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カテゴリー"果樹園芸"の書籍一覧

      奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録

      石川拓治 , 日本放送協会

      4.0
      いいね! siois
      • ノンフィクションならではの奇想天外かつ感動の物語でした。
        無農薬に挑み、2年後に木は枯れ、その後収入が無くなり極貧生活が続く。周りには嘲笑され、税金は滞納、食べられないから借金し、りんごの木は悪くなる一方。しかしそれでも諦めなかった。何がすごいって、こんな状態でも試行錯誤し(8年間)最後まで諦めなかった、つまり農薬に決して頼らなかったことだ。ここにまず感服しました。
        また、木と向き合う姿勢にしても素晴らしい。木に話しかけ謝罪や感謝を伝えているし、常に探究心を持って実験や調査を実行している。
        「ばかになればいい」という言葉が出てきますが、すごく深い意味がある気がします。
        このリンゴを割るとき、パリンという感覚らしいです。食べてみたいし、実際この農園に行ってみたいです。自分も家庭菜園をしているのでそういう意味では本当に師匠です。
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        2015/06/15 by がーでぶー

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録

      石川拓治 , 日本放送協会

      4.5
      いいね!
      • リンゴが教えてくれたことが木村さんの主観的な筆致によるものに対して、本書はノンフィクションライターという第三者的な目線で書かれている。内容はリンゴが教えてくれたことで読んだことと被ることが多い。そのため前情報があったのですごく読みやすかった。個人的な好みは、リンゴが教えてくれたことの方だが。
        やはり好きなエピソードは死を決意し、自殺を図ろうとした時に、現状の突破口を発見するところ。良くできたドラマチックな話だよなと思う一方で、人間は追い詰められた時に思いがけなく力を発揮するのだなと思う。そしてその時に「土を食べる」という行為をすることがなぜか頭に残る。以前読んだ宮本輝さんの、三千光年の星たちの中で登場する植物学者の言葉でも、土を食べるような表現があったような気がするが、なぜか忘れられていない。
        木村さんの本を読むと、自然の凄さが分かる。所詮人間のすることは小さなことで、自然の不思議さ、力には敵わないよなと思う。そして見えないところ、根っこの部分が大事であること、また、見えないところや全体を含んで理解しようとすることが大事だと思う。自分も農薬や肥料を使った野菜や工場のように管理された養鶏場で作られた鶏肉や玉子を食べていると思うので、自力で無肥料無農薬の野菜等を作りたいという気にさせる本だと思う。
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        2016/04/03 by harubou

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      リンゴが教えてくれたこと

      木村秋則

      3.5
      いいね!
      • 私の路線とは違うのだが、みんなが「いい、いい」というもんだから読んでみた。一読の価値はあるかもしれない。"奇跡のリンゴ"をつくりあげた苦労話に感動するだけではもったいない。学ぶべきは、木村さんの農業に対する姿勢である。農薬・肥料がなければ農作物は育たないというのは本当なのか、という問題意識。そして田んぼ・畑を徹底的に観察したうえでの創意工夫の試行錯誤。なによりもリンゴの気持ちに寄り添って考えることが成功のヒントだったという気づき。壁を乗り越えた時に奇跡はおこる。農業のみならず、他のどんな仕事にも通じる話。

        【このひと言】
        〇リンゴは古来、農薬で作ると言われるほど病害虫が多く、人々はその戦いに明け暮れてきたと申し上げても過言ではありません。生産者の技術以上に肥料、農薬会社の研究開発が現在のリンゴ産業を支えてきたと思います。

        〇私の体に米一粒、リンゴ一個も実らせることはできません。私たちはただリンゴの木やイネが生活しやすい環境をつくっているだけ、ということを忘れてはいけないと思います。

        〇自然を見る、それも長く観察するということは、百姓仕事にとって一番大事なことです。

        〇山の土というのは窒素、リン酸、カリがほとんどありません。それなのにあれほど草木が元気に育ちます。ということは科学の常識が実は違うのではないか、という疑問が生じます。要は根が這って行きやすい、酸素が入っている土をつくってやればいいのではないかと思うのです。

        〇もし私がリンゴの木だったらどうするか。

        〇奇跡は努力の結晶だと言います。簡単にできたら苦労はありません。一つずつ壁を越えて階段を上っていくごとに、また新たな壁が生まれます。どうしたら壁をクリアできるのか。知恵を振り絞っていくところに人生の意義があります。
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        2017/03/04 by シュラフ

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