になるくらいの人なんだから、殺人などの罪を犯したとか悪いことをしたのだからあたりまえだというひとが多いと思います。しかし私はそういう善悪の問題ではなく、哲学の問題として考えたいと思っています。「死」について考えることはとても哲学的なのではないかと思います。具体的に「死」について考えるとは、死後の世界がどのようなものか、また自分が死んだ後の世界はどうなってしまうのかを考えることです。
        また、他には「時間」についてよくかかれていました。パラドックスの話は聞いたことがあるでしょうか。パラドックスという意味は矛盾やジレンマなどです。たとえ話が載っていたのですが、一つ載せておきますと、「試験勉強が受かるとわかっていたら、わざわざ勉強をする意味がない、試験勉強が落ちるとわかっていたら、これもまた勉強をする意味がない」というような感じです。確かに納得のいくような気もしますが、こんなことはただの勉強をしない言い訳にしか聞こえませんね。つまりなにがパラドックスについていいたいことは、なにかがおかしいと感じ、それからなぜか、どういうことかと問いていくことが哲学ということです。この例はまだわかりやすいほうで、「私」が何であるかと問いただすことのほうがよっぽど大変なのかと思います。鏡の私が本当である理由はなにか、私はなぜほかでもない私なのか、迷宮入りしそうなことを問い続けることが本当の哲学者なのではないかと思います。
        つまるところ、哲学というのは「よく見ること」だそうで、物事の前提を打ち砕くように問いただすことだということだと思います。

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        2017/09/20 by Milk

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      一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

      東浩紀

      5.0
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      • 非常に面白く読めた。
        知的刺激に溢れている。
        今という時代だからこその本なのかもしれない。
        全体意思と一般意思という対比が、ある意味、とてもわかりやすくて、的確な表現だと思った。
        もちろん、原語と日本語訳された言葉では、微妙なニュアンスの違いはあるだろう。
        ただし、これは文化や歴史の違いもあるので、致し方ない。
        今の時代のグーグルに代表される動き・視点も、こういう見方をすると、いろいろ見え方も違ってくる。
        それをどう扱うかが、生き方にも影響する時代になってきたのだ。
        >> 続きを読む

        2014/08/12 by けんとまん

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      人生に生きる価値はない

      中島義道

      5.0
      いいね!
      • 「人生に生きる価値はない」とは、恐いタイトル。
        直視しないようにしていた事を堂々と仰る。
        こんな事を考えると、コロッケなんて揚げていられなくなるわヨ。
        でも、ページをめくってしまうのは恐いもの見たさのせい?
        そこには、不敵な笑みの中島さんの写真がある。
        カバー装丁の菊池信義さん、good job!

        内容紹介にある通り難しい哲学の本ではなく、エッセイ。

        「どうせ死んでしまうんですから」が何度も出て来るコノ本。
        こう聞くと何もやる気をなくして部屋にこもって布団かぶって寝てしまいそう。
        イヤ、恐くて眠ってもいられなくなるかしら。
        ところが中島さんは攻撃的で怒りの人。
        何だかタイトルから予想していた内容とは違う。

        特に「キレるおやじ」の列車内で化粧をする若い女性に注意する中島さん。
        女性に無視されたのでその化粧中の女性をカメラで撮ってみた。…と後の顛末は読んでネ。
        中島さんは言う。怒りは押さえるのではなく「きちん」と怒らなければならない。
        相手がいかに自分を傷つけ、いかに愚かで、いかに傲慢であるかを理路整然と「怒り」を持って伝えなければならないと。虚脱の人だと思っていた中島さんは、意外にも社会と積極的に関わっている。「怒りは押さえない」ことで自分の心に誠実であろうとする。
        いよいよ不思議。

        そして「人間嫌い」。人間嫌いとは、自分の信念と感受性に忠実に、世間と妥協しないでどこまで生き抜くことができるか、平たく言えば「わがまま」をどこまで貫けるか実験している人種である。と中島さんは言う。そして中島さんは自分は人間嫌いだと言う。ああ、だから「無視して少しガマンしてりゃ、いいジャン」って事に怒ってるフリをしているのね。(本人がフリだと言っていた。本気でキレたら喧嘩に負けるそうだ)

        いい人のフリをしたり他人に同調する事は人間関係を円滑にしながら自分の心にウソをつく。自分に誠実でない事、そしてその事に疑問も持たずにいる事を彼は攻撃する。「あなたの言うイイ事を一度でも疑った事はあるかい?」「そして、そのイイ事を他人にまで押し付けてはいないかい?」

        「人生は生きるに値する価値がある。」タイトルをひっくり返してみた。
        なんだか、息苦しく感じる。気のせいだろうか?

        読めば読む程面白い本でした。何しろ「!」ばっかりだったので。
        それと「現代学生気質」の研究室ドアに張られたヒトラーの顔が中島さんになってる写真。その下に“どうせ死んでしまう中島研”は見てみたかった。ネットでUPしてないだろうか?
        >> 続きを読む

        2017/08/21 by たたみ

      • コメント 3件
    • 2人が本棚登録しています
      人生に生きる価値はない

      中島義道

      4.0
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      • 前、「私の嫌いな10の人びと」という本を読んでかなり笑わしてもらったので、「どんなもんだろう」と、またこの人の作品を借りてみたのだが・・・

        今回はかなりツッコミどころ満載だった。


        「いじめの『本当の』原因」

        我が国の「みんな一緒主義」「協調性偏愛主義」・・・まさにその通り。これは同感である。
        “協調性イコール思いやり”ではない “協調性がないイコールわがまま”でもない。
        協調性を押しつけて人間の自由をうばっているところに原因がある。

        ま、これはいいとして・・・

        「人間嫌い」 これは個人的な怒り(私憤)であるように思える。
        「押しつけられるのが嫌いだ」と言ってた作者が周りに押しつけている。矛盾してないかい?

        この本は2007年1月から2008年12月まで毎月雑誌に連載されたものなので、その間に中島さんの立場(大学を辞めることになった)も、考えもビミョウに変化していっているのが分かる。

        後半少し変化し、ツッコミも少なくなったのだが、前半部分は読んでいてツッコミまくりだった。

        「私は絶えず演技的に怒っているから、その演技を磨いているから、キレないのである」って、その演技的な怒りも、どうでもいいこと(電車で化粧をする人とか)にはあんまり必要ないと思うけど・・・ ま、こんな小さいことはどうでもいいか。(この辺は笑うところとして書いているのだろう・・が、絡まれた人は面倒くさいだろうなあ)

        「友人が殺人を犯し、彼をかくまっている場合、私は彼を逃がすことと彼を警察に届けることのあいだでひどく迷うだろう。そして、どちらを選んでも、私は後悔するであろう」・・・私なら迷わず警察。その前に友人ときちんと話をするだろうけど。してはいけないことをしたのは事実、それをきちんと認め友人に前に進んでほしい。

        「『他人の幸福を求めよ』という他人に対する不完全義務は・・・」・・・義務じゃないし。人と自分と両方の幸福を考えなければ幸福にはなれない。人が幸福であることで自分が幸福になれる。自分が幸福であることで人が幸福になれる。不完全な人間同士補い合うことで成り立っているというだけのこと。

        「『どうせ死んでしまう』と『生きる意味はない』という二つのメッセージをもって私に迫ってくる双頭の怪物と本当の意味で戦いたかった、そして勝ちたかったのである」・・・勝たなくても、素直に受け入れるだけでいいよ。そして自分はどうすればいいかを考えて動けばいい。あなたの人生の中ではあなたは自由。

        「過去もまた未来と同じく『ない』と言ったほうがいいのではないか」「いまなお『ある』と信じているそれらの物は、だから厳密にはさっきの物と同じ物ではないのである」「私が死んだ後に『残る』ものは何もない。ただ、次々に新しい出来事が(なぜか)発生し、(なぜか)それらも次々に消滅していくだけである」・・・これが『無常』ということですね。すべては高速で生まれては消えていく。あるのは「今」の瞬間だけ。「今」が生まれ続けている。だから、ただ「今」を懸命に生きる。そうすることで新しい「今」がうまれる。


        ある意味、とても勉強になりました。けっこう楽しかった。(ただし、生き方に迷っている人は読まない方がいいかも)

          
        >> 続きを読む

        2013/01/12 by バカボン

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      遊学

      松岡正剛

      3.0
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      • でも予備知識が足りなすぎてついていけない部分多し。ひとえに勉強不足ということ。 2も続けて読むつもりだけど状況は変わらないはず。いつかまた再チャレンジする。もっといっぱい本読む。幸い最近テレビつまんなくなってきたし。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

    • 1人が本棚登録しています
      遊学

      松岡正剛

      3.0
      いいね!
      • とにかくこの本を読むには足りない事が多過ぎるのだ。きっといつかは戻って来よう。

        2013/06/15 by freaks004

    • 1人が本棚登録しています
      シュレディンガーの哲学する猫

      竹内さなみ , 竹内薫

      3.0
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      • 時空を超えて、あの有名なシュレディンガーの猫が、とある作家の元にやってきた!!
        名な哲学者、思想家たちが言わんとしたことを、シュレ猫との軽快なやりとりを交えつつ紹介している。

        哲学の解説部分を竹内薫さんが
        シュレ猫と作家との物語部分を、妹の竹内さなみさんが書かれています。

        哲学…
        知識ない人向けに、かなりやさしく書かれているのはわかるんですが、
        読むのに時間かかったー!!
        難しい!
        正直、消化できたのはごくわずか。
        けど、
        その中で、グッと心に割り込んでくる
        心の何処かにとどめておきたいような哲学的思考にも出会えました。

        また読み返したい。
        何度も読んでやっと腹に落ちる時が来る
        そんな気がする。

        これ、コミックがあるんですね!?
        主人公は異なるようですが、シュレ猫は出てくるよう。
        そちらも読んでみよう。
        >> 続きを読む

        2019/04/26 by ∵どた∵

      • コメント 2件
    • 4人が本棚登録しています
      哲学ディベート 〈倫理〉を〈論理〉する

      高橋昌一郎

      4.0
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      • 社会問題などが対話形式(一応ディベート)で整理して書かれていて大変読みやすいです
        少し古いのが玉にきずですが、基礎となる道徳あるいは人権、尊厳についての初歩を知り、問題意識をもつには手ごろな本だと思います。
        私もこれをきっかけに、更に道徳や文化を知りたいと考えるようになりました。
        >> 続きを読む

        2015/12/26 by bungo

    • 1人が本棚登録しています
      われ笑う、ゆえにわれあり

      土屋賢二

      3.5
      いいね!
      • 【内容紹介(Amazonより引用)】
        愛ってなんぼのものか、あなたも禁煙をやめられる、何も考えないで楽しく生きる方法など、人間を哲学的に考察した抱腹エッセイ集

        【レビュー】
        くだらない、と失笑されるようなことをくだらなく、哲学的であるかのように考察するくだらない(褒め言葉)一冊。
        ex)禁煙するメリットは次にタバコを吸うときのそのうまさにある、という考察等
        本腰を入れて読むと内容と描写に悪酔いしてしまうかもしないので、気難しい本の息抜きに一編、という感じで読むことをおすすめする。
        >> 続きを読む

        2014/02/20 by おかゆ

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      棚から哲学

      土屋賢二

      4.0
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      • お茶の水女子大学名誉教授で哲学者の土屋賢二教授のエッセイ。

        哲学者のせいか文章がうまく、論理性と非論理性の間で笑わせてくる。
        正しい論証で間違った結論を導きだしてみたり、誤った一般論や自明の理をおもしろおかしく書いている。

        土屋教授以外にも、助手や学生、土屋教授の母などが出て来るが、彼らとの間で交わされるユーモアたっぷりのやりとりもおもしろい。
        本当にこんなに面白い人たちが集まっているのかと疑ってしまうほどだ。

        とはいえ、一発で爆笑をとるタイプではなく、数を打って笑わせてくるので、初めは「なんだこのおやじ」と思うかもしれない。
        それでもページをめくっていくと、だんだんとニヤニヤしていくことだろう。

        男性の胸毛に魅力を感じる女性がいる理由を、「暇なときに抜いて遊べるから」と書いていたのには声を出して笑ってしまった。
        >> 続きを読む

        2015/01/12 by ともひろ

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      ツチヤの口車

      土屋賢二

      4.0
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      • 週刊文春に連載されていた、お茶の水女子大学名誉教授・恐妻家(笑)哲学者土屋氏のエッセー集で、50以上ものエッセーが記載されている。思わず笑ってしまう内容が多くあり、快い脳細胞の刺激にもなり、笑いたい人には是非お勧めの1冊です。 >> 続きを読む

        2014/04/04 by toshi

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      12歳からの現代思想

      岡本裕一朗

      5.0
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      • あとがきにもあったが、これは12歳以上であれば誰が読んでも価値があると思う。
        現代思想の入門書として、とてもよいと思う。
        日常のニュースの中ででてくるキーワードが結構あって、知らず知らず使っている言葉⇒その根っこにある思想について、そういう背景があるんだと納得することがっできる。
        これをベースにして、関心の輪をどんどんひろげていくことが大切だと思う。
        巻末に参考図書が沢山書かれているので、とりあえず、そこから始めてみるのもいい!
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        2015/06/16 by けんとまん

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      現代思想の冒険

      竹田青嗣

      5.0
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      •  近代から現代の思想史を俯瞰するための一冊となればと思い読んだ。結論から述べると、当初の目的である「哲学史の俯瞰」のための一冊としては適していなかった。つまり、この本の内容は著者による近代思想から現代思想へ至る過程のまとめと再解釈であった。最終的にバタイユでしめるのは、恐らく正統派の哲学史書では有り得ないことであろう。しかしながら、だからと言って決して面白くなかったわけではない。現代思想家の説明も簡単ながら行われているし、デカルト、カント、ヘーゲル、マルクスの流れと、反ヘーゲルのキルケゴール、ニーチェの流れを対立させ、現象学をも利用し、現代思想における「私」と「社会」の問題を解決する試みは興味深いものであった。また、個人的にはキルケゴールについての説明を読む中で、ドストエフスキーやカミュにおける「生の意味」の問題と重なる部分を見言い出せ、今後の思索に生かせる材料が見つかって良かった。
         タイトルから、現代思想に関する哲学史の本と勘違いして読んだが、その内容は著者による現代思想のまとめと再解釈であった。しかしながら、近代から現代へ至る思想を有機的に結び付ける作業は読んでいて面白いし、こういった解釈もあるのかと勉強にもなる。現代思想関係の概説書を一読した後、参考書として読むのが良いだろう。
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        2018/09/09 by shinshi

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      ちくま哲学の森

      鶴見俊輔 , 安野光雅 , 森毅

      4.0
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      • だいたいこういうシリーズは一巻から読み始めるのが常なのですが、今回はちょっとした事情があって、2巻の『世界を見る』から始めました。ちくま哲学の森。ちくま文庫というだけで信頼感を覚える。

        とはいえ抜粋も多いので、そのあたりは少し物足りなさも。いろんな著者のいろんな作品を集めたアンソロジー(と言っていいのかな)なので、気になったらその著者の本編を読んでね、ということなのでしょう。
        私は寺田寅彦が好きなので、『ジャーナリズム雑感』が入っていたのは嬉しかったです。でもヴァレリーの『『パンセ』の一句を主題とする変奏曲』などはよくわからなかった。

        桑原武夫の『研究者と実践者』が面白かったです。
        いわく、大学教授にはその道の研究を進める「研究教授」と、その道の研究を後継者に解説する「教える教授」がいるのだと。非常に納得しました。大学に入ったとき、教える教授が多くて、研究教授は少数派でしたが、だいたい研究教授のほうが授業がおもしろいんですよね。難しいけれど。

        理解できないものもありましたが、いろんな人の文章をいろいろ読めるのは良いです。全8巻あるので、ほかのも読んでみたいです。
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        2016/06/09 by ワルツ

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