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カテゴリー"論文集、評論集、講演集"の書籍一覧

      99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方

      竹内薫

      3.0
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      • 「それでも地球は動く」と言ったといわれるガリレオが発明した望遠鏡で、月の表面が凸凹しているのを見た当時の教授たちは「こんなのはデタラメだ!」と頭から否定した。なぜなら、神が棲む天上界にある月は完璧な形でなければならなかったから・・・

        ノーベル物理学賞をもらったミリカンは、都合の悪いデータは横に置いておいて、都合のいいデータだけを採用した。

        人は自分の都合のいいように解釈する。    

        人間はそういうものなんですね。

        「科学は、常に反証できるもの」(カール・パポー 科学哲学者)
        理論に反する実験や観察が出てきたらその理論はダメだということを潔く認める、それが科学だとパポーはいいます。その点で、疑似科学とか宗教といわれるものはまちがいを認めない。(”神”は絶対だしね^^;)

        >否定しないのが科学的な態度ですよ。「そんなことありえない」と頭ごなしに否定するのではなく、「限りなく黒に近いかもしれないけど、これもやっぱり仮説のひとつだ」と肯定的に考えるべきなのです。

        お釈迦様は「無常」と言われます。この世の全てのもの、現象は変化し続けている。変わらない完全な物はひとつもない。それは科学も同じ。科学は全部仮説に過ぎない・・・・
        (人間も変わる。不完全なもの)
        信じるべからず、鵜呑みにするな、(できるかぎり)自分で客観的に観察し調べて反証してください、もちろん私の話もですよというお釈迦様の態度はとても科学的です。


        >つまり、話が通じないのは、自分の仮説が相手に通じていないということです。また、相手の仮説を自分が理解していないということでもあるのです。だとしたら、喧嘩になるまえに、いま一度、「この人は、どんな仮説の世界に生きているんだろう?」という具合に相手の心を読んでみればいいのです。

        お釈迦様は、ものごとを客観的に冷静に観察することを勧められますが、人間が”完全に客観的”に見て判断するということは実際ほとんど不可能なこと。だから、すべては「仮説」に過ぎない、変わる可能性があるのだ、と自分の”信じる”ものにしがみつかないでいつでもよりよく見方を変えられるような柔軟性をもつことが大事なんだと思いました。



        科学の話だけど、哲学です。で、お釈迦様の教えに通じるんだなあ・・・
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        2014/10/07 by バカボン

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      科学と科学者のはなし 寺田寅彦エッセイ集

      寺田寅彦 , 池内了

      5.0
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      • 私は物理が苦手なのだろうか?読んでいてなかなか説明をイメージしにくかった。
        他にも、私が自然経験に乏しいせいか、せっかくの寺田先生の情緒あふれる情景描写が思い浮かべにくかった。
        これは悔しい。

        日常の何気ない現象や目に映る物を、科学的かつ詩的な視点で繊細に注目する寺田先生の感覚が羨ましい。
        ふつうの人たちならそんなものはまったく気に留めないだろう。
        こんなに情緒溢れた科学者兼芸術家は、きっとゆったり肩の力の抜けたような人柄だったんだろうなと私は想像した。
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        2015/10/20 by Nanna

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      中谷宇吉郎随筆集

      中谷宇吉郎 , 樋口敬二

      5.0
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      • 雪の研究と「雪は天から送られた手紙である」という言葉で有名な著者の随筆集。

        大きく分けて
        ・雪の研究に関する話(こぼれ話的なもの)
        ・趣味・日常の話
        ・寺田寅彦(著者の師にあたる人物)の思い出
        ・科学随筆
        から成る。

        著者の師匠にあたる寺田寅彦はユニークな発想を持つ物理学者でありながら、随筆の名手としての顔も持っていた。

        寺田寅彦は夏目漱石に俳句を習っていた、という経歴の持ち主。
        「我輩は猫である」にいつも妙な実験をしている物理学者、水島寒月という人物が登場するが、この人物のモデルこそ寺田寅彦だと言われている。

        師匠が自分の専門以外にも俳句をたしなんでいたように、弟子の著者も南画(水墨画のようなもの)を趣味としていたり、科学随筆を書いたりして、正に「この師匠にして、この弟子あり」という感じがする。
        (南画を書く事についての随筆も収録されている)

        本書の中、師の思い出についての随筆の中で「茶碗の湯」という師匠の有名な科学随筆に触れ、その内容を絶賛しているが、著者自身の科学随筆もかなり面白い。
        特に印象に残ったのは「地球の丸い話」「千里眼その他」「立春の卵」の3本。
        「地球の丸い話」は観測の精度についての話、残り2本はタイトルから想像がつくかもしれないが、ある種の「熱病」についての話で、現在も(おそらく将来も)同じような話には事欠かないだろう。


        冒頭に挙げた「雪は天から送られた手紙である」という言葉。

        最初は雪を詩的に例えたものとばかり思っていた。
        が、「雪」(本書とは別の著作)を読むと、文字通りの「手紙」という意味で使っている事が分かる。

        それによると、雪の結晶の形は上空の気温によって変わってくるらしい。
        そのため、雪の結晶の形を調べることで上空の気象状態が分かるので「手紙」と言っていたのだ。

        師匠の寺田寅彦も知り合いの地質学者を訪れた時、「石ころ一つにも地球創世の秘密が記されている。我々は、その"文字"を読む術を知らないのだ」という旨のことを言ったのが、随筆に残っている。
        また「茶碗の湯」では茶碗から立ち上る湯気をダシに気象現象などを子供向けに解説している。

        身近な現象の中にこそ、大きな自然の謎を解くカギがある。
        しかも自然は、その謎を隠しているわけではなく、常に語りかけているのに人間の方がその言葉を理解することができないでいる、という考え。

        そんな師匠の影響を受けたからこそ、「雪は天から送られた手紙である」という言葉に繋がったのだろう。
        惜しむらくは、あまりにキレイにまとまりすぎたため、自分のような勘違いをする事がありえる、という点か・・・。

        ちなみに、マイケル・ファラデー(電気分解の法則や電磁誘導の法則で名を残す)は「ロウソクの科学」で1本のロウソクが燃える現象をダシに子供向けに化学を解説している。
        もし寺田寅彦や中谷宇吉郎がファラデーと会ったら、かなり話が盛り上がることだろう。

        「一は全、全は一」
        というのは「鋼の錬金術師」(荒川弘)で出てきた考え方だが(どうやら一神教にもそのような考え方があるらしいが)「一」から「全」を想像するのは、かなり難しそうだ。
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        2013/03/02 by Tucker

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      「中卒」でもわかる科学入門 "+-×÷"で科学のウソは見抜ける!

      小飼弾

      4.0
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      • 素人、特にお金を握っている素人は、科学が「役に立つ」かどうかが評価の基準で、科学者に常に役に立つことを強制する。

        ただ何が役に立つかを事前に知ることができない私たちは、その時点での目に見える結果で判断しがちだ。

        科学者が科学を続けていくには多くのお金が必要で、その資金を集めるためにはお金を握っている素人を納得させなければならない。

        こうしてこれまで嘘やごまかしが増え続けてきた。
        科学や科学者の信頼が揺らぎ始めている。

        科学は絶対に必要なものだし、今後も新たな発見のための研究を続けていかなくてはならない。
        そのためには素人の自分でも、科学者の話を鵜呑みにせず、その真偽くらいは判断できるようにしたい。
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        2015/03/26 by freaks004

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      戸塚教授の「科学入門」 E=mc[2]は美しい!

      戸塚洋二

      4.0
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      • 高校時代に生物の先生に貸していただいた本です。
        科学についての内容は全くと言っていいほどわからなかったのですが、戸塚教授の考え方がとても印象に残っています。
        科学はよくわからないという人も難しい公式や理論は飛ばして戸塚教授の生き方、考え方の部分だけ読んでも十分楽しめる本だと思います。
        >> 続きを読む

        2015/04/23 by yo24

    • 2人が本棚登録しています
      カ-ル・セ-ガン科学と悪霊を語る

      SaganCarl , 青木薫

      4.0
      いいね!
      •  全25章。
         本当の科学とはいったい何なのかを解き明かすものであり、えせ科学、UFO、魔女裁判などなどを取り上げている。
         本書の現代はTHE DEMON-HAUNTED WORLD : Science as a Candle in the Dark『悪霊に憑かれた世界-暗闇を照らすロウソクとしての科学』。
         読むのに時間がかかったものの、すごく面白かった。科学とは何かと考えさせられる。本書が取り上げているのはアメリカの例が中心なのだが、それは著者がアメリカのことをよく知っているため。アメリカが特にえせ科学や神秘主義が盛んというわけではない。

         UFOの話で、アメリカで1992年に世論調査をしたところアメリカ人の2パーセントが宇宙人によって誘拐されたことがあるとわかった。ただし、この回答者に選ばれたのは宇宙人誘拐説を信じきっている人たちである。もし誘拐された2%を全世界に当てはめた場合、一億人を超える。
         一億人って、と思わず絶句。もしこんな数が本当なら、警察におい仕事しろよ、と苦情がくるだろう。

         困ったことに私たちは実際にあるものを見ていても、もしかしたらそれは「脳が見せているもの」なのかもしれない。しかし見たのだから本物と言い切れるのか……。人っていうのは小難しい説明より、神秘なるものに希望というか憧れみたいなものを抱いるのではないかな。だからこそ、インチキでも不可思議なものへ心が揺らいでしまう。

         また科学が社会や教育にどう扱われているのかも取り上げている。科学には柔軟な頭が必要だが、いまの社会は暗記をさせるだけ。科学者になろうとする興味を握りつぶしているかのようだ。
         この本は科学が苦手だな、という人にこそ読んで欲しいかもしれない。
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        2014/06/12 by hasai

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      つかぬことをうかがいますが… 科学者も思わず苦笑した102の質問 科学者も思わず苦笑した102の質問 (ハヤカワ文庫NF)

      金子浩 , ニューサイエンティスト編集部

      3.0
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      • 実は捏造をしていました。事務所勤めの編集者時代の話である。

        担当していたPR誌に「読者の疑問に答える」コーナーを作った。
        ただ、市販されている雑誌と違って定期購読をしている読者が
        いない。だから編集部に読者からの疑問が寄せられるはずもなく、
        疑問も自分で考え、その答えも自分で取材して書いていた。

        明らかに自作自演である。普段、メディアの瑕疵をあげつらって
        いるのに、私は過去にこんな悪行を重ねていた。心よりお詫びを
        申し上げる。大変申し訳ございません。

        でも、世の中にはきちんと読者から素朴な疑問が寄せられる媒体
        もあるのだ。

        本書はイギリスの科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」に寄せ
        られた読者からの疑問に、これまた読者が回答するという人気の
        コーナーをまとめた1冊である。

        「魚がおならをしないのは何故?」「鳥は眠っていても木の枝から
        落ちないの?」「トビウオが飛ぶ理由は?」「船の窓が丸いのは
        どうして?」等々。

        それぞれの疑問について、回答は最低でも2つ掲載されている。
        専門家が大真面目に回答していることもあれば、「それ、本当
        かよ?」と感じる回答も多い。回答が多くなればなるほど、
        どれが正解なのか分からなくなる場合もある。

        紅茶関係の疑問に関しては、それぞれのこだわりがあるようで、
        回答数がやたらに多い。さすが、アフタヌーン・ティーのお国柄。

        ただ、生活関連の疑問だとイギリスと日本での違いもあるので
        チンプンカンプンなこともしばしばなのと、日本語訳が硬いの
        が難点。

        分からないところは読み飛ばして、自分の興味のある疑問のところ
        だけ読むのがいいかも。
        >> 続きを読む

        2019/04/21 by sasha

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      ルリボシカミキリの青

      福岡伸一

      4.0
      いいね!
      • 福岡伸一の自叙伝的なコラム集。虫の虫だった子供の頃、かけだしの研究員時代、最近のハカセの周りの色々な出来事が(随所で"動的平衡"と絡まって)記されていく。文章も内容もとても面白い。読み進めると教育論的な匂いも。ハカセになるには、好きなことがあって、好きであり続けられること、と・・・

        自分もその昔、化石採集や切手収集をしていたものだけれど、今はいったいどこにあるのやら。

        子供時代に共感し懐かしさを感じつつ、ハカセの最新の研究成果から知的好奇心を刺激されるという不思議な本。お勧めです。
        >> 続きを読む

        2012/07/01 by minomu-

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      中原中也とアインシュタイン 文学における科学の光景

      池内了

      4.0
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      •  文学好きな宇宙物理学者である作者が近年乖離が激しい理系と文系を憂い、両者を繋ぐ架け橋となるべく様々な文学作品とそこから連想される科学知識を紹介してくれます。
         そんな本の読み方もあるのかと気付かされ、また科学の知識も増え一石二鳥の本です。
        >> 続きを読む

        2018/07/14 by shun

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      なぜ「科学」はウソをつくのか 環境・エネルギー問題からDNA鑑定まで

      竹内薫

      5.0
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      • なぜ「科学」はウソをつくのか。竹内薫先生の著書。ウソをつくのは科学ではない。ウソをつくのは科学者や研究者であり、ウソをつくのは人間。嫉妬心や功名心、自己利益のために平気でウソをついたり他人の研究を邪魔したりする科学者や研究者は、科学者失格、研究者失格であると思います。 >> 続きを読む

        2019/07/19 by 香菜子

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      現代科学の知的論点 大学受験小論文

      細水正行

      5.0
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      • この本は、私が大学受験をした年の国立後期試験対策で購入したものです。
        なので、十数年前の本なのですが、今読み返してみても、
        ・医療、生命倫理
        ・地球環境、エネルギー、都市問題
        ・情報化社会、AI
        など、文理を問わず今後必要になる現代社会と科学技術の素養が身に付く一冊だと感じます。

        大学受験の小論文(今は後期が減ってきている代わりにAOや推薦が中心になるでしょうか)だけでなく、現役の大学生、就活、そして社会人にも役に立つことは間違いないでしょう。

        最新の技術トピックス(例えば、ips細胞やビッグデータなど)を加筆した新版が出ることを期待したいですね。
        >> 続きを読む

        2019/01/05 by ピース

      • コメント 2件
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      アホは神の望み

      村上和雄

      5.0
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      • 村上和雄先生の信仰告白的な様子もあり、非常に感動的な内容です

        2016/06/13 by zenchan

    • 2人が本棚登録しています

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