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森博嗣
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森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在。森博嗣先生の著書。学生たちのあらゆる質問に対する森博嗣先生の回答をまとめた一冊。学生たちの質問は大真面目な技術的なものから何だかふざけたようなものまで様々だけれど、森博嗣先生、森博嗣博士はどれに対しても謙虚な姿勢で真面目に簡潔に回答していて内容も印象的。森博嗣先生、森博嗣博士のような先生が世の中にもっと増えると、学校に行って授業に出席するのが楽しみで仕方がないと思う学生も増えそうです。 >> 続きを読む
2019/06/16 by 香菜子
司馬遼太郎
色々箴言集を読んできたが、この箴言集の特長と思えるのは、すごく分かりやすいということだ。よくある箴言は翻訳だったり古典的な読み方だったりして、文章としての引っ掛かりや聞き慣れない表現のために「?」となってしまうことが多い。司馬遼太郎さんの場合はあくまでも小説やエッセイの中のワンフレーズを抜粋して、人間というものを要約するような鋭い見方を提示してくれるので、読みやすくスッと頭に入ってくる。ある意味それが災いして、すごく大事な言葉だと思っても頭から抜けやすくなってしまう?のは弊害かもしれない。また、この本を通じて次の小説を選んだということもあった。今後も気が向いたときにパラパラと読める本である。 >> 続きを読む
2016/03/03 by harubou
武野武治
すべてとは言えなが、心に刺さる言葉がある。今をよしとしない姿勢。自分を振り返る姿勢。他人の前に自分を見直す姿勢。多数派を必ずしも良しとしない姿勢。そして、自らを含めて、市井の人々に視点を置くこと。長期的な視点を持つこと。ここからだ。 >> 続きを読む
2017/04/28 by けんとまん
阿刀田高
阿刀田高氏が狂気の笑い“ブラック・ジョーク”をまとめ撃ち。でも、中にはエロ・グロ的なものもあって、結構苦手。著者もあとがきで言っているように、ブラック・ジョークには、甘口と辛口があるようで。私的に言えば、後味が良いものと悪いものがある。一つ一つは、ショートコント風ですぐに読めそうだったのになかなか進まなかったのは悪いものが続くと、消化不良なのか、すぐ胸焼けをしてしまったようで・・・・・結構、読破辛かったでおます。ズバリ・・・・・、「わたい、“ブラック・ジョーク”口に合いませんわ」の巻でおました。 >> 続きを読む
2013/10/10 by ごまめ
この本の名言をご紹介します。***最も難しい戦略的判断は、攻撃ではなく撤退にある。 >> 続きを読む
2013/07/17 by 本の名言
前作は理系大学生の質問を集めたものだが、今回は読者から公募して質問に答えている。森さんも書いている通り前作ほど面白くはないが、引き続き森さんの頭の良さを感じられる。理系の人間はこんな本読まないとか、ふ〜んそんなもんなのねって思ってしまう自分はやはり文系なのだろう。回答に意外と共感できるものが多いのは、理系的な素養もあるのかとも思ったが、まぁそもそもどちらかに偏るってことが稀なのだろうと考え直す。読書ログは相変わらず続巻を同じタイトルで表示するから、2回同じ本を読んだみたくなるのが残念。どうにかならんだろうか? >> 続きを読む
2014/10/31 by freaks004
筒井康隆
読み終えるのに、半年以上かかった本。毎晩、枕下で読んでいたのだが、2、3ページも読めばお眠に。事典を読むという作業、ましてや著者の筒井康隆さんのひねりに捻った、言葉の羅列。一つ読むごとに、頭で考え、オチを知る。その繰り返しに、疲れて、お眠に。442ページの本、日々2~3ページで約150日。計算合いますが、辞典は引くもの、決して読むものではなし。これが、この本の教訓ですな。ちなみに、この本で、じてん【事典】唾棄すべき常識の巣窟。本辞典のみはさにあらず。 >> 続きを読む
2016/12/16 by ごまめ
あさのあつこ
十代の頃の自分を思い出すときがあって、あの頃はありもしない困難を想像して悩んだり、些細な事も重大にとらえて流せなかったりしていた。 「大丈夫、何も起こらないから、安心して、信頼して」と伝えたくても、結局心そのままで身体だけ大きくなってしまって自分がいる。 思えば、学生時代においてとても贅沢なことの一つとして「思い切り悩める」特権がある。 よく心配はするなと聞くけど、また、心配の8割は起こらないと聞くけど、悩める特権がある時は、やはり悩みそのものの為だけに時間を割くことも大事かもしれない。 大人になっては、何事も割り切ることが必要になってくる。 感情を仕事に持ってはいけないとか、解決していない気持ちがあるのに、忙しさで忘れてしまうとか... そう考えると、悩める時間があることは、まだまだ幸せなんだなぁって。 そして、まだ悩める機会があって、悩めるほど大切なものを持っている人は、幸せかもしれない。 >> 続きを読む
2018/02/03 by Moffy
山田一成 , 佐藤雅彦
この本は、毎日新聞紙上で二年間連載された、「やまだ眼」と山田一成(お笑いコンビ、いつもここから)のネタ帳からの構成したもの。山田一成の言葉に、佐藤雅彦が、その奥にある心の真実を分りやすく、まさに解説をおこなっている。落語も笑いも、解説は不必要である。おもしろければそれで良い。でも、佐藤氏の解説には、私たちが気づかない心の心理の奥底を覗かしてくれる。P18とP19を・・・・・・・・。本来良いのかしらと思いながら、この本の、構成スタイルを理解して頂きたいので、あえて全文、掲載します。組み立て式家具の予備ネジ。どうせ使わないだろうけど何か捨てられない。(山田一成)解説ちょっと考えれば、今後使うことがないのは明白なのに、なぜ人は捨てられないのだろう。単に、もったいない、というのとそれは違う。基本的にモノを捨てるのは大抵の人は悪い事と思っている。だから「捨てる」という行為には覚悟が必要なのだ。つまり自分の判断でそのモノを世の中から抹殺する訳だから自分に責任が生じるのである。誰もそんな責任負いたくない。ほんの少しでも使う可能性があるように見えると、それを残しておくだけの理由ができ、判断する義務から逃げられる。【責任回避型貧乏症】と名づけてもいいかもしれない。その証拠に捨てるべきものを正しく捨てるのは元気な時でないとできない。(佐藤雅彦)【責任回避型貧乏症】という言葉、一つで誰もが思い当る心の奥底を言い当てる。佐藤氏の解説で、山田君の笑いが、うわべだけで流れるのではなく、心のヒダに沁みていく。・・恐るべし佐藤雅彦。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・料理した相手を目の前に食べる時は、「おいしい」という言葉は決まっていて、どのタイミングで言うかだけだ。(山田一成)私の妻は、一度も私のつくった料理をおいしくないと言った事は一度もない。ただ、食べるのがいつもより遅かったり、気がつくと少し残していたりする。おいしいというタイミング、ひとくち食べて「おいしい」は無難な感想だが、二口、三口食べた後、つぶやくように、「おいしいな」これは最高。ほんと、おいしい料理ができた時は、何度も「おいしいな」の連発。「どうしたら、こんな風においしくできるん」、おいしい時は称賛の言葉は自然に出るもの。むしろ、おいしくないのを気づかせない、心づかいの時の言葉が難しいですな。(ごまめ)この本、山田さんのコメントだけで解説のないのが、半数以上あるので、じっくり、読者が御自分の心に問うのも愉しいのでは・・・・。まずは、立読みでも、書店でご覧あれ・・・でおます。 >> 続きを読む
2013/05/19 by ごまめ
北山葉子
図書館で借りて、娘に欲しいとせがまれ、購入しました(*´艸`)☆ 辞書のように、『あいうえお』順に、犬について色々書かれています。 例えば、 『いぬごや』 一戸だて、ワンルーム。バス・トイレ・キッチンなし。 戸や かぎも ついていないばあいが おおい。 終始 可愛らしい一冊です♪ >> 続きを読む
2015/06/12 by こたろう
突然ですが、皆さんが今座っているのは『イス』ですか?本当ですか?よく見てください。それは『イヌ』ではありませんか?ほら、背があって前足・後脚…あっ!! これはそんなドジなあなたに送る『イス』と『イヌ』も見分け方の本です。イラストとちょっとした文章で描かれているので、とても分かりやすいです。もちろんお子様がこれから間違えないように、勉強用としても最適な良書となっております。「いや、さすがに分かるよ~」とまだおっしゃられるあなた! ”イスも イヌも 本では わからない。 イスは すわってみないと わからない。 イヌは くらしてみないと わからない。”(本文P84より抜粋) この本も、読んでみないと面白いかは分かりませんよ? 素直なお子さんより、忙しい大人の方が案外こういうの好きかもしれません。私は大好きです。 >> 続きを読む
2014/07/14 by foolman
【わん、わん、わん】 どんな本か?というと、冒頭の紹介文を引用しましょう。 「この辞典は、 犬と人が ことばを とおして より うまく りかいしあうために つくられたもので、 犬が まちがえやすいことば、 にちじょう よく みみにすることばを ちゅうしんに まとめてある。」ということです。 タイトルや、この紹介文からして、例えば犬の「わん」という言葉は、人間の言葉で言うと○○という意味であるというような辞典ではないかと想像しますが、そうではありません。 むしろ、人間のとある言葉について、人間(これは、大人と子供に分けてあります)と犬はそれぞれどういう時に、どういう対応(?)をするのかというようなことがまとめられている本なのです。 ちょっと分かりにくいですね。 例を書いてみましょう(本書からの引用です)。【しり】 子供はだすが、大人はかくす。犬はかぐ。【すてる】 大人はすてるものはすてるが、子供はすてるものもすてない。犬はすてるものはないが、すてられたりする。 こんな感じです。 いわば、A・ビアスの『悪魔の辞書』の人間、犬対比版のような感じでしょうか?(あんなに毒はありませんよ)。 大変可愛らしいイラストが添えられた辞典で、いや、むしろ辞典の体裁を取った絵本というべきでしょう。 犬のイラストとしてはポチが書かれていますがポチは大変愛らしいです。 概ねにやっとできるのですが、『すてる』の項目にあるように、言葉によってはちょっとしんみりしてしまうような解釈が載せられていたりもします。 ちょっとした時間にぱらぱらしてみると、犬好きの方は幸せになれる本ではないでしょうか? ちなみに、本書は、『ポチ監修』となっております(微笑)。 >> 続きを読む
2019/11/14 by ef177
堀文子
166ページ: 自力で生き抜いてきた名もなき雑草たちの姿には、無駄な飾りがない。生きる為の最小限の道具だてが、侵し難い気迫となって私の心を打つのだ。 >> 続きを読む
2015/03/19 by Neo*
日本テレビ放送網株式会社
日テレの「深イイ話」の3行ラブレターのコーナーが好きです。小田和正の「言葉にできない」をBGMに、片思いだったり、彼氏と彼女だったり、新婚さんだったり、長年連れ添った夫婦だったりの3行ラブレターの朗読なのですが、不覚にも(?)じーんときて泣いちゃいます。昨日たまたまテレビを付けたらまたちょっとだけやっていて、この企画が本になっているらしく(昨日はパートⅡの告知でした)、気になるので本棚登録です。でもやっぱりあのBGMと朗読だから良い気もするので、本だとどうだろうなぁ… >> 続きを読む
2012/07/03 by ただひこ
別役実
あの「淋しいおさかな」の作者、別役実さんの本。図書館のリストで見つけたので、早速取り寄せて読む。従来のことわざ辞典とは異なり、一つ一つが落語のオチに使えるぐらい笑える。例えば【えんはいなもの】えんは、「縁」ではなく「円」であり、【うえにはうえがある】のうえは「餓え」。【かおにどろをぬる】とは、「泥パック」による美顔術である。とすると【げいはみをたすける】では分かりますよね、むろん「芸」ではなく「ゲイ」。【とうかくをあらわす】は、選挙用語で「当確」。【ときはかねなり】のトキは、国際保護鳥の「朱鷺」。と、珍説明のオンパレードで愉しめるが、一転してまえがきとうしろがきでは真面目に書かれている。「ことわざ」が日常の中で口にし耳にし伝えられてきたもので、文字に置きかえて伝えられてきたものとは、いささか様相が違う・・・・と。その文字として意味を固定することによって、口承によって伝えられてきた遊びの部分がそぎ落とされてきたのではないか・・・と。そういう意味で、この本は言葉本来の口承によって話された時の勘違い集である。丁度、文庫本も出ているようなので、買って手元に置いときたい本ですな。 >> 続きを読む
2013/10/20 by ごまめ
村上春樹 , 糸井重里
安野光雅
芥川 龍之介
カテゴリー"箴言、アフォリズム、寸言"の書籍一覧 | 読書ログ
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