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鈴木主税 , Winchester, Simon, 1944-
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【世界最高の英語辞典】 OEDってご存知でしょうか? 「オックスフォード英語辞典」です。 世界最大、最詳の英語辞典、印刷史上最高の出版物と言われている辞書で、現在紙ベースで流通している最新の第2版は全20巻というシロモノです。 初版が完成するまでに70年の歳月を要したという化け物の様な辞書なのですが、本書は、そのOEDが生み出されるまでの秘話を綴った作品です。 タイトルにあるように、OEDの誕生には一人の博士と一人の狂人の力が大変大きかったのですね(もちろんその他沢山の人々の協力が無ければ完成しなかったのですが)。 「何故狂人が辞書作成に貢献したのか?」って思いますよね。その辺が大変興味深いところです。 非常に面白く読ませて頂きましたが、どちらかというと本書は、その博士と狂人にウェイトを置いた書き方になっており、私が読み始める前に期待したOEDそのものに関する記述にはやや物足りなさも感じました(いえ、もちろんその編集過程などについても詳しく描かれてはいるのですが)。 人物伝的な色合いがちょっと濃かったかなと感じました。 Amazonで検索してみたところ、紙ベースのOED第2版は10万ちょっとのお値段なんですね。 そんなもの買ったところで使いこなせるわけはないし、必用もないのですが、何だか欲しくなってしまいました(実用的にはCD版がもう少しお安く出ていますし、どうやら今はネット上でも使えるようではありますが)。 かの高山宏氏は、無人島に1つの(一冊じゃないところがミソですな)本だけを持っていけるとしたら文句なしにOEDを持っていくと言っております。 実際にOEDを読み尽くした人もいるそうで、今度はその人の本を読もうかなと思っています。 >> 続きを読む
2019/01/03 by ef177
SheaAmmon , 田村幸誠
【驚愕!こんなものを読破するとは。】 OED(オックスフォード英語辞典)は、全20巻、補遺4巻からなる最大の英語辞典ですが、著者はこれを完読したのです! その記録が本書です。 大体、OEDを隅から隅まで全部読もうなどという事自体とんでもないことですが、実際やってみると視力は落ちるは、頭痛やめまいはするは、はたまた、吐き気までもよおすはでそれは大変だったようです。 特に、「U」の項が悲惨だったようで、「un-」という接頭辞が延々と続き、さすがに投げ出したくなったとか(しかも、ほとんどの単語は見ただけで意味が分かるような単語ばかりで面白さのかけらもなかったようです)。 まあとにかくとんでもないことをやったものです。本書には、そんな中で見つけたおかしな単語についてもピックアップしてくれています。 例えば、「cellarhood」:地下室が地下室である状態、とか、「pandiculation」:疲れた時や朝起きた時に「あーっ」と手足を伸ばす行為、「「preantepenult」:最後でもなく、最後の一つ前でもなく、最後の一つ前の前でもなく、その次のなどなどの、何でそんな単語が存在するんだ!と思わずにいられないような単語を知ることができます(知ったからと言ってどうなんだ!)。 私にもっと英語の知識があればさらに楽しめたのかもしれませんが、とにかくまぁ、すさまじいの一言です。 で、そんな著者は一年間かかって、毎日10時間(あるいはそれ以上?)かけて、OEDを完読したわけですが、読み終えて思ったことは、「もう一度最初から読み直したい」だったそうです。 どうなっているのでしょう? しかし、私が何よりもどうなっているのかと思ったのは、この著者はこんな生活を続けていて、どうやって食べて行ったのだろう?ということなんですけれどね。 とにかく、通常ありえない体験とそこから得た様々なことを書き記した貴重な本であることは間違いなさそうです。 >> 続きを読む
2019/01/04 by ef177
竹林滋
過去にディベートの大会で勝ち進み、頂いた賞品。一見普通の辞書みたいですが、実はとてつもなく大きく分厚く重いのです!これっていくらするんだろうとふと調べて2万円超えだったという事実に驚くと同時に、それなら電子辞書が良かったよー!と心の中で叫びました。分厚すぎて辞書をひくのも大変。そしてあまりの重さに高い場所にある本棚に置くこともできず(万が一これが地震で落ちてきたら凶器以外の何物でもありません)、だからといって無下にすることもできず、今も実家のどこかに置いてあります。英語を生業とする方々のための辞書ですね。この大きさは一般の人にとって実用性ゼロです。私には使いこなせませんでした。でも研究者や教師をやられている方にとってはきっと良い辞書なのだと思われます。 >> 続きを読む
2012/09/27 by ただひこ
田島伸悟 , 三省堂
政村秀実
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