読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)
内田樹
1クリック登録
とりあえず、強く残ったのは修業という事。目的の為に何かをするのではなく何かしていたものがいつの間にか役に立っていたという結果論として良かったな。というのが修業と理解した。たぶん好奇心に素直に反応してあれもこれもとしているうちにそうなるんではないかと思うけど、修業というのも使い方があるかなとは思った。 >> 続きを読む
2015/08/23 by KMHT
宮本武蔵 , 鎌田茂雄
二刀流や巌流島の戦いで有名な宮本武蔵の書いたとされる「五輪書」の全文と現代語訳を載せたのがこの本。私が1番気に入ったのは、宮本武蔵の現実主義な面である。「光を自分の後ろにしろ。(相手を眩しがらせるため)」といったよう当然すべきことを当然のようになぞりあげるのが彼の勝つための努力だった。勝つためにやれることは全てやる。そこに、理由はないけど伝統的に必要だからやる、なんてことは一切ない。「〇〇は〇〇に役に立つ。だからよくよく練習して自分で調べなければならない」をとにかく繰り返す。その積み重ねが道を極める方法論だということを深く教えられた。 >> 続きを読む
2016/05/19 by ryochan333
南条範夫
日本の武道。とくに剣の達人たちの考察と分類。学閥的というか、反発したくなる思想だと言わざるを得ない。達人たちが名乗った自らの流派を遡り、分類することによって体系付けようという主旨。同時に、最強の剣客は誰だったのかと言う様な考察も随所に挟み込まれている。流派の体系付けに関しては、知識が無いために、そういうものかと受け取るしかない。ここに関しては学ぶべき点も多く、剣豪のエピソードを楽しむことが出来た。問題は分類した流派の扱い方で有る。新撰組への言及箇所でわかりやすく示されるのだが、彼らの流派は主流ではないので、実力もそれほどでもなかろうと、語る気さえ見せていない。矛盾を感じるのだが、その前後で、実戦で人を斬る機会が有った人間は、道場で防具を付けての立会いしかしたことが無い人間と比較にならないほど強いという主張が有る。これには大いに納得するが、それならば実際に何人もの人を斬った経験が有る新撰組の力を下に見るのはおかしくはないだろうか。エクスキューズ的に、新撰組の頃は、入り乱れた集団戦で、対面の剣技などと言うものではないというような記述も有るが、それならば剣豪が実戦場で何人斬ったなどという話を持ち出している箇所の意図も怪しくなって来るように思う。結局、一流大学(流派)を出ていないと大した人物ではないと主張しているように聞こえ、流派の分類が、大学の勢力図みたいな俗っぽいものに見えて来た。武士道というものは崇高な精神に、その本質が有ると思う。学術的な分類も良いが、その分類により本質を見誤らないように注意は必要だろう。沖田総司も達人として扱って欲しかったというやきもちは正直有る。 >> 続きを読む
2011/07/25 by ice
御舘透
ジークンドー(截拳道)それは、あのブルース・リーが創始した格闘術。俳優としての圧倒的な存在感だけでなく、格闘家としても一流で有ったらしい。型や技だけでなく、思想面についても紹介されていて、ジークンドーの基礎を知るには良本。ただ本では実際に強くなることは難しいと思うので「ドラゴン怒りの鉄拳」を映像を流しつつ、体を動かして楽しもう。ホワァー!オタァー!! >> 続きを読む
2012/10/24 by タイガー
溝口紀子
本書は女子柔道史をその草創期から現代に至るまで詳細に描いた書である。本書を読んで初めて知ったことが多かった。柔道といえば「嘉納治五郎・講道館」だが、この認識自体が後世に作られたものであることを明らかにしている。柔道以前からあった古式武術としての柔術は講道館柔道以外にも発展し、海外にも広がっていた。しかし日本国内では軍国主義と結びついて学校教育などでも盛んに行われたため、戦後は剣道とともにしばらく武道は禁止されてしまう。そういう中で講道館柔道は剣道に先駆けてスポーツとして復活し、かつての歴史は塗り替えられてしまう。具体的には武徳会という全国組織が柔術も剣術も併せて指導を展開しており、段級の発行もしていた。ややこしいことに、講道館は講道館で段級の発行をしていること、また講道館の高位者が武徳会の幹部だったりもすることなど、複雑に絡み合っている。 女子柔道は講道館においては護身術として出発し、試合は禁止されていたし、男性と組み合うこともなかった。段級も男性のみに与えられていた。後に女性にも与えられるが、男性と女性を分けるために女性の黒帯には白線が入っている。ちなみにこの白線入り黒帯は日本独自のもので、海外の有段者は男性と同じ黒帯をしている。現在においてもそうである。一方武徳会や海外では女性が男性と組み合ったり、試合に出場したりしていた。 女子柔道がオリンピックに採用されたのは1992年のバルセロナ五輪からである。女子柔道はオリンピックでの開催に向けて世界選手権大会などを開いて着々と実績を積んでいたが、いずれも海外が先行しており、日本は出遅れている。出遅れているというか女子柔道が試合をすることに消極的であった。世界での審判規定も定められたが、日本の規定とは違っており、技のいくつかが危険であるという理由で禁止されており、日本の女子柔道家はその規定で練習していたため、世界選手権では惨敗するということもあった。 筆者は柔道界におけるさまざまな不祥事、セクハラ・パワハラ事件の根を社会学的視点で分析し、柔道の草創期から説き起こし、女子柔道の歩んだ被差別の歴史に求めている。とても説得力のある著作である。一般的に言ってもさまざまな不祥事が起こった時、不祥事を起こした側は、個人を処罰して切り捨て、速やかな幕引きを図ろうとするものだが、それでは組織の病は癒されない。柔道に関していえば、封印されてきた歴史を掘り起こすことで現在への処方箋が見えてきたようである。筆者はバルセロナ五輪の銀メダリストであり、身を以て女子柔道の闇を見つめてきたのである。こういう人が社会学者として柔道界にメスを入れていくことこそ、本書の説得力の源である。あとがきに筆者が社会学者になるまでが簡単に触れられているが、子育てをしながら一から学び東大の大学院に進学、学者として身を立てるというのは並々ではない努力があったはずである。それだけ問題意識が高いということだろう。使命感がなければここまでできるものではない。 私が本書で気になったのは、筆者の視点とはずれるが、武道の学校教育導入の経緯である。1925年治安維持法が制定され、激化した社会運動を潰そうと国家が動いている時、武道界はその動きに追随していくのである。本書から抜き書きしてみる。・1926年 中学校・師範学校令施行規則と学校体操教授要目が改正され、撃剣・柔術が、剣道、柔道と改称される。・1928年 第一回普通選挙が実施され、無産政党が躍進し三・一五事件が起きると武道を思想善導の手段に用いようとする流れが強くなる。・1931年 剣道と柔道は中学校の必修科目に制定され、学生の左傾化を防ぐため、心身鍛練修養を武道教育にもとめた。・1933年 「嘉納館長の令息が静岡高校在学中に赤化事件の関係者として学校当局より諭旨退学」と時事新報に掲載される。・1936年 文教法規のなかで「武道」という名称が初めて用いられた。武道場に神棚を置くように文部大臣が答申。 ここを読んでいると、今がまさに「戦前」であることをまざまざと感じさせる。筆者には次のテーマとしてこの辺をさらに深めてほしいと思う。 >> 続きを読む
2014/01/28 by nekotaka
牧秀彦
そもそも最近になって剣豪だ名刀だに改めて興味を持ったのは、司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んだから。土方歳三が愛刀である和泉守兼定(いずみのかみかねさだ。長刀)と堀川国広(ほりかわくにひろ。脇差一尺九寸六分)を手に幕末維新を走り抜ける姿がカッコ良かったのだ。この本読むと歴史小説や時代小説が2割増くらいで楽しめるかも。 >> 続きを読む
2013/06/22 by freaks004
藤平信一
大事な場面であればあるほど、実力を発揮できる人がいます。逆に、実力を発揮できなくなる人もいます。 著者は、その違いは「大事な場面で心を静めることができるか」だ、と述べ、心を静めるには、心と身体の関係を正しく理解した上で、日頃から訓練をしておくことが重要だ、と強調しています。 本書によると、「心」は本来、静まっている状態が自然なので、それ以外の状態はすべて「不自然」な状態とのこと。 どんなときでも、心を静めた状態をキープすることができるかどうかは、訓練次第ということです。 周りに左右されず、いつも落ちついた静かな心を持ち続けられるよう、普段の意識の持ちようから心掛けたいですね。 詳細なレビューはこちらです↓http://maemuki-blog.com/shohyou/mental/tohei-sizumeru/ >> 続きを読む
2013/07/12 by ヨッシィー
甲野善紀
古武術の達人で有る著者が語る森羅万象。異なる視点からの発想は確かに有益で有ると実感。古武術の達人で有る著者が、その研究から得られた価値観を元にして様々な社会現象を分析する。歴史の湾曲の例として取り上げられていた剣道の話が非常に印象に残った。現代剣道の世界では踵を浮かせるのが常識だが、宮本武蔵など、現代よりも剣の道が重要だった時代の達人は、大地を踏みしめるが如く構えたという。残念なのが一般市民としての常識に欠けるのを露呈している箇所が有る点。古武術の見地から分析し、問題提起をし、までは良かったが、改善策として示されている内容が、あまりに現実性に乏しく、むしろ幼稚な印象を抱かせるもので有った。代案無き批判を嫌う気持ちは強いが、甲野氏の場合は例外的に、分析から問題提起までにしていただきたい。やはり武道家は最終的に精神世界と向き合ってこそ達人級なのだと思う。 >> 続きを読む
2011/09/04 by ice
岩井虎伯
日本はこれまで色々な文物を輸入してきて自分たちのものにしてきた。これはモノに限らず、知識や技術などソフトの面でも同じである。 本書は本部朝基と呼ばれる空手家の著作『私の唐手術』を含む空手に関するものである。 多少技術的なことはあるけれど、その多くは空手と沖縄の歴史について書かれている。 沖縄の歴史は空手の歴史と言っても過言ではない。なぜなら、かつて琉球と呼ばれていた沖縄が日本や中国などの歴史書に登場するのは、随分後になってからのことだからである。つまり、日本の平安時代や奈良時代において、沖縄がどのような状態だったのか、我々は遺跡などを通じて推測することくらいしかできない。 それはともかく、話を戻そう。本書は空手についての本であるけれども、タイトルは「カラテ」とカタカナで書かれいる。それは戦前や戦後の一時期まで、カラテと言えば、今の空手ではなく「唐手」と呼ばれていたからである。 唐というのは、単純に中国という意味ではなく、唐芋などの言葉にもあるように、外国から入ってきたという意味がある。実際、沖縄における格闘技は中国拳法の影響を強く受けている。 だが、カレーライスやアンパンの例を持ち出すまでもなく、日本人は外国から入ってきた文物を自分たちにピッタリはまるように改造するのが上手い民族である。俗にジャパナイズされる、と言えばいいだろうか。 空手も例外ではなかった。中国から伝わってきた、各種の拳法が、沖縄において独自の発展を遂げ、第二次大戦後には日本本土でも爆発的な広がりを見せた。 そんな空手の源流を知ることを出来る本書は、これから空手を志す人や、空手の指導者にも知っておいてもらいたいものである。 別に歴史など知らなくても空手はできるけれど、自分のやっていることの意味を知るのと知らないのとでは、まったく違ってくると思うのは筆者だけであろうか。 >> 続きを読む
2014/10/18 by ぽんぽん
大畑裕史
二十四式太極拳をDVDと詳細な本で学ぶ。我ながら似合わない本を買ってしまった...トレーニングなんて言うのはおこがましくて、あくまでも平均的な体力を手に入れたいという奥ゆかしい理由で、週末には身体を動かすように心がけている。とは言え、週末でさえサボったりしてしまう週も有る中で、平日でもできる(軽めの)運動はないだろうかと考えていたところ、太極拳かヨガという選択肢が残った。どちらもアジアの神秘♪という感じが好きなのと、筋肉を付けるというよりは、柔軟性とか心肺を整える方なのが平日向きかなぁと思ったから。太極拳を選んだのは、香港や台湾に旅行した際に、早朝の公園で老人達がキレの有る太極拳を舞っていた印象が強烈だったから。ずっと見ていたら、2千年前から生きてますというようなドヤ顔でポーズを決められたのも遠い記憶から甦って来た(笑)昨日届いたので、まだ全部は観ていないのだが、演武者の無表情かつ無気力な雰囲気はNHKの太極拳講座?みたいで何か笑える例の?感じ。流れるような動きは予想以上に複雑でだったが、前横後の視点で何回も同じ動きをやってくれるので、マジメに続けられれば習得が可能なのではないかと思った。ゆっくりの動きは、インナーマッスルとか心肺機能とかが鍛えられそうで、できれば飽きずに続けたいと思っている。現在飽きた度60%(笑) >> 続きを読む
2012/11/17 by ice
月刊剣道日本編集部
全日本選手権で6度の優勝を誇る宮崎正裕氏の剣道指南書。各技についてコマ送り写真で解説があり、分かりやすい。加えて、宮崎先生の生い立ちや、子供との向き合い方まで記されている。―――――――――――――――――――――●基礎編【踏み込み足】強く踏み込むことは打突に繋がる。踏み込みは水たまりを越えるようなつもりで行う。【手の内】両手とも中指と親指だけで竹刀を持てるぐらいに。力んで持つのではない。左手も右手もしっかり持つ。【切り返し】最後の正面打ちを含め一連の動作を一息で行う。弓をグーッと引っ張り、矢を遠くに飛ばすイメージで最後の正面打ちを行う。【出ばな面】相手が一歩「継ぎ足」をした瞬間に打つ。継ぎ足が終わってから打ち出していたら打ち遅れる。【整理運動のあと】剣道は、中段の場合、右半身の大勢を維持したまま動作を連続させている。つまり左に体をひねっている。長年続けていれば背筋や腰を痛めるので、整理運動のあとで体を右にひねる運動をしている。●実践編【面打ち】自分は中心を取り、相手はわずかに中心をはずす。相手に悟られないよう中心を取ってから面を打つ。【小手打ち】踏み込み足を左方向に踏み出す。目安として開いた相手の右拳の真下に足を踏み入れるような感じ。【小手返し小手】基本的には「小手返し面」と同じ動作を取る。「返し面」の面を打つ竹刀の軌道を小手方向(下方向)へ竹刀と平行にスライドさせる。遠くで手首を返すよう心がける。【面返し小手】面を返す時点ですでに左足を引いて受け、返して小手を打つ時に右足を引く。わずかに左後方へさばいて受けたほうが、小手を打ちやすい。●最多選手権者の素顔【剣道観】試合前にはエンジンがかかっている。蹲踞しているときにはエンジン全開。したがい、立った瞬間にもうギアはトップ。スキがあればいつでも打つという気持ちでいるので、相手が自分の打ち間に入った瞬間に体が反応する。●恩師に聞く宮崎正裕の素顔【相手にタメを作らせない】たとえると、最大限に引っ張られた弓から放たれる矢は威力があるので、相手をそういう状態にさせない攻めが、宮崎氏にはある。宮崎氏は常に自分から前に出て、相手に充分な体勢を作らせない。また、剣先は相手の構えを崩すよう、常に動いています。―――――――――――――――――――――上記の技術的な点は、次回の稽古から早速取り入れたいと思います。ほかに、24歳で結婚式を挙げた際、自分の両親と奥さんの両親を旅行にご招待したことや、選手権で2連覇を達成した後、恩師のお墓参りにも出かけたことなども書かれています。(ページ238、239)こういった他者との繋がり、特にお世話になったご恩を忘れず行動に残しているところに、宮崎先生の人間性が表われている気がします。あらためて尊敬するとともに見習いたいと思います。 >> 続きを読む
2014/05/06 by こいこい
塩田剛三
合気道開祖・植芝盛平の高弟の1人、塩田剛三氏の書かれた本です。 ここ数年 合気道への興味が自分の中で非常に高くなってきたので読んでみました。 私が空手をやっていることもあるのでしょうが、 まず 読み物として非常に面白かったです。 何がしかの格闘技か武道をやられている方が読まれると、 きっと同様に面白いと感じられるのではないかと思います。 反面、何もされていない方が読まれると 「はぁ~そんなことがあるのかねぇ」といった感じで終わってしまいかねない内容です。 それでも合気道への興味を誘うという意味と、 氏の高い志というか希望を広く伝えるという意味では 多くの方に読んでもらう価値のある一冊だと思います。 >> 続きを読む
2015/02/02 by kengo
木寺英史
「本当のナンバ常歩(なみあし)」の続編です。 個人的には★5つといってもいいくらい とても参考になる本でした。 でも、剣道や武道、そこから会得できる 身体の操作法に興味のない方には まったく意味のない本ということで ★1つ減にしておきます。 厳密にいえば前作の続編というよりも、 常歩を体得するための方法や そこまでのトレーニング方をより丁寧に解説してくれた 実践するための本といった感じです。 筆者の研究がより進んだことがうかがえます。 私は空手・拳法を学ぶ者で剣道はまったくの門外漢なため、 本書後半にある剣道の技法の詳しい説明は 正直よく分からないものでしたが、 きっと剣道をやってらっしゃる方達には 有用な情報なのだろうと思います。 人間の身体操作 そのすべての基本となる「歩き方」。 そこにフォーカスをあてて古伝の武術にヒントを得ながら 独自に進化を続ける「常歩」。 現状の身体の運用法に壁を感じている方には 是非ご一読をおすすめしたい一冊です。 >> 続きを読む
2015/02/03 by kengo
日野晃
武道に興味がない方にはまったく必要のない本でしょう。 そうした理由から★4つですが、 多少なりとも武道・武術といったもに触れたことのある方は、 一気に引き込まれてしまうかもしれません。 しかし、本書は「入門」と冠していながら 基礎技術の指導的内容を含んではいません。 つまり、具体的な技術の解説ではなく、 武道・武術の定義づけから そこで目指している身体感覚や意識の説明 といった、 これから古武道を知ってみたいと思っている方たちへ 基礎的な知識を解説したものとなっているのです。 その中で、三船十段、宮本武蔵、塩田剛三、伊藤一刀斎など 日本で指折りの達人であった彼らが 何を求めて何に反応していたのかといったことも 解き明かしてくれます。 著者や達人達に比べれば非常に低レベルの理解と 技術しか体得していない私ですが、 空手・拳法にむかっている一人として とても興味深く読みました。 氏のほかの著作やDVDも見てみたいと思います。 ちなみに余談ですが、 私が著者を知ったのは「膝抜き」を調べていて 偶然見つけた You Tube の動画からです。 http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=eZMQWGPJwM4&NR=1 この中で氏は空手でいうところの「裏当て」 のような技や塩田剛三さんがやっていたような 相手の極めをはずしてしまう技術を見せています。 ん~、これは凄い・・・。 まだ御存命のようなので、 お元気なうちに一度 直接セミナーなどに 参加してみたいと思うほどです。 スポーツ的な格闘技とはまったく異質の文化・世界ですが、 興味をお持ちになった方は是非 氏の著作を読み、 動画をご覧になってみることをお薦めいたします。 きっと新しい扉が開くことと思います。 >> 続きを読む
桧垣源之助
Ⅰに続きⅡも購入しました。 前作は型の分解以外にも前半部分が読み物としても面白かったですが、 本作はほとんど型の分解解説に注力されている印象です。 Ⅰ同様、空手に興味がない方にとっては無関係な本ということで★4つですが、 空手をやる人にとっては★5つ以上の価値があると思います。 解説されている型は、 ナイハンチ2段、3段 半月(セイシャン) 観空(クーシャンクー) 抜塞(パッサイ大) 燕飛(ワンシュウ) 岩鶴(チントウ) 十手(ジッテ) 慈恩(ジオン) の9つです。 本書の分解解説が絶対唯一の完全解ではないので、 これを参考にいろいろ型の研究が広まることが著者のねらいのようです。 興味を喚起する刺激として、ⅠⅡともに十分な衝撃度を持っています。 もう、すぐにでも誰かを捕まえて、分解を試してみたくて仕方がありません。 >> 続きを読む
2015/02/01 by kengo
宮本 武蔵渡辺 一郎
ヒサクニヒコ
甲野 善紀
増田俊成
石井和義
カテゴリー"武術"の書籍一覧 | 読書ログ
ページの先頭に戻る
会員登録(無料)
レビューのある本