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幕内秀夫
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おそらく栄養価とか数値だけでいくとこうなるのだろう。福井市役所では、その日の給食がメニューの一つとしてだされているというのは、素晴らしいアイデアだと思う。政治家でいろいろ言う人がいるが、実際は何も知らないし何もしない人ばかり。三条市の事例は、なるほどと唸った。実際、今、中2(読んだ当時)の息子の給食の献立を見てみた。果たして、パンにこだわる必要があるのだろうか?と再認識。 >> 続きを読む
2015/07/06 by けんとまん
今津孝次郎
本書は教育学の専門家が書いたものですが、著者自身が断っているとおり、現場の教師の声を取り上げたいという意図で書かれています。メディアの取り上げられる教師や学校に関わる言説があまりにも実態からかけ離れたものであることを感じた著者が、冷静に現代の日本の教育・教師育成の現実と方法を考えています。 私は現職の教師として、本書に書かれていることの多くが的を射ていることを証言したいと思います。また、公立の教師ではない私としては、いわゆる「指導力不足教員」が送られる教育センターでどういうことをしているのか知らなかったので、大いに勉強になりました。これを読むまでは現場にいてもらっては困る教師を首にするわけにもいかないから雇っておくための居場所くらいに考えていました。大いに反省します。かなり頑張ってセンターの職員は指導力不足教員を指導して現場に復帰してもらおうとしています。ただやはり資質面で無理な人もいるようです。 本書では指導力不足教員の特徴をセンターの訪問調査で明らかにしています。1)どの認定教員もなぜセンターで指導改善研修を受けるのかの自覚が乏しく、教職者として抱えている自分の課題を明確に捉えていない……課題が分かるまでに二から三か月もかかることがある。2)次に、自己評価がわるに高いこと。常識的には指導力不足教員は自己評価が低く、自信がないから授業ができないのではと想像しがちだが、現実はその逆である……自分を客観的に眺めることのできる多様な視点が身についていないことを物語っている……自分とは異なる見方や価値観、評価を知って、多様な基準を取り入れる経験が乏しく、社会的自我が未熟であるのだろう。その未熟性は生育史に潜んでいることも考えられる。3)そして、授業力の無さ以前の根本的な問題は、対人関係能力の欠如が潜んでいることである…授業に関する知識・技術ならば、研修によってそれなりに向上させることができます。しかし、問題はもっと深いところにあるようで、それは対人関係が円滑に運ばないことです。 筆者はこれらの現実の問題に対して、次のようにコメントしている。「表面に現れる個々の問題行動ではなくて、この根本的な特徴に着目しないと指導力不足の問題は解明できないだろう。教員の『負』の側面であるだけに、センターの研修担当者以外の学校教育関係者の多くが目を向けようとせず、検討をないがしろにしてきた結果、教師バッシングの格好の材料にされてきたのではないか。」 筆者は教師を「対人関係専門職」として、医師・看護師・カウンセラー・介護士・ソーシャルワーカー・弁護士に共通に見られる「対人関係」を核とする職業と位置づけています。しかし、国の教育政策として打ち出されている教員養成の考え方は、教員免許更新制や、教育養成教育の長期化(修士号を持つこと)などに現れるように、資格要件のハードルを上げて、授業を中心に限定的にとらえられた能力を確保することを目指している。しかし実際には保護者対応や生徒対応に必要な能力は対人関係スキルであり、それは現場でしか学べないものです。 筆者は現職研修の重要性を強調しています。いくらセンターで研修を積んでも、大学で学んでも、生徒の前に立って授業をするスキルは現場でしか身につけられません。授業者には苦しいことだがと前置きをした上で、研究授業の効果について、詳説しています。客観的に自分の授業を振り返り、授業力を向上させることができる研究授業のスタイルは、古くより日本の教育現場では行われてきましたが、現職研修として大変優れていて、海外の研究者からも高い評価を得ているそうです。また、このスタイルは真の意味での「評価」であり、今日本で行われているような競争主義・市場主義に基づく評価はむしろ「査定」であり、人を育てるシステムではないと批判しています。 筆者は教育の「資質・能力」を6層に分類しています。A勤務校での問題解決と、課題達成の技能B教科指導・生徒指導の知識・技術C学級・学校マネジメントの知識・技術D子ども・保護者・同僚との対人関係力E授業観・子ども観・教育観の錬磨F教職自己成長に向けた探求心。このうちでFがすべての土台となって、AからEの能力の源泉として、教師の成長の原動力となると言います。大いに納得です。 >> 続きを読む
2013/01/26 by nekotaka
尾木直樹
教師に問題があることは分かった。しかし、その解決方法に余り納得がいかない。まだ60ページ目までしか読んでいないのでこれからどう展開していくのか分からないのでこのまま読み進めていこうと思う。著者が教師経験者ということで著者自身が教師の立場ならどう解決していくか、という視点で書いてくれると面白く為になりそうだ。 >> 続きを読む
2014/02/23 by 匿名
バカ親って言うな!モンスターペアレントの謎。尾木直樹先生の著書。モンスターペアレントの具体的な事例だけでなく、モンスターペアレントが増えてきた社会的背景までわかりやすく説明しています。モンスターペアレントを批判するのは簡単だけれど、モンスターペアレントの精神構造を理解することも大切かな。 >> 続きを読む
2018/01/28 by 香菜子
俵原正仁
イラストつきで、とても読みやすいです。真面目過ぎず、今の風潮にもあった寄り添い方のコツが書かれてました! >> 続きを読む
2015/07/06 by marsa
小野田正利
普通の教師が“普通に"生きる学校―モンスター・ペアレント論を超えて。小野田正利先生の著書。不平不満やクレームを言う保護者をモンスター・ペアレント、トラブルメーカー扱いするのは簡単。でも、そんなモンスター・ペアレント、トラブルメーカーにも言い分はあるのも当然。だからといって全ての不平不満やクレーム、モンスター・ペアレントに対して真正面に向き合っていたら教師や学校関係者だって身が持たない。教師も保護者もお互いに、ある程度の割り切りとリラックスする心の余裕を持つことが一番じゃないかなあ。 >> 続きを読む
2018/12/13 by 香菜子
山脇由貴子
モンスターペアレントの正体。山脇由貴子先生の著書。モンスターペアレントの実態とモンスターペアレントへの対策をまとめた内容で、教員や教育関係者だけではなく、保護者にもお勧めできる良書。すぐに上から目線で攻撃や理不尽で非常識な要求をしてくるモンスターペアレントに対して、卑屈になったり謝罪したりするのは却って逆効果。個人的には少子化社会がモンスターペアレント増加につながっているように思えます。 >> 続きを読む
2018/07/12 by 香菜子
渡邊美穂 , 竹下和男
2001年 弁当の日を始めた名物校長が贈る、弁当にまつわる6つの実話。小さな箱に詰まった料理。しかし、自分が作ることによって、多くの手間暇がかかっていること感じ、感謝する気持ちを育む。コゲコゲだったり、味が悪かったり、ぶっかっこうだったり、と、けして、美味しそうな弁当とは、いえないこともある。それで、いいんだ。作る人の想い。食べてもらおうという想い。食材を大切にする想い。いろんな想いを感じるはず。離婚後、台所にたったお父さんも素敵だった。「料理とは、食材の命に自分の命を和えること」校長の伝えたいメッセージ。校長から子どもたちへの贈る言葉「弁当を作る」が、素敵だ。震えた。『ひろかれ!弁当の日』校長の想いが広がることを祈る。 >> 続きを読む
2014/09/08 by てるゆき!
斎藤満喜
読書ログなるものを始めてみました。まずは1冊目。この本は大学時代に読書を本格的に始めようとして選んだ本です。たまたま読んだ教育新聞に出ていた書籍であり、特にこの頃は「本当に教員って非常識が多いのかな?」と考えながら読みました。教員という職場や価値観といった方面から管理職経験のある斎藤先生が記されています。教員から現職へ転職してその意味が少しだけわかったような気がしましたので1冊目の感想として選んでみました。 >> 続きを読む
2014/02/26 by tetyu
前作以上に異常だ。まあ、正直なところ、食べたくないと思うものが多い。それは悪い意味で選ばれたメニューだからそうなのだが、本の中にある一節「机上の・・・」とか「子ども達の好み・・・」とか、本来、どうなんだろうということがある。終わりの鼎談で、完全米飯給食を実施された二人の市長さんの言葉が印象に残る。給食は1週間で5食、21食のうちの5食なんだから、保護者がパンを食べさせてほしいと言えば、5食以外でだしてあげてと言っていた。最後は、市長自身の決断だと。それにしても、酷いものが多い。 >> 続きを読む
2014/08/13 by けんとまん
島田治子
上越市立大手町小学校・・・こんな素晴らしい授業をやっている学校があるとは、知らなかった。授業というか、学びと言ったほうが正しいのかもしれない。子供たちだけでなく、家族、地域の人も含めた輪を感じる。素晴らしい。 >> 続きを読む
2015/07/21 by けんとまん
上田小次郎
モンスターペアレントのありえないジョーク集。上田小次郎先生の著書。ジョーク集として読めば楽しくて面白い読み物だけれど、実際にこんな非常識モンスターペアレントの相手をしている教育関係者が読むと全然笑えない内容かもしれません。モンスターペアレント問題をより多くの人に知ってもらうための良書です。 >> 続きを読む
諸富祥彦
Yuzuko
三浦隆夫
宮淑子
戸田忠雄
川端裕人 , 藤原和博
佐藤学 , 秋田喜代美
大前暁政
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