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カテゴリー"九州地方"の書籍一覧

      神の島沖ノ島

      安部竜太郎 , 藤原新也

      4.5
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      • 玄界灘に、沖ノ島という絶海の孤島がある。

        そこは、海の正倉院といわれていて、古代に祭祀が行われた聖なる島である。

        神主だけが渡ることができ、一般人は一年に一度、あらかじめ申し込んだ人だけ、行くことができる日があるが、それ以外は行くことができない。
        未だに女人禁制である。

        かれこれ十年以上前、私も一度だけ、その島に行ったことがある。

        この写真集を見ながら、とてもなつかしかった。

        とても美しい自然と神々しさがある、不思議な島だと、写真集を見ながらあらためて思った。

        日本には各地に良いところや聖なる場所があるけれど、この島は、その大切なひとつだと思う。

        これからも、ずっと大切にされて欲しいものだ。
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        2013/07/07 by atsushi

      • コメント 6件
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      軍艦島入門 = A GUIDE TO GUNKANJIMA

      黒沢永紀

      5.0
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      • 廃墟ファン、憧れの島

        三菱が作り上げた炭鉱の島。
        世界最高の人口密度だった島。
        閉山後、無人のまま数十年が経過した島。
        廃墟と化した今、観光上陸できるようになって人気が爆発している島。
        2年後の世界遺産登録をにらみ、軍艦島は、いまさらなる注目を浴びている。

        単なる廃墟ファンとしては映像なども見たことがありました。
        文字で読むといいですね。写真で見るといいですね。
        軍艦島の歴史について詳しく触れてあり、石炭の種別、近隣の炭坑などについても書かれており、朝鮮人強制労働についても触れている。
        なかなか資料性の高い内容であります。

        (amazon解説)
        誕生の秘密から「軍艦」化した理由、絶頂期を経て廃墟となった現在まで、軍艦島の全貌が一気にわかる待望の書!
        2013年、SONYのアクションカムを搭載したラジコンヘリが空撮した動画が公開され、ほどなくGoogleのストリートビューが公開された。

        これまではノスタルジックな、あるいは「廃墟」を全面的に押し出した写真集しかなく、「軍艦島ってどんな島?」と思ったときに手軽に読める本がなかった。
        本書は島の成り立ちから石炭業としての発展、全盛期の様子、そして閉山後までを、創業当時の写真や図版をふんだんに使い、時に元住民の話をまじえながら解説する。
        行ったことがある人も、これから…と憧れている人も、軍艦島の存在した意義を深く感じることができる、写真も美しい解説本。
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        2018/08/17 by motti

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      軍艦島全景

      オープロジェクト

      5.0
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      • 以前は海上に浮かぶ炭鉱として発展したものの、その閉山とともに無人島そして廃墟と化し、そのフォルムから俗に「軍艦島」と呼ばれる九州沖の島、「端島」

        廃墟マニアだけでなく、ロック歌手がプロモーションビデオの撮影を行ったりと、昨今さらに知名度を増しているように思われる。

        この本は軍艦島の外から、そして上陸した内部から余すところなく全景を撮影したものである。

        特筆すべきは製作元は軍艦島のDVDを出しているほどのところなので、多くの資料から厳選を重ねた優良な写真ばかりが集められているところ。

        暫定ながら世界遺産への登録待ちでも有る軍艦島の雄姿を味わおう。
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        2012/12/11 by カオス

      • コメント 7件
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      沖縄人はどこから来たか 「琉球=沖縄人」の起源と成立

      土肥直美 , 安里進

      5.0
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      • 沖縄人って、ほりの深い顔で、昔から琉球時代に暮らしていた人、琉球人のことを示す言葉だろうか?
        そんな基本的な疑問から、本書を読むきかっけになった。

        この本では、先史時代(弥生時代まで)からグスク時代(古琉球時代、日本では鎌倉時代頃)にかけて
        奄美地方から八重山地方に定住してきた、人々を「琉球=沖縄人」と呼び、現日本人やアイヌ人、
        港川人(1万7千年前の人類)との関係を探り、さらにグスク時代に何が起こったか等について、対談を行っているのが本書である。
        考古学者の安里進氏と形質人類学者の土肥直美氏、専門家の二人が対談を行い、
        琉球人=沖縄人の起源と成立を、研究者の立場からお話ししている。

        その対談内容始めに、琉球人=沖縄人の起源と成立を解くために、「二重構造論」という
        考えかたを、まず検証するために簡単に二重構造論を説明する。
        二重構造論とは、旧石器時代に東南アジアの原アジア人が琉球列島を北上して港川人となり、
        そして日本の縄文人の祖先となった。
        縄文人は均質な集団で、北海道から琉球列島に分布していたが、
        その後、稲作を携えて北九州に渡来した弥生人が、縄文人と混血しつつ日本列島に広がった。
        しかし、北海道と琉球列島には弥生文化は波及せずに、縄文人が小進化をとげてアイヌと沖縄人となったと
        いう考えかたである。

        本書のテーマである、沖縄人の起源を探るには、グスクと港川人について、理解する必要がある。

        まず初めにグスクとは、南の島でみつかった遺跡から推測すると、八~九世紀ころ、それまで、海岸にあった
        集落が台地上に移る。遺跡の立地の変化は生業の変化を意味し農耕の比重がしだいに高まったと考えられる。
        定住的と考えられる集落が台地上に成立し、個々の集落には集落のアイデンティティの象徴である拝所(ウガンジュ、神霊がよりつく聖域)が設けられる。グスクは当初集落のアイデンティティの象徴として成立し、集落に集まる人々の精神的な結びの中心であった。
        これが、岡の上に空濠や土の防壁・石垣などをめぐらせて外と隔てた空間がグスクの始まりとされている。
        グスクは奄美から八重山にいたる琉球文化圏に分布する遺跡のことであるが、その数は数百あるといわれている。
        小さな岩塊だけの拝所そのものから四万平方メートルを超える首里城まで多種多様である。

        次に港川人は、那覇市の実業家、大山盛保氏によって1968年に発見された。
        18000年前に南方から北上してきた旧石器人として扱われている。その発見場所が具志頭村港川であったことから、港川人と呼ばれている。
        周辺地域との関係では、中国のほぼ同じ時代の更新世人類と比較した結果、南部の柳江人(りゅうこうじん)が身長(150cm位)、頭の長さ等が類似している事から、研究者の鈴木尚氏は、港川人のルーツは中国南部であるとし、港川人の特徴はその子孫である縄文人に受け継がれて、沖縄では貝塚人をへて現在の琉球=沖縄人へと展開していったと考えられている。
        ところが、日本の旧石器時代を論じた考古学の論文には、港川人はほとんど登場しない。
        つまり日本考古学の世界では認知されていないのである。
        その理由は明快で港川人が使った旧石器(道具)が沖縄から出土されていないのである。
        考古学は人工的な遺物、遺構を扱う学問という性質であるため、遺物が出土しないと議論のしようがない。
        そのため、港川人から琉球=沖縄人への連続性がまったく証明できないので、沖縄の時代認識では、
        旧石器時代(港川人)18000年前から貝塚時代6400年前の間の時代は、約1万年の間は「空白の時代」と
        なっている。

        貝塚文化は何らかの農耕を行っていた可能性があるが、基本的には魚労採集民の文化である。
        一方グスク文化は中世日本文化(平安時代)の影響を受け、麦、粟畑作と水稲作そして牛の飼育を行う複合農業を基礎にしつつ、当初から高度な窯業生産、鉄器生産、広域流通といった経済的展開をともなった文化である。

        別な視点で起源論を考えていくと、骨ではなく、血液の遺伝的な研究もある。
        従来の起源論に大きなインパクトを与えた研究結果がある。それは、今の日本人には地域差があまりなく、
        しかも、ロシア南東部のバイカル湖あたりに分布の中心をもつ北方系のタイプが日本人の主流をなしているという結果が導き出されている。つまり、アイヌ、沖縄を含めて北方系だということである。

        しかし、骨の研究でも新たな結果が出ていて、アイヌ・琉球同系論について疑問が出ている。
        その研究の内容は計測値について顔面平面度という新しい計測項目を取り入れて、詳しい分析を行った。
        分析結結果は、アイヌと琉球=沖縄人はかなり違うというものである。
        一般的には琉球=沖縄の人はほりが深い顔立ちをしているといわれているが、骨でみる限りでは、
        非常に平坦な顔立ちという結果になり、アイヌとは違う結果になった。

        この本では、考古学者のお話しを聴くことで、
        最新の研究結果を知り、さらに沖縄人の起源も、今、この時点でも研究されていることで、
        新たな考え方ができつつあるというライブ感覚な研究現場の実態を知り良い刺激を受けた。
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        2014/01/29 by 本の雑酒

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