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カテゴリー"評論、エッセイ、随筆"の書籍一覧

      そうか、もう君はいないのか

      城山三郎

      3.9
      いいね!
      • 妻の死後書かれたエッセイだということを、巻末におさめられている次女のあとがきで知った。
        妻を「天使」「妖精」。妻との出会いを「天から落ちてきた」など、あらあら。とほほえましく読んでいたのだが、妻の死後書かれたものとなると、それも胸が締め付けられる。

        私は、城山三郎の小説は未読だ。
        このエッセイを読む限り、太平洋戦争を題材とした、重い社会派小説を書き続けたような印象を受けるが、それがどうだろう、妻との生活を綴ったこのエッセイの軽やかさは。
        太陽のように明るく能天気な妻。
        多くの物書きがそうであるように、繊細な作者。
        異なるふたりが、戦後の苦しい時代を、楽し気にぴたりと寄り添ってる姿に感動した。

        付け加えると、次女のあとがきも素晴らしい。
        このあとがきをも含めて、ひとつの作品のように思えた。
        >> 続きを読む

        2016/07/03 by shizuka8

    • 他6人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      そして生活はつづく

      星野源

      4.1
      いいね! momomeiai
      • 星野源さんの《生活》は随分ユニークで、中学生男子または小学生男子の頭の中を覗いているような感じがしました(笑)
        でも文章はとても丁寧ですね。下ネタがちょいちょい入りますが許容範囲です。
        >> 続きを読む

        2017/05/31 by komatsu

    • 他6人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      走ることについて語るときに僕の語ること

      村上春樹

      3.8
      いいね!
      • 文系ジョガーのバイブル

        ちょっとジョギングをするようになって半年もたっていない僕としては、一目おく現代の文豪の記したその内容ははたしてどんななのか楽しみに読んでいく。
        いわゆる文系ジョガーという括りだけでなく、僕的には音楽好きとしての部分、自転車乗りとしてもトライアスロンの一部であるバイクについてが興味ぶかかった。

        音楽について。
        ラヴィン・スプーンフル「デイドリーム」「ハムズ・オブ・ザ・ラヴィン・スプーンフル」この辺は聴いたことないと思う。
        エリッククラプトン「レプタイル」か。
        よおし、コレ聴きながらジョギングいこうと思ったり。
        カーラ・トーマス。オーティス・レディング。
        ローリングストーンズ。
        ああそうですか。
        レッチリ。ゴリラズ。ベック。
        この辺はどうなんだろうと思ったり...。
        CCR。ビーチボーイズ。
        ロッキーのテーマですか!

        自転車について。
        パナソニックのチタン製バイクに「18TIl I DIE」(ブライアンアダムス)ですかw

        この本読んだら、もう、毎日10㌔走りたくなってキタ!
        ぁ、でも5キロくらいで...。
        いや、1日おきヵ...
        しかしぁれか、2、3日おきかなw

        フルマラソン...は...。

        結局ヘタレかも。

        村上氏が自ら言う、墓に刻んでほしい言葉...。
        カッコいいぜ!


        *********************************
        村上春樹
        作家(そしてランナー)
        1949~20XX
        少なくとも最後まで歩かなかった”
        *********************************
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        2018/07/18 by motti

    • 他5人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      「やりがいのある仕事」という幻想

      森博嗣

      3.5
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      • 仕事について、ちょっと悩んだので、読んでみました。
        仕事に対する捉え方を変える、という意味ではおもしろい本です。
        嫌われる勇気、に近い考え方だな、と思いました。アドラー的な考え方。
        アドラーに僕は共感しているので、この本は受け入れ易かったです。

        仕事をするのが一番簡単、という件に、そうかも、と思いましたね。
        なりたかったら、もうしているはず、という件にも、うんうん、と思いました。
        みんな言い訳ばかりしてやらないですよね。かくいう僕もそうですが。

        「長く働こうと思うから辞める?」の件は必読です。
        長くここにいなければならない → ギャップがある → ギャップを修正したい → ギャップの無いところへ行きたい!
        なるほどなあ。この心理には気が付いていなかったので、目から鱗でした。
        >> 続きを読む

        2015/12/27 by madison28

      • コメント 1件
    • 他4人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      私とは何か 「個人」から「分人」へ

      平野啓一郎

      4.0
      いいね! Tukiwami
      •  著者の平野啓一郎さんは自身の小説の中で「分人」という考えをよく登場させている。その「分人」という概念の本人による詳しい解説となっているので「ドーン」や「空白を満たしなさい」などと絡めて読んでいったら小説への理解が深まっておもしろかった。

         人間は個人というただひとつの分けられない人格を持つのではなく、その時その時で出会った人に対してそれぞれに違った人格を自然に作り出している。自分という一があって分数の様に人格が派生しているので「分人」と呼ぶ。
         たとえば会社では偉そうにしている人が家では奥さんの尻に敷かれていたりなんかがそうだ。会社での人格と奥さんの前での人格は違うけれども決して意識して演じ分けているわけではない。つきあう人の性格やその場の環境に影響されてそういう言動なっている。それぞれの関係性の中で人格が芽生えて成長していった結果で分人が生じている。

         あまり難しくないし理解しにくい感覚でもないと思う。むしろ「なんだ、そんなことか」と思われてしまうくらいかもしれないが世の中は一人の人間にはひとつの個人という感覚が広く理解されている。ちょっとつっこんだところまでいっても本当の人格とペルソナという関係が語られるくらいで、分人という理解は一般的ではない。
         たとえば猟奇的な殺人事件が起こると犯人の同級生なんかが「クラスの中じゃ大人しくて、あんなことをする子には思えなかった」と言っているのが報道されるが、それは殺人犯としての分人と、大人しい子という分人が理解されていないだけだ。
         さらにそこでナレーターが「一見大人しい彼の本性は残虐な殺人鬼だった」と言うのだが、これも本性が殺人鬼なのではなくて殺人犯の分人とクラスメートの分人が別々に存在していて決して主従の関係になっているのではない。

         分人という考え方を納得していると対人関係が楽になるんじゃないかなと僕は思った。分人は関係性の中で生じる。自分と目の前にいる人との関係性の中から今まさに互いに分人が生じて成長しているのだからウラがあるのではと不必要に勘ぐる必要はない。ウラでなにを言われていようがその人と一緒にいる時に自分が心地よければその心地よい時間を築き上げていくことに注力すればよい。その人の陰口を言う分人と自分と居るときの分人は別の人格を生きているのだから。そう言う風に考えることが出来る。
         ただ、分人の説明を頭で理解しても人を勘ぐらずに生きるなんてことは難しい。分人と言う考え方は理屈で解っているよりも皮膚感覚で体得されるべき概念だと思う。それこそ現代社会で人間は一つの個人という人格を持っているということが常識として納得されているのと同じレベルで理解される必要がある。

         一般常識的として理解される為には世間的な広まりが大事だ。オードリーの若林さんも平野さんの読者で色々なところで分人について語っている。人間の多面性をより深く知る物差しになっていくと思うので、分人という概念が世の中に広く理解されていけばいいなと思う。
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        2019/01/07 by Nagatarock

      • コメント 2件
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      打ちのめされるようなすごい本

      米原万里

      4.2
      いいね! momomeiai
      •  米原万里さんは、ただの本好きではなく「読書力」が人並みはずれて発達した人で、これは「私の読書日記」という本を中心とした日頃の事が前半、色々な所に書いた書評が後半となっています。

         時代がアメリカが湾岸戦争、イラン・イラク戦争を始めた頃と重なっていて、米原さんの反米感情は並々ならぬものがあります。

         そしてアメリカに追従する日本の政策にも怒りを感じています。
        政治に関する固い本、娯楽とは言えないハードな世界にも興味、関心を持って接しています。

         米原さんはロシア語通訳が本業。それ故、ロシア、ソビエト関連の書籍が多くなっていますが、自分の仕事に誇りを持って、本から知識を得なければ成り立たない、範囲が広い、政治から文化、色々な産業まで知識がなけば(言葉を知らなければ)通用しない世界に対して実に貪欲に読書をしています。

         病気になるとその関連図書を読みあさり、色々な医者や治療法を変え、医者に対して疑問と反論をして医者から嫌われてしまう、という経験もします。

         本に対して、どう向き合うか、米原さんのような「強い読書力」は無理としても、この本を読んで、良かった本に対してどれだけねじりこんでいくか・・・を考えてしまいました。

         本を読む気分、体調ではない時もある。本ばかり読んでいて机上の空論ばかりの地に足がついていない生活になっていないか?

         米原さんの読んだ本を追いかけて読みたいよりも、本(ひいては好きな物)への対峙の姿勢を見せつけられたような気がします。

         米原さんの興味、嗜好はわたしとは同じではない。しかし、読んでみたい、という気持にさせて引き金のような役目を果たすにはこれだけの強引さがないとダメであることを実感します。

         ネットに情報はあふれているけれど、映画や本について他の人が書いたものを読んで(いわば要約)読んだ気分になり自分のものにしたような錯覚には警鐘を鳴らしてもいます。
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        2018/06/18 by 夕暮れ

    • 他4人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書)

      曽野 綾子

      3.8
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      • 曽野綾子さんが、人間にとって成熟とは何か。

        自分らしく、品格ある生き方とは・・・十八の提言を。

        いずれにしても、根底にあるのは、人間とは弱いもので、
        常に善と悪の間で彷徨っていると・・・・ゆえに、
        善の領域で、少しでも考え、立振る舞いできることはどれだけ尊いか。

        例えば、品というものでは、品とは多分に勉強によって身につく。
        本を読み、謙虚に他人の言動から学び、感謝を忘れず、利己的にならないこと、と。
        受けるだけではなく、与えることは光栄だと考えていると、それだけで
        そのひとには気品が感じられる・・・・と。

        といいながら「他人を理解することはできない」「人間の心は矛盾をもつ」
        「正しいことだけをして生きることはできない」など、
        各人の心に宿る正義とは何かと、聖人君主の生き方を奨めているのではない。

        ゆえに、成熟した生き方とは、羨ましいものである.
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        2018/11/12 by ごまめ

    • 他4人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      サラダ好きのライオン 村上ラヂオ 3

      村上春樹 , 大橋歩

      3.6
      いいね!
      • 村上春樹のエッセイ三作目。と言っても一とニは読んでいないのだけど。

        やはりこの人は少し変だ。ひねくれてるだけかと思いきや、しっかり芯は通っている。
        ふざけているのに抜け目がない文章だ。

        なんとなく、自分は彼に似ている気がする。もちろん自分は彼に対して虫けら以下みたいなもんではあるけど、思考やひねくれ具合が似ている。

        本書によると、彼は29歳まで全く書き物をしなかったらしい。
        自分は今年30歳。今始めたら、29歳までは全く書き物をしなかったんですけど、不思議なものですね、となるのだろうか。

        まずは才能も似てくれないと。
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        2018/04/12 by 豚の確認

    • 他4人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      大人の流儀 a genuine way of life by Ijuin Shizuka

      伊集院静

      2.6
      いいね!
      • 続いて、伊集院静さんの本。

        久しい人を失った時、別れはいつか訪れるものでありながら、切なく苦しい。

        でも、そこから一歩踏み出したときは、目に見えない力が備わっていると、

        すべては、父親から、母親から、幼きときに教えられたことばかり、

        大人はこうあるべき、男はこうあるべき、お金が全てではなく
        日本には四季があり、風情があり、人には人情がある。

        男も女も、凛として、背筋を伸ばして生きる姿は美しい。

        大人の流儀・・・は、続きます。
        >> 続きを読む

        2015/07/22 by ごまめ

      • コメント 4件
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      野心のすすめ

      林真理子

      4.0
      いいね!
      • 高校生のころ、林真理子さん大好きで、よく読んでいました。
        大人になって、なんとなく読まなくなってしまいましたが、久しぶりに手に取ったこの本は、やはり面白く、林文体?とでもいう気持ちよさがありました。

        もっともこの本でも書いているように、「野心」の量は人それぞれですし、あとは、何に対する野心か、ということもあるので、林さんとは価値観が違うなぁと思うところもありました。例えば「ハードルが低い結婚相手=佐川急便の男の子」のように読み取れる部分がありますが、佐川急便の配達員のどこが悪いのか、わたしにはよくわかりませんでした。
        同じように「安らげる人」「一緒にいて楽な人」もハードルが低い例に挙げられていますが、わたしからみればそれらの条件はとても優先度が高く思います・・・なんて言うと、

        >いま、「低め安定」の人々がいくらなんでも多すぎるのではないでしょうか。

        と、真理子さんに叱られてしまうのかもしれませんね。

        でも、そんなふうに価値観が違うなあと思いつつも、真理子さん自身の苦労や努力、バッシングのことなどを買い荒れた部分は面白くて、どんどん読み進めてしまいました。やはり筆力がある、プロの物書きなのですね。久々に真理子さんの小説も読んでみたくなりました。
        >> 続きを読む

        2016/12/11 by みやま

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      もものかんづめ

      さくらももこ

      4.3
      いいね!
      • 学生時代にも読んだ本を改めて読み直した。
        当時も思ったけど、やっぱり文章が面白い。皮肉っぽくテンポがいいのは漫画のちびまる子ちゃんで台詞以外の部分の文章そのまま。そして改めて思ったのは相当癖のある難ありな子供時代だったんだろうなあという事。文庫版で追加されている対談で更に確信。さくらももこさんの母親はさぞ苦労した事でしょう。母は偉大です。

        「お乙女のバカ心」の様な妄想癖は自分にも思いたる事があってニヤけた。私の場合恋愛的なものではなかったけど妄想の中で相当遊んでいたので思春期の時間を結構無駄にしていた気がする。そういえば先生の話を聞かず落書きも相当していたし、ぼんやりしているとか協調性がないとよく通知票に書かれていた。
        母親は苦労した事でしょうと先に言ったけど、よくよく考えれば全然人の事を言えたもんじゃなかった。
        >> 続きを読む

        2015/07/01 by きなこ

      • コメント 1件
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      生きるとは、自分の物語をつくること

      河合隼雄 , 小川洋子

      4.2
      いいね! oka-azu
      • 河合隼雄さんの優しさと強さに触れられる本。
        小川洋子さんとの対談が、本当に自然な雰囲気で、二人の異なる魂がふれあう瞬間が素晴らしい。
        「自分の物語をつくる」とは、自身の深い内面の感情を表現し、他者と繋がる為にあるものだと。浅い感情は理性によってコントロールでき、言葉で表現できるが、深い部分の感情は、言葉では表現することが難しく、それを物語という形で表現することで初めて理解でき、共感しあえる。

        臨床心理の専門家でもある河合隼雄さんは、数々の患者と向き合ってきて、物語をつくることの大切さを説いている。日本人の奥底に流れる原悲、情緒的、感情的な気質、海外の宗教のように強い神がいるわけではなく、何か脆いものを抱えている私たち。昔は死ぬことだったり、自然の脅威に向き合う為に、各々が自分の物語を持っていた。現代はそれが難しくなっている。再び自分の物語をつくる大切さがわかる気がする。














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        2019/03/02 by sammy

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      新解さんの謎

      赤瀬川原平

      4.2
      いいね!
      • 三省堂から出版されている「新明解国語辞典」が怪しいとは、かねがね耳にしていたのだけれど、これほどまでに、おかしみと深みに満ちた一冊だったとは-------。

        この「新解さん」とは、著者の赤瀬川原平とその若い友人・SM嬢が、「新明解国語辞典」につけた愛称だ。
        この本を読めば、二人が親しみを込めて、そう呼ぶ気持ちがよくわかります。
        とにかく、この辞典は、辞典ばなれして自己主張というか個性が際立っているんですね。

        例えば「世の中」の語義はというと、「同時代に属する広域を、複雑な人間関係が織り成すものととらえた語。愛し合う人と憎み合う人、成功者と失意・不遇の人とが構造上同居し、常に矛盾に満ちながら一方では持ちつ持たれつの関係にある世間」となっている。

        言葉というものを絶対的に解明せんという、強すぎる意志と野望に満ち満ちた解釈をしてくれるのだ。

        赤瀬川原平とSM嬢が看破しているとおり、「新解さん」は「攻めの辞書」なのだ。
        普通、辞書というものは、識者や辞書マニアからミスを指摘されるのを怖がって、解釈を無難におさめるものなのに、「新解さん」は、そんなものはまるで気にしない。
        そこが素晴らしいし、清々しいんですね。

        その中でも、私が特に気に入ったのは、「動物園」の語義だ。
        「生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、人間中心の施設」と、怒りの表明までしてみせるのだ。
        「新解さん」って、物事の本質をズバリとついているし、それに、なんて人間的なんだろうと思いますね。

        こうした「新解さん」の人間像(?)に、実に絶妙なスタンスで迫っていく赤瀬川原平とSM嬢の掛け合いが、またすこぶる愉しい。

        まさにこの本は、観察と事物の解釈と面白がりの達人・赤瀬川原平の面目躍如の一冊だ。
        この本を愉しめない人は、ちょっとどうかと思う、それほどまでに愉快な本だ。

        >> 続きを読む

        2018/06/11 by dreamer

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      父の詫び状

      向田邦子

      4.0
      いいね!
      • 読後感に余韻がある。戦前の生活がどのようなものか体験していないのでわからないが、きっとこんな感じなんだろうなと思う。子どもの頃の話が中心だが、くすりと笑うようなエピソードがちりばめられている。読んでいて楽しくなる。
        断片的な話がいくつも集められているようだが、最後に、キーとなる話があって、なるほど、そういうことでこの話があったのかと合点がいった。テレビやラジオの作家だけあって、目の前に光景が展開するような表現力がある。心温まる話でほっこりした。
        >> 続きを読む

        2018/01/26 by KameiKoji

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      夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011

      村上春樹

      4.2
      いいね!
      • 村上春樹氏のインタビュー本。たまに見かける「村上作品解説本」よりも有益であろう。

        2018/07/19 by motti

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      ねにもつタイプ

      岸本佐知子

      4.2
      いいね!
      • 『なんらかの事情』が面白かったので、さかのぼる形で読みました。
        時系列としては、こちらのほうが先に出版されています。
        『なんらかの事情』で学んでいたので、家の中で読みました。正解でした。にやにやする…

        一番最初の「ニグのこと」が、少しノスタルジックな雰囲気だったので、あれ?と思いましたが、次の「マシン」で安心しました。相変わらずの意味不明っぷりが素敵です。

        翻訳作業をしているときに気がそれたときの思考レポートタイプのエッセイが癖になります。「Don't Dream」とか。

        きっとこれからも、この本をちょくちょく読み返してひそかに笑うことでしょう。
        >> 続きを読む

        2016/07/02 by ワルツ

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      三谷幸喜のありふれた生活

      三谷幸喜

      4.0
      いいね!
      • 図書館にて。
        最近割りと頭使う本を読んでいたので、なにも考えずに笑える本をと思い、ちょいとイタズラ心も働いてカウンターにいる図書館のお姉さんにお勧めがないかと尋ねてみる。いやきっと本好きなんだからそゆこと聞かれたらむしろやる気がでて楽しいはず!私だったらそうだ(そして正直ちょっと面倒くさいと思うはず)

        若いお姉さんは困惑顔をみせるわけでもなく、アルバイトの新人店員さんが「これはマニュアルにない。教わっていない。対応がわからない、まずい。」というような申し訳なさ顔で奥の先輩?図書館員の方を呼んでくる。すんません。

        例えば、と聞かれ、最近だと清水みちこさんのエッセイなんかが笑えました、と答え(「主婦と演芸」というタイトルだった記憶している。この本もお勧め!)そこからこちらが導かれたようです。清水みちこさんと三谷さんはラジオもやってますもんね!その発想が、たまたま私が知っている世界だっただけだがサブカルっぽくてなんだかうれしい。

        ありふれた生活、新聞でもチラチラと読んだことあったんですがこんなに前から連載が続いてたんですね~
        >> 続きを読む

        2015/08/10 by nananann55

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      不道徳教育講座

      三島由紀夫

      4.2
      いいね! Tukiwami
      • 新潮夏の100選、集英社ナツイチ、そして角フェス。

        私の夏の好きなイベントだ。
        キャンペーン中はお願いされなくても、店員さんから
        意識して「新潮一冊と角川二冊ですね」と箱を出してもらいたい。

        以前から、気になっていたこちらの本。
        装丁も乙女らしくなり、三島先生が美しいだけの文学じゃなく、コミカルな話もかけると知っていて購入。
        まだまだ、図書館から角栄本の予約本が(みなさん、同じサイクルで調べてる)一度に届いたり、止まった状態だったり。

        本書はとても面白い。言葉遣いは山手風標準語で耳障りもいい。内容は15年くらい前にHPを作るのが流行った時代の
        テキストサイトのようではないか。
        これは日参して見に行くレベル。電車の中でも時代が違うのに三島氏が笑かしにくる!
        惜しい人を亡くしたな。
        いつか、豊饒の海四部作を読んでみたいと思っている。

        ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
        1遠藤周作 70
        2北原白秋 65.9
        3中原中也 64.7

        1文章の読みやすさ B 読みやすい
        2文章の硬さ E 文章が硬い
        3文章の表現力 A とても表現力豊か
        4文章の個性 A とても個性的
        >> 続きを読む

        2016/07/20 by ゆのき

      • コメント 3件
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      気まずい二人

      三谷幸喜

      2.5
      いいね!
      • 当たり前だけど、もう20年程前の本なので年代を感じてしまう。
        例えば安達祐実さんが15歳だったりとか…この後色々な事が起こるとは予想できなかっただろう。

        冒頭に著者本人が「この本の楽しみ方」を書いている。

        ①対談集として
        ②戯曲集として
        ③How to本として

        ①はまぁ対談だから当たり前。②の要素は結構出ていたかな。③はどうなんだろう。本当のやり取りはもっとしどろもどろだったのではないかな。

        まぁ本人はこの機会でコミュニケーションが上達したらしいからいいのか。

        お酒飲みながらダラダラ読むにはちょうど良さそうな本。
        >> 続きを読む

        2018/04/30 by 豚の確認

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      徒然草

      角川書店 , 吉田兼好

      4.2
      いいね!
      • 生きていく上で大切にしたいなーってことが書いてある、いつの時代も大切なことは変わらないのだなーっと! >> 続きを読む

        2016/09/24 by asa_chann

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