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内村鑑三 , 鈴木範久
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【総括】日本人とは何なのか、どういった考え、宗教観、行動規範で生きているのかを日本人が外国語で著作し、欧米の人達に向けて書かれた本。著者はその中で5名の日本人、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人を紹介し、日本人とはこういう人種、というものを伝えています。グローバル化が進む中、海外の方々とコミュニケーションをとることも多くなってきましたが、今一度、日本人とはどのようなアイデンティティを持っていたのか振り返り、学び直すのに最適な良書だと思います。個人的には二宮尊徳と中江藤樹の人柄が素晴らしく、感銘を受けました。昔の話だとは思わず、現代にも通用する“生き方”を教えてくれる一冊だと思うので、是非読んでみてください。【心に残った一節】1.西郷隆盛「人の成功は自分に克つにあり、失敗は自分を愛するにある。八分どおり成功していながら残り二分のところで失敗する人が多いのは何故か。それは成功が見えるとともに自己愛が生じ、慎みが消え、楽を望み、仕事を厭うから失敗するのである。」→「敬天愛人」に西郷さんの人柄がよく出ています。天を敬い、人を愛する。自分自身の欲を出してしまえば、物事は失敗に終わってしまう。そうではなく、物事、人に対し誠実にまごころをもって接していれば何事も成すことができると、そう理解しました。2.西郷隆盛の詩私に千糸の髪がある墨よりも黒い私に一片の心がある雪よりも白い髪は断ち切ることができても心は断ち切ることはできない3.上杉鷹山東洋思想の一つの美点は、経済と道徳とをわけない考え方であります。東洋の思想家たちは富は常に徳の結果であり、両者は木と実との相互の関係と同じであるとみます。木によく肥料を施すならば、労せずして確実に結果は実ります。民を愛するならば、富は当然もたらされるでしょう。故に賢者は木を考えて実を得る。小人は実を考えて実を得ない。このような儒教の教えを、鷹山は授かりました。→深いですねー。自分の望む「実」ばかりを考えていれば「実」は得れず、そうではなくてその養分たる「徳」を積むことが「実」を得るための最短ルートであると言っています。4.上杉鷹山(孫娘にあてた言葉)年若い女性である以上、着物のことに心がとらわれやすいのは当然である。しかし教えられた倹約の習慣を忘れるではない。養蚕をはじめ女の仕事に励み、同時に和歌や歌書に接して、心を磨くがよい。文化や教養は、それだけを目的にしてはならない。すべての学問の目的は徳を修めることに通じている。春を得て花すり衣重ぬとも我ふる里の寒さ忘るな→現代の女性に読んでほしい一節ですね。化粧やおしゃればかりに時間を費やすのではなく、心を磨き、徳を高めるためにしっかりした教養・勉強をするべきではないでしょうか。はやりものや他人の意見なんかに惑わされることなく、筋の通ったしっかりとした一人前の人間になるには、やはり勉学を通した徳の積み重ねが必要に思います。昔から若い女性はやはり着物の色やかわいさに目が向いてしまっていたのですね、現代と何も変わらないことに驚きました笑5.二宮尊徳「キュウリを植えれば、キュウリとは別のものが収穫できると思うな。人は自分の植えたものを収穫するのである。」「誠実にして、初めて禍を福に変えることができる。施術は役に立たない。」→徳を積めばその分だけ収穫が出きる。それ以上には絶対に返ってこないし、別のものも収穫できない。解釈が少し難しいとは思いますが、自分の努力した分の結果しかリターンは返ってきませんよ、といったよな感じと理解しました。6.二宮尊徳植物の根には花も実もことごとく含まれているではありませんか→ある一大事業を興す際に一番初めにやるべきはメンバーの道徳を正すことから始めることが一番の近道だと説いています。あれこれ小手先のことをやるより長い時間かけてメンバーの気持ちを一つにして道徳をそろえることが先決であると言っています。メンバーの気持ち(道徳)が一つ「になればあとはしめたもの。そのあとはスムーズに事業を成すことができる。道徳が「根」であり、しっかりとした根があれば、その先の花も実も結ぶことができるということ。素晴らしいたとえです。7.中江藤樹人は誰でも悪名を嫌い名声を好む。小善が積もらなければ名はあらわれないが小人は小善のことを考えない。だが君子は日々自分に訪れる小善をゆるがせにしない。大善も出会いが行う。ただ求めようとしないだけである。大善は少なく小善は多い。大善は名声をもたらすが小善は徳をもたらす。世の人は名を好むために大善を求める。しかしながら、名のためになされるならば、いかなる大善も小さくなる。君主は多くの小善から徳をもたらす。実に特に優る善事はないと。徳はあらゆる大善の源である。 >> 続きを読む
2018/12/29 by べるさん
磯田道史
江戸時代の殿様に対する通信簿って興味ない?こんな面白い本があったから皆で読んでみよう、というような本。有名な殿様からマイナーだけど個性的な殿様まで、堅苦しくなく読めて面白かった。また、あとがきではこんな見方が示された。江戸時代の日本では、「日常的に、砂糖が食べられ、魚肉が食べられ、百冊以上の書物を家にもっていたのは、この三百たらずの殿様と、そのほか特別な人々にかぎられていた。いまや、一億をこえる日本人にとって、そんな暮らしは珍しいものではなくなっている」とのこと。現代日本人は皆が江戸時代の殿様のような贅沢(?)な文化を営んでいるという見方は、私にとって新しい角度からのものの見方であって、はっとさせられた。また、本文には「人間は貴族化して、喰うに困らなくなると、次の三つのことにしか関心を持たなくなるのかもしれない。一つは、恋愛。一つは、遊興。そして最後に、位階である。庶民は位階がないから、たいていは宗教に凝る」という記述もあって、ここも現代日本人に近いような書きぶりだと思った。 >> 続きを読む
2016/03/02 by harubou
津本陽
様々な時代、様々な立場の偉人伝。16名ものエピソードを取り上げているのだが、極めて内容は濃い。偉人達を紹介した歴史モノとカテゴライズされそうだが、示唆に富んだ自己啓発モノという側面も大きい作品である。興味の有る偉人達が多く含まれているという個人的な話は有りつつも、それそれ非常にキャラの立ったエピソードなので、読み物としても十二分に楽しめた。戦国武将、将軍、大名、不遇の浪人、大商人、剣豪、文明開化の立役者など、立場は違えど、まさに真剣勝負で人生に臨んでいる姿は、人を惹きつける。少し苦手意識の有る津本氏作品だが、多少読み進めるのに時間を必要としたものの、途中で何故か読むのが辛くなるという現象は起こらなかった。男惚れするような先人達に脱帽し、奮い立つ。。 >> 続きを読む
2011/12/15 by ice
神一行
芸能人を中心とした著名人達の20代の一場面を数行程度で紹介。芸能人名鑑のような印象。著名人に対しての取材や調査から20代の一場面を切り取り数行程度で紹介するという斬新な企画。目の付け所は面白いと思い手に取ったのだが、書籍として捉えるにはあまりにまとまりが無く期待した程、面白くも無かった。とは言え、泉ピン子の芸名は「麻雀のイーピンに似ているから」という理由で師匠が命名した。などというエピソードから、今を時めく芸能人にも下積み時代が存在したことを再確認するのも悪くないかもしれない。 >> 続きを読む
2011/01/21 by ice
戦国時代には多くの軍師が存在していたことは知っておりました。しかし、その中でも認知度がさほど高くない軍師の情報も明記されておりましたので、この辺りの内容がとても面白かったです。 >> 続きを読む
2014/01/16 by 歴史オタク
岸本裕紀子
キャラの立った著名人男性との対談。サラサラと読み進め、サラサラと記憶から落ちていくライトな内容。芸能界、政界、スポーツ界などなど、バラエティに富んだ人選の対談集。一貫しているのは、キャラが立っているという点で、俗に言う大物や人気者ばかりで有る。対談の内容は、女性関係、恋愛関係が中心。タイトルの通り、良い意味でアブナイ男性達の主張や意見は確かに面白く、考えさせられてしまう点が有る。全体を通じて感じるのは、どの業界であれ、名が知られ、名を残すような人物は、アクティブ、アグレッシブで有り、ポジティブシンキングだということ。デキル人間は、どこに行ってもデキルと言うが、まさにそれを痛感した。鳩山由紀夫氏、北沢豪氏が印象に残った。 >> 続きを読む
2011/11/09 by ice
ビートたけし
達人に訊け。・・(この訊けは先生に尋ねるの意、パソコン打つと便利ですな)虫の達人。宇宙の達人。麻雀の達人。字幕の達人。数学の達人。日本語の達人。寄生虫の達人。香りの達人。競馬の達人。金型プレスの達人。10人の各分野の達人が、ビートたけしと雑談をする。各界の頂点に立った人ばかりであるが、すべての人の共通点は、仕事に対し、一途である。まずは、数学の藤原正彦さんの語るエピソードを紹介する。○藤原・・・数学の大天才で、三十年ぐらい前に亡くなった岡潔先生は、文化勲章もらったとき、天皇陛下から、「数学の研究ってどうやってするんですか」と聞かれて、岡先生は、「情緒でいたします」と答えられたんです。・・(笑)●たけし・・・いい話だな。(笑)○藤原・・・陛下は、「あっ、そう」とおっしゃったらしいですが。(笑)その後で、新聞記者が「先生がおっしゃった"情緒"ってどういうもんですか」って質問したら、「野に咲く一輪のスミレを美しいと思う心ですと」・・・まるで、禅問答である。・・・このような思いは、この本のいたるところに現れる。でも、十人とも、「運」を究極の「努力」で、自然と身近のところへたぐり寄せている。トップランナー・・・・仕事を初め、何にでもに打込める人は、羨ましい限りである。 >> 続きを読む
2013/05/19 by ごまめ
上原善広
異形と一体何だろう?と思ってしまう。確かに、ここで取り上げられているのは、一般的にはなかなかありえない例だとは思う。しかし、そこには、それをどう捉えるかという視点・立ち位置が大きく影響すると思う。もしかすると、読む人のそういったところを試すリトマス試験紙のような本かもしれない。描かれている内容は、とてつもなく考えさせられるものがあるが、淡々とした文章がとてもあっているように思う。 >> 続きを読む
2015/04/20 by けんとまん
阿川 佐和子
週刊文春の連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」は900回以上続く名物コーナー。この対談の中から書籍化されていない対談のうち、新たにチョイスした「師匠の講義」おふざけのようなセーラー服姿の表紙。(ほぼ全員の反対を受けたらしい)どこぞのTV番組のパクリのタイトル。「聞く力」のベストセラーを受けて、ムックを出しましょう。というおだてにのって出版してしまったおまけのような本。みたいなんですが、どうしてどうして。対談そのままを読んだほうが、彼女の「聞く技術」がわかるんじゃないか?と思わされました。対談する相手自身や仕事のことを知るということ、相手に対する好意、尊敬をもって接するということはある意味当然ですし、誰でも心がけていることでしょう。佐和子さんが違うのは、相手を笑わせることだと思いました。世界の小澤、変人で有名な(失礼)安藤忠雄、悪魔のデーモン閣下など、普通に考えたら緊張しビビることはあっても、相手を笑わすなんて…しかも初対面だとしたら、そんな余裕ありますか?他の人だと失礼ギリギリの言葉が、彼女の笑顔と共にあの声に載せられて出てくるとその人柄とのブレンドによって、相手に笑いの効果を生むんですね。笑いはその人の最もいい部分を引き出してくれます。話そのものにもおかしみが出ますが、読者もその人が好きになる。話を楽しく読めるのです。①クラシック音楽について 小澤征爾 音楽にも共通の「文法」がある。「天才」を知る小澤さんはやはり「天才」ですよ。 「コシ・ファン・トゥッテ」の言葉に「モーツァルトの故郷でモーツァルトのオペラを?」 と即応する位には十分クラシックの素養もお持ちです。 ②ローマ史について 塩野七生 塩野さん、ファンなんです。私。 結構怖いイメージもあるのですが、女性らしさもあって面白い人です。③心理学について 河合隼雄 大好きな河合さんです。④宇宙について 野口聡一 宇宙の話って面白いです。 宇宙ステーションをアメリカは飛行機、ロシアは船。と考える。ってするどい指摘です。 技術もアメリカは最新式ハイテク、デジタルを追求し、ロシアは古い技術を継承する。 でも故障に対応しやすくしかも計器としても正確なのは、アナログのロシアだったりする。 宇宙で利用するエネルギーは100%燃料電池で、太陽光発電です。⑤老いについて 五木寛之 大作家といえば五木みたいな時代がありましたっけ。 仏教についても語り合えるんですね。 ⑥環境と人間について 養老孟司 真に頭の良い人は誰とでもわかりやすい話ができるものです。 頭の良い人同士であっても、その姿勢が変わらないとは偉いことです。⑦建築について 安藤忠雄 あの「安藤」さんに「ひどい奴!」って言える女性って?!⑧アイドルについて 大島優子 こんな若い女の子にも敬意のまなざしをもてる佐和子さん。 あなたは若い。未婚というのが彼女の場合よい方向に活かされている。 幼くないけど女の子ですよ。彼女は。⑨五輪について 室伏広治 未婚の彼女が「ご結婚は?」とやっても嫌味にならないんですよね。 室伏選手と比べると阿川さんのちっこさが目立ちます。⑩ヘビメタについて デーモン閣下 彼の歌のうまさはかなりのもんです。 ミュージカルを観た時に、演劇もうまいな。と思っていたのですが、役者が先だったとは。 初めて知りました。⑪歌舞伎について 市川海老蔵 歌舞伎の話もできるんだ。阿川さん。やはり知識の幅広さは相当だと思います。 彼は話ができない相手には、決して多くを語らないと思う。⑫日中問題について 李登輝 とっても偉い人と会ってるのに、緊張感ないみたいですね。 李さんの親日は筋金入りの親日なんですね。ありがたいことです。 日本と台湾がこれからも仲良しの国でいられますように。⑬日本語について 阿川弘之・村上龍個人的なことですが、やはり私は龍さんは苦手だわ。これは、どうしても面白く思えない。彼は面白いけれどどうしても独善的に思われてしまう。日本語についていうと、私は彼ら2人より外山滋比古さんの考えに近いです。 >> 続きを読む
2013/03/15 by 月うさぎ
永井路子
徳川秀忠、明智光秀、藤原不比等、源義経、平時忠等歴史上の№2達のことを記載しています。 徳川秀忠(ニ代目将軍)は、父・徳川家康の後を受けて地味な(保守的で大人しい)感じの所謂「典型的な二代目」というような一般的イメージですが、意外と「法度」を前提に公家や大名達を厳しく統制した「強い政治」を行っていたこと。また、明智光秀が「主人 織田信長」に対する遺恨から信長を殺した(所謂・本能寺の変)という「通説」に対し、その説を否定している内容(光秀も「天下取り」を狙っており、本能寺の変はまさに絶好のチャンスであったから)とか、スタンドプレーで身を滅ぼした源義経等、面白い視点が諸々ある好著です。 >> 続きを読む
2014/01/24 by toshi
所謂「江島生島事件」のヒロインである、江戸城大奥の美女・江島についての内容が面白い。この事件は、7代将軍家継の生母月光院と前将軍家宣の正室天英院を中心とする勢力との勢力争いの犠牲になったという、つまり、天英院は家宣・家継の元で正徳の治を断行、幕政を牛耳っていた白石・詮房を追い落とすため、譜代大名(関ヶ原の戦い以前からの徳川氏の家臣)や5代将軍綱吉時代からの老中達とこの事件を画策したという説があります。その他、天智天皇とその弟の天武天皇と両天皇の妃となった、万葉集の女流歌人第一人者という才能と美貌(所謂才色兼備で反面「世間を騒がせた」)額田王(ぬかたのおおきみ)の話しも面白いです。 >> 続きを読む
2011/07/23 by toshi
特に、山崎(天王山)の戦いで、羽柴(後の豊臣)秀吉と明智光秀とどちらにつくか形勢を見てから…という方針で臨んだ為に「洞が峠を決め込む=日和見主義」という不名誉な言葉で有名な筒井順慶についてが特に面白い。 その他「桶狭間の戦い」において織田信長に見事に負けた(しかも織田軍の10倍以上の兵を擁しながら)ことでカッコ悪い代表のように思われている今川義元についての記載も面白い。他にも歌人で有名な西行や足利幕府を創った足利尊氏についての内容も興味深いです。 >> 続きを読む
杉本苑子
8代将軍 足利義政(京都の銀閣寺を建てたことで有名)の記載内容が面白い。世評では、「ダメ将軍」とのレッテルを貼られている感がある室町幕府8代将軍足利義政(京都の銀閣寺を建てたことで有名)は、3代将軍義満(室町幕府が最も強かった時の将軍で、金閣寺を建てたことで有名)の時のように「幕府の権威」を取り戻そうと、彼なりの想い(ビジョン)から、諸々のことを実行するのだが、結局幕府自体の力の衰えはどうしようもない状態で、義政の思いどおりにならなかった様々ないきさつが面白い。また、本能寺の変で主君織田信長を討った明智光秀の決断に至るまでのいきさつ等も面白い。信長の方針によって人質となっていた母が殺されたこと等の「恨み」が、主殺しの理由とか世評では諸々言われているが、無防備な(少ない兵しかいない)本能寺に主君が滞在している今が自分(光秀)が「天下をとる」絶好のチャンスで「今しかない」…という気持ちが最大の理由であったと筆者は言っている。とき(土岐)は今あめが下しる五月かな。と光秀が「決意」を詠んだとされるうた(連歌)も印象深いものがあります。 >> 続きを読む
2011/07/20 by toshi
森まゆみ
図書館で借りました。森まゆみのものは、未読ならとりあえず、読みます。外れが少ないので。女性について書かれたものには、たまに肩に力が入りすぎて読み辛いものもあるけれど、これはそんなこともなくスイスイ読めました。まぁ、インタビューだしね。でも「ぜひ我が家の本棚に!」と思うような、『鷗外の坂』みたいな傑作が読みたいなぁと思ってしまったのが、正直なところです。 >> 続きを読む
2013/08/24 by miinya
阿川佐和子
阿川佐和子っていう面白いオバチャン(笑)と各界の著名人との対談を記録した、今読むと大変懐かしい・・・ってか「若い!」おもしろインタビュー集だ。イチロー、若ノ花、王貞治、小室哲哉、藤子不二雄A、ジャイアント馬場、竹中直人、伊達公子、云々・・・ よくまぁ〜こんだけ集めたなって感じのそうそうたる顔ぶれである。人の話を伺うことは、その人の人生の一部を自分も体験するということではないかと思う。ましてこれだけの顔ぶれであるから、その人生の“濃さ”もハンパなものではない。人の生き方や価値観に触れ、自分はどう生きるのか見つめ直す。人の話を聞くのってこんなに楽しいんだなぁと思える一冊だ。阿川さんの対談番組「サワコの朝」も毎週楽しみに見ています♪http://www.mbs.jp/sawako/ >> 続きを読む
2014/02/05 by ウサギ
今井彰
NHKのドキュメンタリー番組の書籍版です。TVは1回しか見たことがなかったのですが、中々面白かった記憶があったので買ってみました。 ・・・結果、本だとあまり伝わってこないかもしれません。文章が坦々としているからなのでしょうか。感動的なエピソードの数々だと思われますし、感銘させられる事例も記載されていますが、なんだか不完全燃焼な感じです。 それでも、苦境を乗り越えてきたリーダーたちの言葉には、やはり感じさせられるものがあります。 無理して読むことはないでしょうが、ひとつひとつの話は短いので通勤電車の中で読んだりするにはイイかもしれません。 >> 続きを読む
2015/02/01 by kengo
NHKのドキュメンタリー番組の書籍版です。以前「新」ではない方のレビューを書きましたが、基本的に本の構成と印象は変わりません。 おそらくTV番組版よりも伝わってくるものは弱いでしょう。感動的なエピソードの数々だと思われますし、感銘させられる事例がいっぱいだと思うのですが・・・残念ながら書籍版第1作の反省点を改善できていないと思いました。 それでも、苦境を乗り越えてきたリーダーたちの言葉には、やはり感じさせられるものがあります。そういった意味では、個人的には前作より響いてくるものがありました。目頭が何度か熱くなりました。 ひとつひとつの話は短いので通勤電車の中で読んだりするのにはイイと思います。 >> 続きを読む
川内有緒
これは働くということがどういうことであったのかという原点回帰の書であると思いますするする読めるのに深い最高のお仕事本就活生転職考えてる人仕事に悩んでいる人全員におすすめできる本です中学生から読めるのでおすすめしますパリって魅力的な街ですね! >> 続きを読む
2015/09/03 by dora
小谷野敦
栄華を極めたまま人生を終えるというのはなかなかできるもんじゃないんだなぁ。大体手段を選ばず権力を獲りにいくとロクな死に方しない。 >> 続きを読む
2013/06/15 by freaks004
石原慎太郎
オンリー・イエスタディと同じく交流のあった人物も取り上げているが歴史上の人物も扱っている。題名の如く、好きな日本人を取り上げその賞賛する部分を語り、そこから論説を展開する。石原慎太郎という人物も浮かび上がりつつ少し歴史の勉強にもなりそうななんだか不思議なカテゴリーをもつ本だった。 >> 続きを読む
2015/01/18 by KMHT
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