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『コーラン』[全三冊] (井筒俊彦訳) <岩波文庫> 読了です。近年、イスラム教がいろんな面でクローズアップされることが多く、イスラム教徒が聖典とする『コーラン』にはどんなことが書かれているのか、興味を持って読みました。内容は、要は「偶像崇拝するな。唯一神アッラーを信じろ。そうすれば最後の審判の日に楽園に行けるし、そうでなければ地獄の火に焼かれる」ということを繰り返し言っています。中には、マホメット(ムハンマド)に都合のいいお告げなどもあり(例えば、マホメットだけ制限を超えて妻を持ってもいいとか、マホメットが戦利品を独り占めしたのは理由があるとか)、微笑ましい面もあったりします。タイトルも「牝牛」とか「夜の旅」とか「蟻」とか「言いがかりつける女」とか「腐ってしまえ」とか、なかなかそそるものも多いですが、多くは直接内容とは関係なく、宣託の中に現れる言葉を一部取り上げただけでした。一部狂信者による古代遺跡の破壊などが問題視されていますが、「偶像崇拝」を禁じているだけで、破壊までいくのはやりすぎのような気がやはりします。素人による感想ですが……。神は全てを知り給うのですが、しょっちゅう人を試します。信仰するのもしないのも神の御心次第とも書かれているのに……。また、現生では貧しいものへの施しと信仰以外は特に「生き方」のようなものが示されていません。そのあたり、とても違和感があります。日本語にするとあまり味がわかりませんが、アラビア語の詠唱はとても重々しくそれでいてリズミカルで、とても味わい深いそうです。そういうところに魅了される部分もあるのかもしれませんね。 >> 続きを読む
2015/09/19 by IKUNO
大塚和夫
現代のイスラムにズーム。
2013/04/15 by togusa
奥西峻介 , HartzPaula
バハイ教は、19世紀の半ば頃、イランで始まった宗教。世界全体で、現在六百万人ほどの人が信仰しているそうである。この本を読むまで、ほとんど詳しいことはよくわからなかったけれど、この本は世界のいろんな宗教を紹介するシリーズの中の一冊で、バハイ教についても手際よくわかりやすく解説してあって面白かった。日本で言えば幕末の頃、イランでは、バハイ教を始めたバブやバハオラという人たちが、こんなにもドラマチックで大変な生涯を送っていたのだと、全然知らなかった物語だけに、とても興味を惹かれたし、胸を打たれた。バハイ教は、教義としては、世界の他の宗教を尊重し、あらゆる差別に反対し、平和や世界の調和を求め、男女の平等と一夫一婦制を唱えているそうで、この本を読んだ限りだと、とても開明的で進歩的な良い宗教のように思えた。日本人にはあまりなじみがないが、世界にはあらためていろんな立派な宗教があるものだと感心した。イスラエルのハイファに、バハイ教の大きな寺院があるそうで、youtubeにその動画があったので見てみたが、とてもきれいな美しい寺院だと思う。http://www.youtube.com/watch?v=vxesOz6rRlw&feature=youtu.be世界各地のバハイ寺院も美しかった。http://www.youtube.com/watch?v=tMIf96DASSc仏教やキリスト教やイスラム教やユダヤ教もそれぞれに特色のある寺院や教会の建築が美しいが、それぞれに深い精神性があればこそ、それらの建築も美しいのだと思う。バハイ教も、また独自の高い精神性があればほど、これほど寺院も美しいのだろう。他にもいろいろ関連の本を読んでみたいと思った。 >> 続きを読む
2013/06/26 by atsushi
阿刀田高
井筒俊彦
小室直樹
山内昌之
内藤正典
山内昌之 , 後藤明
ひろさちや
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