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カテゴリー"電子工学"の書籍一覧

      電磁波ノイズ・トラブル対策 EMI・EMS・EMCの基本

      小暮裕明 , 小暮芳江

      3.0
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      • 基板のノイズ対策について書かれた本。

        なんで本書を購入したのかは忘れてしまったものの、もしかしたらノイズ対策周りまで知識が要るのかもと思っていた時期があったからではなかったかと思います。

        永らく書籍タワーの底に積まれていたのですが、ひょんなことからお目見えしてみたり。

        さて、内容は基板からの放射ノイズに関して測定法、良くあるノイズ源、対策に関してコンポーネントからシステムレベルまでの範囲で簡単にかいつまんで説明されております。

        担当なら真面目に読もうかとも思ったのですが、さすがに分野外という事で読書優先順位が下がっていたり・・・。

        基板の放射ノイズに興味がある人にお勧めです。
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        2014/11/23 by Shimada

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      巨象も踊る

      山岡洋一 , GerstnerLouis V , 高遠裕子

      4.0
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      • いわずと知れた有名書。アメリカの巨大企業IBMを立て直した経営者、ルイス・ガースナーの回顧録である。

         筆者はIT業界のことなどは全然わからんのですが、この本はきわめてわかりやすい文体で書かれておりました。特に重要な部分は箇条書きにされており、経営者というのは自分の考えを部下に、また時には外部の人間にもわかりやすく伝えなければならないのだなと思います。

         確かに、優秀な秘書でもいれば、その秘書に自分の考えを文書化、または翻訳(?)してもらって伝えればいいのですが、それだと自分の言葉で伝えるということにはならないと思います。

         筆者は別にアメリカの全てが素晴らしいと言うわけではありませんが、日本の経営者にも見習ってほしいところはあると思います。まず、顔の見える経営というのは重要。巨大化した企業はトップ(経営者)の顔が見えにくく、自分が何のために何をやっているのかわからなくなることがあります。これは大きなストレスになると思われます。自分の経験から言えば、町工場レベルの小さな企業ですら、経営者の顔や方針、戦略が見えにくく、時代の流れに翻弄されているようにしか見えません。

         先の見えない時代だからこそ、自分たちの進むべき道を示す。これこそが経営者の何よりの役目と言えるでしょう。そして、ガースナー自身もおっしゃっていたように、経営者には何より情熱が必要だと思います。マイナス思考の暗い経営者の下では働きたいとは思いませんからね。

         全体の感想ですが、読んでいて疲れました(笑)。決して難しい本ではないのですが、翻訳にも関わらず、著者の情熱があふれ出ているためか、かなり読書に精神力を要するように思えます。

         本書はリーダーシップの指南書ではありませんが、会社の経営者や何らかの組織のトップを目指す人ならば、一度は読んでみて損はないと思いますよ。
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        2014/09/03 by ぽんぽん

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      RTL設計スタイルガイド LSI設計の基本

      半導体理工学研究センター

      5.0
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      • ソフトウェアのプログラミング言語にはコーディング規約というものがあります。MISRA-C/C++とかJSF-AV(C++用)とか。そして、静的コード解析ツール等でコーディング規約に沿っているかを確かめることができます。
        さて、言語で記述するHDLにも同様のものがあるのでは?ええ、あります。それの日本において最も一般的かつ有名な物がこれです。
        コーディング規約というとタブは何文字半角空白でとかif文の後の{は条件文の後ろで改行してからtrue側を記述とかスタイル的な合わせこみを想像するかもしれませんが、(MISRAやJSF-AVも多分そうだと思いますが)これは危険だから避けるべき、あるいは避けた方がいい記述パターンのリストです。他方で、危険を知っていて、有用性も理解していて、ここではこういう理由で使わざるを得ない、でも危険なのは知っているので注意して安全に使うすべを知っていますという人は使っていい記述パターンも有ります(ラッチとかクロックゲートとか)。そういった事情も知っていて使うならこれはとてもいいデザインスタイルガイドだと思います(論理合成ツール毎の注意点も載っておりますし)。
        この国においてLSI論理設計の大御所というとまず最初に思い浮かべるのはSTARCさんです。で、STARCさんが監修しているデザインスタイルガイドがこれと考えれば、全ての基本(プラスアルファや事情を知っていてってのはあっても大筋としては)これで良いのではないかと思いますけれども(個々の会社にそれぞれ独自のルールはありますけれどね)。
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        2012/10/15 by Shimada

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      SystemVerilogによるLSI設計

      FlakePeter , 浜口加寿美 , 河原林政道 , DavidmannSimon , SutherlandStuart , 高嶺美夫

      4.0
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      • ここ数年既存技術に対して代登してきているHDL、System Verilogの解説書。主に言語使用に近い部分の説明をしている本です(System Verilog版プログラミング言語C++に近い)。私がかの業界に入った頃はVerilogあるいはVHDLが主流で(今も主流)、今後System C、System VerilogもしくはSpec Cが流行るだろうと言われていた頃でした。System CはC/C++等のソフトウェア技術者をLSI業界へ取り込む役割を担うはずで、それへの対抗として生まれた技術としてのSystem Verilogはハードウェア技術者をその時の設計抽象度(TLM)で対応させるための言語だったのではないかと思います。実際においてはソフトウェア技術者のHDL系ハードウェア技術への適応能力は他の系統の技術者よりは遥かに有利ですが、HDL系ハードウェア技術者の重要性に揺らぎはないと思います(RTLベースでの設計が今でも主流かつ重要)。ソフトウェア業界というのは面白いものでCが流行るとみんなCで書き始めてCで書けるプログラマは数年で過剰になります。これはC++の時も、Javaの時も同じでした(この際の余剰人員になるのを避けるためにはいくつかの方法がありますが、設計能力をつける、他の言語も使えるようになる、管理者能力をつける、交渉力をつける、ほとんどの人が書けないレベルの品質(もしくは生産物の性能等)で仕事をする等があります。)。これを続けているソフトウェア業界での過剰な技術者人員を当時定常的に技術者不足に悩まされていたLSI設計業界に応用できればLSI設計業界の発展に寄与しつつソフト/ハード双方の技術者がほんのちょっとだけ幸せになれるはずと思われていたのかと思います。
        Verilog HDL言語は時を経て様々に進化してきました。Verilog HDL、Verilog 2001、System Verilog、Verilog AMS(Analog Mixed Signal)、Verilog2005等。
        LSI業界は非常に保守的で慎重な業界ですが、System Verilogは大きな言語仕様の変更を含んでいました。例えばオブジェクト指向が使えるようになったり、乱数生成器が容易に作れるようになっていたりとか、時相論理を含んだアサーションベースの検証機能とか(本書の対象外)、インターフェース定義を容易にする機能とかが含まれています。重要には三つ。モジュール間インターフェース定義における矛盾の低減策、テストベンチ(シーケンサやスティムラス含む)のシステム的複雑化/大規模化対策、時相論理によるアサーションベース検証補助機能だと思います。
        この本はそういった言語機能の説明をちょっとだけ小難しく説明しています。でも、この頃にはこの本しかありませんでした。
        System Verilogが扱えるSimulatorや論理合成ツールはまだまだ少ないと思いますが、この分野に関わるなら知っていて損は無いです。今業界を通して何が問題なのか、どういう解があり得るのか、そういったものをちょっとだけ垣間見れるそういう本です。担当プロジェクトでSystem Verilogを使用すると宣言された人が最初に手に取るのにお勧めの本です。
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        2012/12/08 by Shimada

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      System Verilogアサーション・ハンドブック

      CohenBen , 三橋明城男 , 茂木幸夫 , 朽木順一 , VenkataramananSrinivasan , KumariAjeetha

      5.0
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      • System Verilogにおけるアサーションにまつわる言語機能の解説本。その昔、HDLの世界にはPSLというアサーション言語がありました。それはHDL記述に対して、実行時に満たすべき制約条件を記述できるものであり、それは常に満たすべき制約条件の他にある条件が整ってから一定時間後に別の条件が満たされなければならないといった時間の流れも含めた制約条件(時相論理)を記述する論理式言語でした。この言語のエッセンスはSystem Verilogに統合され、System Verilog Assertion(SVA)と言う言語機能となりました。このSVAについて解説しているのがこの本です。しかしそれだけではなく、SVAによる制約という論理式集合を用いて、HDL記述という論理式集合に対する制約条件を記述し、その条件の成立(統合した論理式集合に矛盾がない事)を形式的に確かめるという形式検証(あるいはFormal Method(だって、Formal Verificationっていうと納品する際に公式に提出する記録のための検証って意味に取られるんだもの))への繋がりまでが記述されています。assertionってソフトウェアにもありますよね。C言語のassertマクロとか。出発点はそこなのです。そこから始まり、ホーア論理(答えから計算を逆算して問題に辿り着くっていう計算の確かめ方、小学校で習ったでしょ?あれ+集合論)を経て、関数に対する事前条件、事後条件、不変条件の定義を行うというDesign By Contract(DBC)に繋がっていきましたよね。それをHDLで行った訳です。HDLの世界ではある信号(input)の立ち上がり/立下り(edge)とそれに因果関係がある信号(output)のedgeの関係が重要でしたから(それが要求であり、仕様なので)、それを確かめられるよう、時相論理が取り入れられました。そしてここまで厳密に記述された仕様と制約に対してこれらの制約条件を満たすか否かを数学的に証明できるかどうかという命題が与えられれば、形式検証に声が掛ってくるというわけです(今のところ普通はシミュレーションで確認ですけれど)。
        さて、上位の要求から下位の要求へ(あるいは上位の設計仕様から下位の設計仕様と呼んだ方が誤解が無い?)要求が具体化される時、現実には具体化作業は二つに分かれ、出力が二つに分かれるのですと言ったら驚きますか?そしてその育った環境の異なる双子が等価であることを確かめる事こそが検証(V&VのVerification)であると言ったなら驚いてしまいますかね。
        開発のフローにおいて要求は仕様に、仕様は実装に具体化されていきます。この流れにおいて行っていることは実は同じです。上位要求の行間を想像してより具体的に、より詳細に記述する。この為に決めなければいけない事について考察し、意見交換し、合意に至り、上位要求に対して、100%満たしている事、無理な意味論的解釈が行われていない事を確認して、より具体的に記述する。これが、設計の流れです。検証でも同じことが行われます。上位要求の行間を想像してより具体的に、対象の振舞い/形を想像して、より具体的にその型を決めます。それがテストケースであり、テストシナリオであり、テストパターンとなり現れます。つまり、同じ上位要求から二つの異なる解釈書を作り、それが同じであることを確かめているのです。上位要求から下位要求への具体化のステップ数はこだわりの対象ではありません。意味が通じる程度の具体化の繋がりの連続で、コピーを作れば同じものが作れるというレベルの抽象度の設計情報に至れれば良いのです。これがデザインツリー(デザイン木)です。
        であれば、全く相互にコミュニケーションしていない2つの設計/実装の等価性を確かめる事も実は検証の意味を成しているのではないかと思います。
        まぁ、そんなことはさておいて、LSIの設計において設計の正しさを確認する作業は必須です。その際、HDLでモニタを記述する事も出来ますし、対抗するgolden modelとの等価性を検証することもできますし(有れば)、検証結果の目視確認でデータシートの内容との等価性を確認する事も出来ますけれど、その際の合理的な手段の一つとして、SVAは存在するのだと思います(言語の記述の統一性についてはちょっと物申したいですが・・・)。HDLで設計を行い、そのRTLモデルの検証を行わなくてはならなくなったが、何か良い方法は無いものだろうかという人にお勧めです。この手の本は読んでおくと仕様記述時の表現方法にも影響を与えてくるので油断なりませんよ?
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        2012/12/16 by Shimada

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      図解ModelSim実習 ゼロからわかるディジタル回路シミュレーション

      堀桂太郎

      2.0
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      • 無償版があるため、設計者御用達のMentor Graphic社製ModelSimという論理シミュレータの使い方解説本。仕事からHDLの世界へ入った為、職場で使われていたCadence社のncverilogしか使ったことがなかったものの、私用でちょっと試す用途では高価なsimulatorは使用できないため、ModelSimも覚えねばと購入した本。最近のxilinx系の開発環境では付属しなくなったらしいですが、昔のxilinx ISE webpackやAltera社のQuartous II Web Editionでは無償版が使用できるため、重宝します(ただし設計規模によってsimulation速度に制限が掛る為、仕事での使用には向かないですが)。
        個人的にはsimulation用にコンパイル(HDLのインタプリタ実行よりネイティブ環境にコンパイルした方が高速実行できるので今時はコンパイルされます)できて、simulation実行できて、見たい信号選択出来て、波形変化の因果関係を追っかけられればとりあえず良いですが、その効率的な方法とか何か裏技ないかなと思い購入。
        とりあえず、基本の操作法を中心にテストベンチ記述等が記載されています。ModelSimの最初の取りかかりを得るのに役に立つかもしれません。
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        2013/01/09 by Shimada

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      定本OPアンプ回路の設計 再現性を重視した設計の基礎から応用まで

      岡村迪夫

      3.0
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      • オペアンプを用いたアナログのPID制御回路やLPF回路を組もうと思い購入。

        情報量は多めだが、初学者の自分でも読みやすかった。 >> 続きを読む

        2016/02/10 by ken20co2

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      HDL独習ソフトで学ぶCQ Endeavor VHDL 個人レッスン方式でHDL設計完全マスター

      小林優 , hdLab

      3.0
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      • 論理設計言語VHDLの記述方法の基礎を教えてくれる本。

        先月、ひょんなことから受けたトレーニングで記述を見かけた際、言語能力に不安を覚えたので購入。そもそも論理設計はVerilog HDLで行っていたので、書き方の異なるだけのVHDLも記述の構造や書かなくてはいけない要素、だいたいの注意点はわかると思っていたものの、細かいところでちょっと見慣れない所がある?と思いまして・・・。

        VHDLは米国国防省の依頼によりIBM社等により開発された高速な電子回路設計用の仕様記述言語。論理回路のシミュレーション/エミュレーションの他論理合成によりゲートレベル記述~配置配線工程へと設計を具体化させていけます。

        この本自体はVHDLの記述の仕方の基本的な部分を説明してます。しかも専用の学習ソフト付でeLearning形式のトレーニングをこなす形ですね。しかし、どのような回路設計を行うとどういう機能が実現できるのかとか、どういう問題が起こりえるのでここではこういう設計にしておくべきと言ったところまでは記載されていません。とはいえ、基本的な記述方法は十分に分かりますし、非常に分かり易いです。

        こうしてみると、たまには初心に立ち返ってみるのも良いですね。

        論理設計を行わなくてはならなくなった人が最初に手に取る本としてお勧めです。
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        2013/07/07 by Shimada

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      回路の素101 パターン・マッチングで読み解く!

      鈴木雅臣

      4.0
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      • 基板回路の設計に関するデザインパターン本。基板回路設計技術向上の為購入。内容としてはアンプに始まり、フィルタ、演算(アナログ)、発信、整流、スィッチ、信号処理、定電圧化等に関する回路のパターンが合計101個記載されています。

        この本の良いところはパターンで記述されている点とそれぞれのパターンの要点が記載されている点です。理論や原理から始まる技術書に比べてこういう時にはこれを使う、あるいはこれが書かれていたらきっとこういう意図といった分野の概要を掴みやすい所にあります。

        これだけ理解して覚えればきっと回路設計も多少は理解できるようになるのではないかと期待しつつ、時々思い出したように読書中(ソフトウェア屋なので知らなくて良いとは思うのですが・・・)。
        基板回路設計に携わることになったばかりの人にお勧めだと思います。
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        2013/01/27 by Shimada

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      ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ

      天野英晴 , HarrisSarah L , 中條拓伯 , 鈴木貢 , HarrisDavid Money

      5.0
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      • デジタルなICの現在的な主流設計手法、HDL、および実装方法としてのPLD、FPGA、ASICに関して、基礎から体系的に解説している良書。FPGA vs ASICの損益分岐点計算まで解説している。主に、デジタルな回路の設計とはから述語論理の基礎、FET/CMOSとは、HDL、プロセッサを構成するための基本的な回路(加算器や乗算器、除算器)等を説明している。
        その分野に興味のある人、仕事上どうしてもその分野に携わらねばならない人必読の書。

        著者はPentium IIの設計者らしく、プロセッサアーキテクチャに関して非常に詳しい。他方で、デジタル回路のアナログ的特性にもデジタル的視野から触れている点が興味深い。また、体系立ってLSI論理設計を説明しているのが良い。
        全体を体系的に理解するのに非常に良い図書。
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        2012/10/08 by Shimada

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      挑む力 世界一を獲った富士通の流儀

      田島篤 , 片瀬京子

      4.0
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      • 「2位じゃだめなんですか」と言われ、実際に予算を削られつつも世界再高性能と省エネルギーを見事実現したスーパーコンピューター「京」の開発者達。

        富士山よりも高い標高に組み立てられた世界最大規模の一枚鏡の巨大望遠鏡すばる。

        世界最速かつ高信頼性を実現した東京証券場の取引システム。

        本著は富士通の8つのプロジェクトで活躍したリーダーたちにスポットを当てた、プロジェクトX的な企業本である。

        特に印象に残ったのは2011年3月11日、観測史上最大規模の大震災が発生した当日の新幹線車内で、被災地を支援するためのICT環境構築の企画書を書き上げた一人のリーダー。
        民間企業の誰よりも早く復興対策本部へアポ無しで提案に行き、自治体が支援物資や避難所を管理できないなか、いち早く現地に入り復旧復興を支援した。奇跡的な協力者との出会いで立ち上げた被災地遠隔医療。
        それら億単位の予算のシステムに対しても即断する富士通本社の役員たちの英断も素晴らしい。
        たった数ヶ月で御役御免になるシステムではあったが被災者やボランティア活動を行ったNPOの人たちにとって富士通の名前は深く印象に残ったと思う。

        創立80年を超える企業がこれ程までに挑戦的で有ることに驚かされる。
        「失われた20年」で凋落したと言われる日本のエレクトロニクス企業。
        しかしそれは旧態然の企業体質を壊し現場でイノベーションを生み出せるミドル世代が活躍できる骨太の企業体質への変化するチャンスの時期でもあったと読み取れる。

        最後に本著に紹介されたリーダーに求められる6つの能力について備忘録として記す。

        ①「善い」目標を作る能力
        ②場をタイムリーに作る能力
        ③ありのままの現実を直観する能力
        ④直観の本質を概念化する能力
        ⑤概念を実現する政治的手腕
        ⑥実践知を組織化する能力
        >> 続きを読む

        2018/10/13 by ybook

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      Make Electronics

      PlattCharles. , 鴨澤眞夫

      4.0
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      • 電気の実験を通して電子工作の基本を電池からマイコンまで楽しく説明している本。

        夏も終わりに近づいてきたので夏休み向けの本を一冊紹介します。

        本書は電子工作の基本を電気とは何かからマイコンを載せてソフトウェアを記述するところまでを解説した本です。ここまで聞くと「ふ~ん」と言う感じなのですが、本書の出版元はO'Reillyなのです。お固い豆の殻でソフトウェア界隈では知らぬ者のいないと言われる、あの会社が近年一部で静かに流行している電子工作本を作ると本書になります。

        さて、O'Reillyの電子工作本の中身はというと・・・。

        中学の技術の授業のようなワクワク感のある実験を次から次へと紹介していきます。その中で感電させてみたり(電気を味わえ!)、ショートさせてみたり(電池を濫用しよう!)、はたまた部品をとばしてみたり(LEDを焼く)と普段は行ってはいけないとされることを片っ端から行わせていきます。あるいは部品を分解して中身を見てみたりとか・・・。

        その中でなぜそのような現象が起きるのかといった理論やそれが発見されたり作り出されたり、決められたりといった背景を懇切丁寧に説明しています。しかも部品の入手方法から加工方法、型番からデータシートの読み方に至るまで詳しく説明しているという親切設計です。

        このように興味を引き出しつつ、懇切丁寧に説明しつつという説明の仕方をする本は大抵中途半端な所で終わるのですが、そこはO'Reilly、この調子の説明を続けつつ論理回路を経てマイコン制御まで話を繋ぎます。

        文体等を見ても専門書や技術書ではないのですが、とても面白い本です。
        いつか小学校~中学校の自由研究課題としてやらせてみたいと思える。そんな本です。

        自由研究課題のネタに困っている人とかにお勧めです。
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        2013/08/24 by Shimada

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      VHDLによる論理合成の基礎 合成に向いたコーディングを考える

      枝均

      3.0
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      • この本はHDLによる設計における論理合成プロセス(RTLをNetlistに変換するプロセス)に関する論理合成可能な記述パターンを記した本。HDLではどんな記述を行っても論理合成でき、意図した動作をするLSIができるわけではありません。そもそもHDLの歴史を遡ると回路動作を記述してシミュレートするための言語(Verilog-HDL等)に遡ります。VHDLでもそうですが、HDLは基本はデジタル回路シミュレーションのための言語です。その後、論理合成技術の発達によりそのシミュレーション記述の一部が回路にそのまま落とし込めるようになりました。ですので、シミュレーションができる記述と言う記述の集合があり、その中に論理合成可能かつ安全に論理合成できる記述の集合があります。シミュレーションのみできる記述をビヘイビアモデルと呼び、テストベンチ記述やTLMレベルの記述(アーキテクチャ探索用)に用いられます。他方で実際のLSIに向けての記述は必ず論理合成可能でなくてはならず、論理合成可能な記述はRTL(Register Transfer Level)記述である事が求められます(RTLと言うと一般的には論理合成可能な記述を意図している記述と意味します)。では実際に論理合成可能な記述とはどういう物なのか、どういった所に気をつけると(実装面積や遅延時間的に)効率的なのか、どういった記述は基本的に避けなければならないのか(ラッチとか)と言ったことが記載されているのがこの本です。論理合成ツールによっても若干違いが出てくるとは思いますが、だいたいはこの本の記述を参考にすればいけるはずです。 >> 続きを読む

        2012/10/11 by Shimada

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