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カテゴリー"風俗史、民俗誌、民族誌"の書籍一覧

      忘れられた日本人 (岩波文庫)

      宮本 常一

      4.5
      いいね!
      • うちの親戚筋に農家はいないので、いろいろと新鮮でとても面白かったです。大学の時に受講した民俗学の授業とはまたちょっと違う。事例ベースの語りなんですね。

        しかし農業の人というのは勤勉ですね…私に農家の親戚がいないはずだ…無理だ…
        農家の女性陣の今に通じる女子会っぽさに笑った。あんま変わらないものですね。
        歌を歌って仕事をしたというのは、日本でカラオケが大ヒットした下地になりえたのだろうか?

        知らない世界を覗き見た感じがして面白かったです。
        >> 続きを読む

        2017/11/26 by ワルツ

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      昭和恋々 あのころ、こんな暮らしがあった

      山本夏彦 , 久世光彦

      4.5
      いいね!
      • 昭和生まれである。それも後半以降の生まれなので大正4年生まれ
        の夏彦翁と、昭和10年生まれの久世氏の書いていることやふたり
        の対談の内容のすべてが「懐かしい」と感じる訳ではない。

        それでも子供の頃の思い出の中には「あ、そういえばあったな」
        と感じる風物や物が結構あった。

        共著ということで第一部の「戦前を見に行く」を夏彦翁が、第二部
        「過ぎ行く季節のなかで」を久世氏が担当し、第三部「昭和恋々
        記憶のなかの風景」がおふたりの対談との構成になっている。

        「戦前を見に行く」の項も書かれたのは平成10年。その頃でも
        戦前の建物が残ってたのかと感じた。あれから20年が経過してる
        現在、僅かに残っていた戦前のものたちも再開発の波に飲み込まれ、
        姿を消しているのだろうな。

        子供の頃、何故か蚊帳が好きだった。夏の夜、蚊帳を吊って寝るの
        は何か特別な感じがしたし、蚊帳の内側から見る部屋の風景は普段
        と違って見えた気がした。

        金魚売りは知らないけれど、夜鳴きそばは知っている。テレビドラマ
        のお母さん女優はもれなく割烹着を身に着けて常に忙しそうにしていた。

        足踏みミシンが上手に使えなくて、それが私の裁縫嫌いのきっかけだ。
        尚、電動ミシンは恐くて使えない。あ、それ以前に不器用だとの理由
        があったわ。

        小学校の裏門すぐにあった駄菓子屋は既になくなって久しい。改築する
        前の実家には縁側があったし、裏木戸もあった。

        小さな庭があって、季節の花が咲き、外に水場があって、縁側と裏木戸の
        ある平屋の一戸建てに住みたい。今じゃ贅沢なのかもしれないな。

        おふたりが書かれているエッセイはどれも短文でサクッと読めるが、
        どれも余韻を残す名文である。

        「うっとりするような美しさには、背中合わせに、消え入るような
        儚さが張りついていることを、人生ではじめて教えてくれたのは、
        子供の日の花火である。」

        短文の中でこんな文章を書かれたらやられるわ。久世氏、上手過ぎ。
        それでも向田邦子氏に嫉妬しているというんだから、私の文章なんて
        駄文中の駄文じゃないか。シクシク。

        「路面電車」の項を読んでいて思い出したのだが、東京都はなんで
        「都電荒川線」を「東京さくらトラム」なんて名称にしちまったの
        だろうな。東京に唯一残った路面電車なのに。ブツブツ…。

        来年、平成が終わる。昭和はまた遠くなるんだろうな。
        >> 続きを読む

        2018/10/10 by sasha

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      日本人の坐り方

      矢田部英正

      4.0
      いいね!
      • 私は家で椅子やソファーに座ることが少ない。だから地面への坐り方というのは以前から気になっていた。いろいろ姿勢を変えてためしてみるのだがしっくり来るものがなくかったが、幾つかこの本で良い坐り方を見つけることができ、読んでよかった。

        現在で言う正座が「正座」として呼ばれるようになったのは江戸時代から明治時代にかけてだそうだ。それ以前では立て膝が悪い姿勢ではなかったようで、「正しい坐り方」という「正座」が生まれたことでそれ以前ではたくさんあった坐り方が悪いものとして姿を消した。




        私はどしどし、行儀の悪いリスクを犯して楽な座り方を模索していきたいと思う。
        >> 続きを読む

        2016/05/05 by ryochan333

      • コメント 5件
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      江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか? 落語でひもとくニッポンのしきたり

      田中優子

      3.0
      いいね!
      • 題になっている「江戸っ子はなぜ、宵越しの銭を持たないのか」という章では、
        金も出世も災難と言いきる。宵越しの銭を持たないという生き方の基本になっているのは、
        「金離れがよく物事に執着しない」という生き方。儒教は商業を「悪」と位置づけた。
        物を生産せず、右から左へ動かすだけで利益を上げるからだ。しかし人間生活には流通は
        欠かせない。そこで、江戸時代の商人は、「信用」を第一に考えた。

        大きな収入が集中した豪商の時代には、彼らは、運河の開削や洪水防止の為の運河の整備、
        橋の整備、港の建設など自らの商売に役立つとともに、社会に大いに貢献した。
        中小商人は、「質素倹約」であり、「稼ぎ過ぎない」というのが、儒教的倫理観である。
        儒教仏教両方に共通するのが、商人の「社会的貢献」だと。
        仕事は「私する」ものではなく、社会を豊かにするものと。

        「宵越しの銭を持たない」の「銭」は、職人たちにとっては仕事の結果であり、
        その仕事の結果を自分の為にだけに使わない、人と一緒に生きていくのだ、
        というのが、この言葉の意味だと、

        この今の時代にとって耳が痛い様な、自己責任とか言いながら弱者切りすての風潮。
        「足るを知る」「ささやかな幸せ」なんぞ、震災後の今だからこそ、見直すべきことと感じる。

        小学館が刊行したCD付の隔週刊誌「落語・昭和の名人・決定版」に江戸学者、田中優子さんが
        連載した「江戸のしきたり」をまとめたもので、落語ファンなら、落語の世界に浸りながら
        愉しめます。

        でも、誰か上方の「気で気を養う」なんぞの、庶民の底ぢからの笑いで吹き飛ばす、
        上方のお人の気質はいかなるものか、の本を書いてもらいたいもんですな。
        >> 続きを読む

        2013/06/08 by ごまめ

      • コメント 7件
    • 1人が本棚登録しています
      遠野物語

      柳田 国男

      3.0
      いいね!
      •  岩手県遠野市につたわる
        座敷童子や天狗、河童といった妖怪の話やら
        死んだはずの人に会った とか
        マヨヒガ(山の中にある不思議な家)に行った
        といった不思議な話などが
        山盛りに詰め込まれた本です。
         
         言葉が古くて多少読みにくいですが、
        なかなか面白かったです。
        こういう話が生きていた時代の方が
        魅力的というか内面が豊だった様な気がするのは
        何故なんでしょうね。
        >> 続きを読む

        2015/02/03 by kengo

    • 2人が本棚登録しています
      ヤノマミ

      国分拓

      5.0
      いいね! sniffeyes
      • 人間とは何なのか?
        それを考えさせられる本。

        何気無くテレビで見ていたけど全てを見ていた筆者は精神的•体力的にボロボロになってしまったくらいショッキングな体験なのだと改めて思う。現代の日本では想像もつかない世界。

        なぜだかわからないが声に出して読みたい本。
        >> 続きを読む

        2014/03/24 by momomomo

      • コメント 3件
    • 4人が本棚登録しています
      ヤノマミ

      国分拓

      5.0
      いいね!
      • 先日本の整理していて思い出した一冊。
        ずいぶん前に読んだ本だけれど、こちらの本棚に入れておく事に。

        NHKスベシャルで放送されドキュメンタリー番組
        「ヤノマミ 奥アマゾン原初の森に生きる」
        ヤノマミとはアマゾンに暮らす先住民族のこと。
        この本は番組をまとめたルポルタージュ。
        こういう人たちが現代にまだ残っていた事に驚いた。

        ブラジルの森深く広がる先住民保護区でヤノマミは生活している。
        (取材当時)集落は200以上あり、2万人ほどいるらしい。
        その中でも、1万年以上ほぼ変わらぬ暮らしを続けるワトキリという集落の人々。
        いつも笑って、なんでも共有し、好きな時に寝て、おなかが減れば狩りに行く。
        ただ原初の暮らしは理想郷とはほど遠い。
        漆黒の闇、奔放な性、生と死・・・。
        常に人間の持つ暴力性と無垢が同居している。
        TV局としては世界初、150日間の長期共同生活をして取材したもので、
        筆者はあとがきに『取材を終えて帰って来た時に心身が壊れてしまった』
        と書いているように現代人にはかなり強烈な暮らし方なのだろう。

        本の中で、保護区の管理を行う組織の総裁の言葉に
        『原初の世界に生きる先住民にとって最も不幸なことは
        私たちと接触してしまうことなのかもしれない』とある。
        否応なく、先住民族の中に入って来る、病気や、思想や、物・モノ・もの。
        “文明”の侵入は止められないのだ。
        ワトリキに住むヤノマミも近い将来
        今とはまったく違うヤノマミになってしまうだろう。
        もう無くなってしまっているかも。
        番組ラストは「ヤノマミ、それは人間という意味だ」というテロップで終わる。
        今は文庫本も出ているらしい。
        人間とは…と考えさせられる、かなりおすすめな一冊です。
        >> 続きを読む

        2015/04/26 by achiko

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      グランドファーザー

      飛田妙子 , Brown, Tom, 1950-

      5.0
      いいね!
      • ほんとうは皆も見ているが、気のせいとして、そういうことはないとされているたくさんのこと。おもしろい本です。 >> 続きを読む

        2016/05/13 by まるち

    • 1人が本棚登録しています
      図説ジプシー

      関口義人

      5.0
      いいね!
      • ジプシーの歴史について、多くの絵や写真とともに解説してあり、とても面白かった。

        プシーは、7~10世紀頃、インドから出発し、アルメニアやトルコやルーマニアを経て、ヨーロッパにも広く移動し続け、ヨーロッパからアメリカやブラジルなどにも渡って今日に至るそうである。
        ヨーロッパにいるジプシーはロマ、中東や北アフリカのジプシーをドムというそうである。

        ナチスドイツによって、二十五万から六十万人ぐらいのジプシーの人々も強制収容所に送られて殺害されたそうだ。
        ユダヤ人虐殺は有名だし、ジプシーも弾圧を受けたことは聞いたことがあったけれど、少なくとも二十五万以上とは、なんともひどい話だとこの本を読んであらためて思った。

        ナチスだけでなく、十六世紀以降、ヨーロッパのあちこちで、ジプシーはゲットーに隔離されたり、強制的に定住させられたり、あるいは捕まり次第処刑などの場合もあり、迫害や追放の目にあってきたようだ。

        リベラルな価値観やマイノリティの尊重ということは、ちょっと時代の歯車が狂うと、簡単に失われてしまうものなのだと、戦間期ドイツなどの歴史を見ているとしみじみ思われる。
        経済的にその国が苦しくなると、えてしてそうなりやすいようだ。
        今後の日本も経済的に苦境にあるだけに、これらの歴を鏡に気をつけた方がいいかもと読みながら思った。

        同じくヨーロッパや中東で、マイノリティとして存在し続けたユダヤ人は、膨大な文書や書物を生み出し残しているのに対し、ジプシーはほとんど自らの記録を持たず、大半は外部からの記録や調査によってしか歴史や記録がわからないようである。
        ただ、音楽や芸能に関しては、ずっと関わってきたようで、しばしばすぐれたミュージシャンを輩出してきたようだ。
        いつかいろいろ聞いてみたいものだ。

        ちなみに、ヨハン・シュトラウスやチャップリンは、ジプシーの血を引いていたそうである。

        オーストリアのマリアゼルや、フランスのサント・マリー・ド・ラ・メールなどがジプシーにとっての聖地で、多くのジプシーが巡礼に行くということも興味深かった。

        キリスト教の聖人の祝祭を、イスラム教徒になっているジプシーも祝うという話も興味深かった。

        非定住や遊動や、自らの記録をほとんど残さない、というのは、なかなか文明社会に慣れてしまった我々には想像がつかないし、不安定な印象を受けるけれども、本人たちは案外と自由なのかもしれない。
        ユダヤとはまた別の意味で、興味深い、不思議な人々だと思う。
        >> 続きを読む

        2013/07/21 by atsushi

      • コメント 6件
    • 1人が本棚登録しています
      菊と刀 日本文化の型 定訳

      ルース・ベネディクト

      5.0
      いいね!
      • ずっと読みたいと思う一方で、難しい話ではないかとしりごみしていた一冊。
        日本人の何気ない一言や、日常の考え方・感じ方を
        理解できない人が読んでも理解できるように書かれている為
        あらかたの話は理解できておもしろかった。
        それでも納得できないことや、理解できないことはあった。
        私はそれでも良いと思う。
        今は書かれた当時の日本人の考え方・感じ方は一緒ではない。
        でも全く異なるわけではない。
        日本人が日本の脈絡を掴み、今を見つめる良き指針になる一冊。
        >> 続きを読む

        2015/04/12 by kotori

      • コメント 1件
    • 3人が本棚登録しています
      日本人のしきたり 正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心 (プレイブックス・インテリジェンス)

      飯倉晴武

      4.5
      いいね!
      • 知らないこと結構多くて為になった本。

        2015/03/23 by Logikoma41

    • 2人が本棚登録しています
      日本人数のしきたり

      飯倉晴武

      3.0
      いいね!
      • もう記憶曖昧だけど、読み終わったかどうか覚えてない。
        こういう話は好きなのですが、途中で飽きちゃうんだよなあ。 >> 続きを読む

        2015/03/23 by Logikoma41

    • 1人が本棚登録しています
      アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉

      RoweEriko

      3.0
      いいね!
      • こころが曇ったら、晴れた空や輝く星を見る。

        植物はひとの兄弟姉妹。
        耳を傾ければ、語りかける声を聞くことができる。

        どんな動物もあなたよりずっと多くを知っている。

        「いる」だけで幸せな狸と、「する」ことに懸命なビーバー。

        ひとりの子供を育てるには、村中の努力が必要だ。

        コヨーテの法則とは、師が弟子の問いにストレートな答えを与えず、自ら答えに気付くように仕向けること。

        感謝する理由が見つからなければ落度はあなた自身にある。

        ひとりの敵は多すぎ、100人の友は少なすぎる。

        >> 続きを読む

        2015/05/23 by oga

      • コメント 2件
    • 3人が本棚登録しています
      ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観

      EverettDaniel Leonard , 屋代通子

      3.0
      いいね!
      • (U・ω・)アマゾンの少数民族にキリスト教布教と言語研究の目的で、現地住民と生活を始めた筆者の、体験記録と言語についての考察がメインなのです。

        おくすりや外からの一時的な便利な道具は、他民族同様に欲っしたり求めたりするけれど、その作り方や技術を取り込んで自分たちの「文化」にしようとは決してしない。それはピダハンという民族が「必要としない」ものだから取り入れない。そうすることで高度文明から常に一定の距離を置いて存続して来たのがピダハンのようです。

        言語や宗教観もより原始的な固有のもので、自分や仲間の経験に直結したことのみを信用出来るものとする。なので、私たちが明日の事や、あるのかどうかも分からない事について不安になったりするけれど、ピダハンたちにはそういった悩みは無い。死や危険と隣り合わせにも関わらず笑顔が多く、筆者には幸福感が高いように見える人たちに映っており、最終的には布教に来た筈の筆者も改宗に至るのでした。
        後半は言語についての考察が占めているですが、最終的に著者さんの行き着いた答えが、今までの言語概念を一変させる…それこそより生活に根付いた言語だという見通しがナルホドそれこそ実生活に即したものだなーと感心させられます。

        (U・ω・)高度でなく効率の悪い原始的な生き方を劣ったものと見がちな世の中ですけども、今の私たちがいかに余計な概念に振り回されて悩み、苦しんで生活してるのかが浮き彫りになって考えさせられる一冊だったですぞ。
        >> 続きを読む

        2015/01/16 by ねふ村長。

      • コメント 2件
    • 3人が本棚登録しています
      めづめづ和文化研究所京都

      LaszloTony. , 小栗左多里

      4.0
      いいね!
      • 香道、茶道、華道、弓道、扇子、友禅、蒔絵、雅楽、精進料理等、京都を訪ねて和の文化を体験・紹介するコミックエッセイ。

        枯山水の砂利のならし体験なんかもあった。
        和尚さんがあまり居丈高でなく、由来や由緒みたいなのを「作った人しか分からないから、もうわからないけどね」といったスタンスなのがとても好感持てた。

        「京都人のお茶漬けを勧めるのは"そろそろ帰って"」をトニーが実際あるのか聞いて回ったり、考察してるのが興味深い。
        >> 続きを読む

        2018/12/04 by W_W

    • 1人が本棚登録しています
      ふるさと60年 = MY VILLAGE 戦後の日本とわたしたちの歩み

      道浦母都子 , 金斗鉉

      4.0
      いいね!
      • この六十年間の日本の風景の移り変わりが、さまざまな遊びや当時流行ったものの移り変わりとともに、わかりやすく描かれている絵本。

        私が知っているのはこの半分ぐらいを過ぎてからだけれど、自分の生まれる前の親の世代たちはこういう風景の中で生きてきたのだなぁということと、自分が生まれてからのいろんな物事が、なつかしく思えた。

        これから先の日本の未来は、この絵本が描くとおり、今までの良かったことや、忘れかけていることや、なくしてしまった大切なことを、うまくブレンドして描いていくことができたら、きっともっと幸せな風景を築いていけるのかもしれない。
        >> 続きを読む

        2013/01/19 by atsushi

      • コメント 3件
    • 2人が本棚登録しています
      俺の心は大地とひとつだ

      HillNorbert S , ぬくみちほ

      4.0
      いいね!
      • インディアンの人々の残した言葉を集めた本。

        どの言葉も、きらめく宝石のようで、深い知恵が湛えられていた。

        どの宗教も「グレート・スピリット」の表現の一つだと寛容にやわらかく受けとめ、あらゆる存在を慈しみ、大地や自然に畏敬を持って生きること。

        ネイティブ・アメリカンの人々こそ、最も精神性の高い人々だったのだなぁとあらためて思った。

        特に、以下の言葉の数々は、座右の銘にしたいと思った。


        「遊び方を知っている者は、
        人生の障害をたやすく飛び越えられる。
        歌い方と笑い方を知っている者は、
        けっして悪事をたくらまない。」
        (イグルーリック族の格言)


        「心から喜べるような仕事を選びなさい。
        そうすれば、その仕事がどんどん身につくから。
        おまえの人生の方向づけを、他の誰かに決めてもらったりしてはいけない。
        立ち止まって観察してごらん。
        よく考え、流れを感じてごらん。
        だんだん心が満たされて、ずっとうまくやっていけるようになるから。」
        (ジーン・ケラッチー(ウィントゥ族))


        「あなたには何か授かったものがあります。
        そしてなんの見返りも求めずにそれを差し出します。
        あなたにはおのずから役割があります。
        すべてにつながっていると信じるあなたは、その役割を果たします。
        そのうち世界の一部となっている自分に気がつくことでしょう。
        ちょっとのあいだ苦しむこともあります。
        他の誰かが苦しまずにすむように。」
        (ウィネバゴ族)

        「すべての人に敬う心を示しなさい。
        だからといって、ひれ伏してはいけない。」
        (テクムセ(ショーニー族))


        「男なら自分の力を信じなさい。
        自分を鍛えている者は、どんな急な事態にでもとっさに対応できる。」
        (口承(オマハ族))


        「必要な時はいつでも自由を守る準備ができている部族、不当な扱いを受ければ抵抗の意志をはっきり示す部族は、平和を享受していつまでも存続することだろう。」
        (テクムセ(ショーニー族))


        「年を重ねた人たちはこう言った。
        「辛抱するんだ、若いの。まわりをよく見てごらん。
        いったいおまえが誰なのか、どこから来たのか、なぜ、どこへ向かおうとしているのか、ようく考えてごらん。 
        時はおまえの味方だ。
        誰かが時計を発明したからって、なにもおまえが人生を急ぐ必要はない。
        時計なんてものは、人を主人の命令どおりに動くよう仕込むための道具にすぎない。
        時は、おまえの味方なんだ。
        そのことがわかってくれば、おまえはいつか、時の有効な使い方を身につける。
        そうなれば、もはや人生は厄介ごとじゃなくなる。
        今日をどう過ごすか悩むこともなければ、十代の日々をどう過ごすかに頭を抱えなくたっていい。
        何も問題はない。
        もう時間なんてものは存在しないと同じだってことが、おまえにはわかっているのだから」」
        (ラッセル・ミーンズ(ラコタ族))


        近代化の中で、私たちが見失ってしまったものが、ネイティブ・アメリカンの人々が持つ知恵にはある。
        あらためてそう思わされる一冊だった。
        >> 続きを読む

        2013/03/24 by atsushi

      • コメント 7件
    • 1人が本棚登録しています
      里山いのちの譜 中国山地の暮らしを訪ねて

      正本眞理子 , 金山一宏

      5.0
      いいね! kentoman
      • 里山。
        数年前から取り上げられる頻度も増えてきた。
        丁度、熊が降りてきて被害を受ける人たちが増えてきた時と重なる。
        その頃聴いた言葉「うちのほうでは熊を眼にするのは日常的なこと」。
        そこには、共に営むということがあるのだと思った。
        人々の営み、人がいない自然の営み、そんなものが丁寧に描かれている。
        ここにある風景は、自宅の周囲や、少し山間部に入れば特別なものではない風景。
        しかし、こういう感じで切り取られると、改めて自分の存在とは何かを考えてしまう。
        自分の小ささと、一方でそんな営みの一部であるという気分と。

        >> 続きを読む

        2014/12/23 by けんとまん

      • コメント 2件
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