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矢部輝夫
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働く誇り誇りを胸に当たり前のことを当たり前にやり遂げるその人たちの七光りで今の私があるスタッフが日々の仕事の努力を正当に評価され「大切にしてもらえた」という感覚を持つことができれば、それは自然に「お客様をおもてなしたい」という気持ちにつながっていくので、「スタッフに対するおもてなし」こそが経営者の仕事なのではないかと、私は思っている。組織のチャレンジは、1人のリーダーによるトップダウンから始まるものの、そこで働く一人ひとりの努力と成果によるボトムアップによって達成される。みなさんは、お掃除のおばちゃん・おじちゃんではなく、世界最高の技術を誇るJR東日本の新幹線のメンテナンスを、清掃という面から支える技術者なんだ。安全の方程式とかサービスの方程式と言われる「100-1=0」は、100人のうち1人が事故やクレームを起こすと全ての成果が0になるという意味だが、ここで忘れてはならないのは、1をなくすために「たるんどる!」と連呼するよりも、毎日地道にコツコツと仕事をしている99人を大事にすることである。マネージャーの根本的な役割の1つは、相手を十分に観察し、「この人が見えないところでこういう働きをしているからなんの問題もなく済んでいるはず」という想像力も働かせながら、一人ひとりの努力の成果をきちんと把握し、それを的確に評価すること、すなわち「褒める」ことである。「マネジメント」を辞書で引くと「管理」「取り締まり」などの語句が並ぶが、「マネジメント」は「管理」などではなく「組織を動かし、成果を出す」ことである。経営者は、「下、三日にして上を知り、上、三年にして下知らず」を心得ておきながら、従業員とのコミュニケーションにおいては、自らの「あたたかさ」を従業員に伝えることを目的として行うべきである。人生の新たな幕を開かせてくれるような誇りと生きがいは、1人で持とうとしても周囲に煙たがられるだけになってしまうので、みんなで共有し、みんなで育んで大きくしていくことが大切である。「矯育、脅育、恐育、狭育、凶育」から「共育、協育、驚育、響育、鏡育、今日育」へ。 >> 続きを読む
2015/11/15 by oga
遠藤功
ほんの数えるほどしか東京駅に行かないが、その時の印象はとても強い。見ていて、とても気持ちが良くて、かつ、こちらも襟を正したくなる思いになってしまうくらい。当然、いきなりそんな空気を作り出せるはずもなく、そこに至るまでのことが描かれている。掃除・・人の嫌がることを職務としてやっていることになるが、どういう姿勢で臨むかということの大切さが実感できる。やらされていると、やっていることの違いだろう。そして、人を思いやること・・ここに尽きるように思う。自分の小ささが痛いほど感じてしまう。 >> 続きを読む
2015/01/11 by けんとまん
いつか絶対に乗る! 大阪発(日本海経由)→札幌行き 22時間の旅です。^^
2012/01/23 by MJ-Walker
原武史
原武史の「鉄道ひとつばなし3」は、シリーズ3作目の本なのですが、このシリーズは、内容が常に新鮮であり、読むたびにその存在感が心に沁みてきます。それは、書き手である原武史が、悦びと愉しみをもって、このシリーズを書いているからなのだと思う。この本に書かれている話題は、常に鉄道とその周辺に限られている。タイトルにも「鉄道」とうたっているので、鉄道に興味のない人には素通りされてしまうかもしれないが、でも一度手にとってみれば、たとえ鉄道好きでなくても、この本の良さはきっとわかると思うんですね。マニアにとって鉄道が「徹底的に解剖し微視的に検証し、自分なりの価値体系のなかに位置づけるべき対象物」であるのに対し、この本においては鉄道は「世の中と人間のありかたを見るうえでのひとつの視座」なのだと言えると思う。つまり、この本の隠れたテーマは、"人間愛"なんですね。人間の生き方、暮らし方、町の栄枯盛衰、そういった「人の世の有為転変」が、人々の暮らしを支える鉄道には、端的に表われるのだと思う。だから、鉄道の変化を見つめるということは、すなわち、人の世を見つめるということにダイレクトに繋がっているんですね。駅弁を探しに出掛けても、小説に描かれた駅がどの駅かを推理しても、外国の路面電車や地下鉄に乗りに行っても、著者・原武史の視線は、常に鉄路や車両や駅を見ているようでいて、その裏側に存在する「人の暮らし」を透視している。それは、ほとんど"慈悲の眼差し"と呼びたくなるほど、人への愛に満ちていると思うんですね。文章に描く対象物を、力で押さえこもう、上から見下ろそうという欲望がまったく感じられないのだ。これは、実に感動的なんですね。この本の中に収録されている「日本の廃線シンポジウム」では、廃止になった各路線に無念を語らせるイタコにまでなっている著者。これが愛でなくしてなんであろう。原武史は、ずば抜けて優れた「受容し肯定する力」の持ち主なのだと思う。短く言えば「愛の人」だと思いますね。 >> 続きを読む
2018/12/26 by dreamer
齋藤泉
小さなことの積み重ね。自分がお客様だったら、どんなことをしてもらうと嬉しいか・・・。この2点に尽きるのかな。しかし、これが結構、難しいことでもあると思う。そして、その思いを基本にして、自分から働きかけること。いろいろトライしながら、それが成果として現れることで、次のステップへのエネルギーにもなるという典型かもしれない。もちろん、順風満帆ではないのは言うまでも無いことだが、そこに楽しみを見つけることが、継続できることの力になるのだろう。 >> 続きを読む
2015/02/06 by けんとまん
谷川彰英
表題のとおりで、京都・奈良(神戸や滋賀も少し入ってます)の珍しい駅名についての由来や歴史的背景を織り交ぜた解説が面白い好著です。特に日本酒で有名な伏見の由来は「伏流水」か「伏し水」であったとか、膳所(ぜぜと読む)のゆらいは、天皇家の膳(食事)を用意する所からとか、奈良の京終(きょうばてと読む)の由来とかつい面白くて一気に読んでしまった一冊です。 >> 続きを読む
2011/07/14 by toshi
信濃毎日新聞社
長野県は全国で9番目に鉄道駅が多い都道府県だそうです。JR(192駅)だけだと、北海道、新潟に続いて3番目だって!^^; 全部行ってみたいなぁ。80歳までの目標にしました。 >> 続きを読む
2011/09/23 by MJ-Walker
鳥塚亮
面白く読めた1冊。何もないことを売りにする、乗ってもらわなくてもいい、沿線全体でものを考える・・・に始まり、なるほどなあ~と思う視点がたくさんある。この考え方は、ご本人の海外企業での経験ということもあるのだと思った。何より、現状を踏まえたうえでのターゲット戦略だ。そこを誤ると、そこたら中にある、地域おこしの失敗策になってしまう。これは、仕事全般、生き方全般にもつながる部分があると思う。ターゲットを絞り、その人の質に訴えかける。ここだな。 >> 続きを読む
2014/07/31 by けんとまん
徳渕真利子
素晴らしいですね・・・読後感が、とっても清々しいです。一生懸命に仕事に取り組み、段々と成長していくステップが、気取りのない文章で書かれているので、すんなりとこころに響いてきます。いろんな努力の積み重ねが、新幹線のCAの姿を作り、受け継がれているのもよくわかります。いろんなところに、自分の仕事や職場にいかせそうなことが沢山あって、いろんな人に読んでほしいなあ~と思います。新幹線は滅多に乗らないのですが、在来線の特急のCAの方への見方も変わりますね。皆さん、一生懸命ですもんね。 >> 続きを読む
2015/02/13 by けんとまん
嶋田郁美
もう、絶対に「えち鉄(えちぜん鉄道)」に乗りたくなります!この一言に尽きますね(^^)とても、キュートでかわいいアテンダントさんたちだなと思います。そのこころねが素晴らしいですね。地域とともに、お客様とともに、そして「えち鉄」の同僚とともにというのが、とてもよく表れていますし、一生懸命試行錯誤を重ねながら、一歩ずつ成長していく様子も手に取るようにわかりますね。もちろん、どんな仕事であっても同じことはあるのだと思いますが、地域とともにというのが、本当に意味でここにあるのかもしれない思います。 >> 続きを読む
2015/02/12 by けんとまん
栗原景 , 牛山隆信
人間というのは凄いものだと思う。こんなところに、鉄道を通して、駅も作って・・・と。もちろん、出来た当時の状況と今は違うし、その時間の流れを感じさせられる駅も多い。通過する列車が多い駅。人家の数が少ないとか、遠いとか、いろんな理由がそこにはある。写真を見ながら、人格に似たようなものを感じてしまうのは、何故だろうか?そこを通り過ぎた人たちの思いがそこにあるからだろう。つくづく思う。列車という独特の存在。しかも、ローカル普通列車の、あの音と存在感だ。 >> 続きを読む
2018/03/28 by けんとまん
市川宏雄
著者の本は前に一冊。こちらの本も番組づくりの資料読み。数時間で読めるお手軽系新書です▼都市政策学がご専門の著者は、右肩上がりの経済を前提に意見を述べる。定常経済という考え方があるのを以前に別の本で知ったのだが、私にはとても魅力的に感じられた。震災後の今の日本に暮らす身として。だから、リニアが通って、品川界隈に新しい駅が出来て、名古屋と東京が45分で結ばれてニッポンはアジアのハブになる!!!と、ビックリマークインフレ気味に希望の未来を説かれることには、鼻白んでしまうのも正直な感想です。しかし▼それでは経済がまわってゆかない。アジア辺境の国の為政者は、奇跡の戦後復興をお手本に経済成長を最優先にし続ける。気分で左右する株価を実態経済に重ね合わせる勘違いのまま、懲りずにバブルの夢を見る。研究者は政治家ではない。諮問委員会の成員に名を連ね、アドバイスし、時に苦言も呈してみるが、自身の雇い主の母体が政権与党であることは承知しているから、根本を否定することは賢しいものならばしないだろう(真の智慧者はちがうと信じたいところ)。だから、この本も国家の方針の背中を押す。リニアが通った際の希望面にだけスポットを当ててみれば、こんなに可能性が広がる、と▼著者が提示しているビジョンに賛同できないのではない。それを必要としている政権与党への諦めと、そんな与党の要求に上手に答えてみせる研究者という安穏ぜんぶに、辟易だなと。そうゆうお前は何者なのだという批判も、すぐよこに承知の上で。だから★ひとつっす。 >> 続きを読む
2013/10/31 by inamako
大井良
雑学が増える本。人身事故の対応等の仕事内容が書いてある位で、読者の身になるような事は特に無い。なので、鉄道員がどんな事をしているのか、ちょっと気になる……という人が読む本。たとえば、鉄道員の帽子のラインによって、階級があるという。赤いラインが引いてあれば、職場では上の方。こういう、一般の方だと知らなかった事柄が色々と書いてあります。 >> 続きを読む
2016/03/26 by May
松崎洋作 , 船越義彰
沖縄にも走っていたんだとは知らなかった。地元富山には走っているし、熊本でも乗ったことがある。路面電車という言葉の響きもいい。まさに、暮らしに密着しているという響き。 >> 続きを読む
2015/08/28 by けんとまん
博学こだわり倶楽部
所澤秀樹
猪瀬直樹
中井精也
宮脇俊三
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